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541 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 21 53 01.56 ID UqfxTpV/o [8/17] 結局、それからもしばらく嗚咽やすすり泣きを繰り返す哩 煌は使われていない事務所の会議室に移動し、ただじっと哩の気持ちが落ち着くのを待った そして10分程が経ち、ようやく哩は会話ができるレベルに落ち着いたのだった 哩『……アレは、冬休みに入る前のこつやった』 煌「はい」 哩『いつもん同じ、部室で麻雀を打って――」 ~~数ヶ月前 新道寺~~ 姫子「……」ボーッ 哩「これで引継ぎは終わりやね。後のこつ、任せたとよ」ポンッ 美子「期待しとうよ」ニコ 仁美「姫子がいれば安心できるたい」ズゴココ 姫子「……はい」ポワー 哩「姫子? 何をボーッとしとうぞ?」 姫子「え?」キョトン 仁美「聞いとった?」」 姫子「……」コクッ 三人「??」 . ´ / / \ニ\ \ ΛУ /i{ i| | \ \ ∧ ,./ / / レ八 「゛ー__\ \ \ハ // / / ‐__′ \| x庁示 、ト、 〉 \ト / / |i /ィ竹冬 ∨ソ' | ∨ \ \ ヽ />/ 八;ハ 乂ソ , /i/i/i レ⌒ヽ \ } // 〃. / | ./i/i/i 人 . ノ ′ ( /; ;/ |i . v´ ) ,.イ´ | \ \ | / { / |i 込、 ,イ l ;| ハ } 〕 l { / ,八 > _,. |_ /l/ }/ | / ∨ \ トミ _;〕__,.,イ´ ̄〉=─-ミ }/ ヽ} __,ノ УΛ / -‐= 〈/⌒ヽ_/⌒ / {⌒// ./ / /′ / Λ / / / / ___∧ / / ノ' //ニニニニハ 姫子「あっ……」ビクッ 哩「え?」 姫子「ふぁ、こげんあってどないすっと……♪」ボヤー 美子「これって……」チラッ 哩「いや……私はなんもしばっとらん」 仁美「ばってん、姫子の様子は――」 姫子「あははっ」キラキラ 三人「……」ゾクッ 551 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 22 08 57.93 ID UqfxTpV/o [9/17] 姫子の様子がどこかおかしい それにはこの場にいる全員が気づいていた しかし、当の本人がこうでは話を聞くに聞けない どうしたものか そう三人が悩んでいた時だった 姫子「あ、部長」クルッ ふと、姫子が言葉を発した 先ほどまで恍惚を抱いて一人笑っていた姫子が、急に真剣な表情で話しかけてきたのだ 哩「?」 姫子「今から打ちとうなかですか?」 哩「え?」 姫子「私は今……打ちたいんです」ゴゴゴッ 三人「!?」 哩「(こいは、なんぞ……?)」 哩は姫子のことをよく知っている それこそ、友情などという生半可な言葉では推し量れない程の信頼を交わしあっている自覚もある それでも そんなに信じきっていた後輩であるにもかかわらず 哩「(こげん女――知らん)」ビクッ 姫子「さっきから調子がよかとです。今なら――」クスッ 哩「……」コクり 経緯や理由など知ったことではないが、目の前の少女はどこかおかしくなってしまった ここは先輩でである自分達がなんとかしてあげなければ 哩「二人も、そんでよか?」チラッ 仁美「勿論よか」コクッ 美子「……」コクッ 残る二人も、姫子の尋常ならざるオーラに気づいている だからこそ――三人は結託した 姫子「そいじゃ、用意しますね♪」カチャカチャ 三人「(きゅうを据えたる!)」キッ いくら姫子が高い雀力を持っていても、この三人には及ばない まして、切り札のリザベーションを使えない状況なのだ 哩「(任せときんしゃい、私が必ず――)」 哩の手に力が篭る 既に部長では無いが、最愛の後輩をこの手で救い出すことを誓う 姫子「さぁ、打ちましょう」ニッコリ そして、サイは振られた―― 552 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 22 23 40.15 ID UqfxTpV/o [10/17] 方言に違和感あってもゆるしてくらはい ~~アクセル1~~ 煌「そ、そんなことが――」 既に新道寺を去っている煌だけに、この話はかなり心苦しいものだった かといって、自分がいて姫子の違和感に気づけたとも思えない 結局自分は―― 煌「それで、結果は?」 マイナスへ傾く思考を必死に折り曲げ、哩へ尋ねる 結果は見えているだけに、深く意識もせず だが―― 哩「……完敗やった」 帰ってきた言葉はまるで想像と違うものだった 煌「へっ?」 哩「東一局、姫子の親で全員が飛ばされたとよ」 煌「は?」 哩の淡々とした言葉に煌はただ困惑する 自分は先輩達の強さをよく知っている、無論同様に姫子の強さもだ しかしそれを踏まえても、姫子が勝つ姿を想像できない それこそ、リザベーションを使えない状態では万に一つも―― 煌「……もしかして、ですけど」 煌の中で思い浮かぶ一つの可能性 それがありえないということは重々承知している だが、それでも聞かずにはいられなかった でなければ――姫子が勝ったという事実は存在しないであろうから 煌「リザベーションを……?」 哩「確証は無いけど、確実に使っとった」 煌「……確証は無い?」 後者は予想出来たことゆえに戸惑いは無い だが、前者はどういうことだ? 確証は無い なぜ? リザベーションは二人で一つの力 哩と姫子の絆の力 ならば、発動すれば哩にも分かる筈 事実、哩が用意しなければ発動のきっかけすら無いのだから 煌「それはどういう……」 哩「花田。私はもう――」 携帯を握る手を、一筋の汗が流れていく そして、その水滴が地に吸い込まれていくの同時に―― 哩「姫子と、繋がっとらん……」 哩はそう告げた 561 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 22 36 13.87 ID UqfxTpV/o [11/17] 558 その詳しい説明は大分先になるからちょこっと補足 京太郎がアイドルとして活躍する→姫子がキーゲット 姫子のナカは京太郎のキーでいっぱいだよぉ……ふぇぇ 今はこうなっとる(震え声) 【一方その頃 ファミレス】 霞「ふぅ、疲れたわね」 京太郎「今日は霞さんのお陰でいい刺激になりました」 霞「あら、嬉しいわ」ニッコリ あれからまっすぐ事務所への帰宅を目指していた京太郎達だったが、 お昼がまだだったこともあり近場のファミレスに立ち寄っていた 京太郎「何か食べたいものあります?」 霞「まだ決めてないのだけど、オススメある?」 京太郎「そうですね。それでしたらこれとか――」エヘヘ 霞「ふふ、美味しそうね(アナタが)」ジュルリ ボイ-ン 京太郎「でしょう?(やっぱり霞さんのおもちは最高だぜっ!)」チラチラ 二人共、普通の会話をしているように見えるが心の内はどちらとも卑猥である そんな二人の関係を知ってか知らずか、周囲は騒ぎ出す ヒソヒソ イケメンヨー カッコイィィワァァ スガキュンニニテル オンナチチデケェナ モミシダキテェ ビナンビジョバクハツシル ザワザワ 京太郎「(騒がしいな)」 霞「(ま、当然ね)」 アイドルとしての自覚がいかんせん足り無い京太郎である 566 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 22 51 28.18 ID UqfxTpV/o [12/17] 結局、いろいろ悩んだ末に京太郎はガッツリステーキランチを、霞はシーフードパスタを注文した 煌の節制メニューの束縛で京太郎はあまり肉を食べられていないからだ 霞「怒られるわよ?」 京太郎「うぅ、見逃してくださいよ」 霞「ふふ、考えておくわ」lクスクス そして、十数分ほどで京太郎の念願のステーキは届いた 京太郎「うまうま」ムシャムシャ 美穂子が肉を出してくれるようになったとはいえ、彼女とて馬鹿ではない 京太郎のアイドル活動の支障にならないように、しっかりメニュー管理を行っているのだ 肉付きの京太郎の為に適正量を越えないギリギリのレベルでしか出してくれてはいるのだが、それでも少ないものは少ない 京太郎「うまうまぁ」ガツガツ そんな久しぶりの肉を前にして、いささか京太郎の食い方は荒くなっているようだった 霞「もう、顔についてるわよ」スッ ガタッ 京太郎「!?」ドッキィーン 京太郎の顔を拭こうと、霞がテーブル越しに京太郎に迫る 前のめりになるように――抱きつこうとでもするかのように ムニュンッ♪ 京太郎「(ほ、ほわぁぁ!? テーブルでおもちが!? おもちGAAAAA!?)」 当然そんな体勢を取れば霞の豊満なおもちはテーブルに押し当てられる それも、むにゅむにゅのふにょふにょに変形して 京太郎「(さ、触りてぇっ!!)」ゴクッ 目の前でパァァリィィしてるおもち それも超上級の特殊おもち この世界においても三幻パイと呼ばれる至高のおもち その中でも最もデカイとされる霞のおもちが目の前で翼神竜してる これにはモラルが高い京太郎でさえもバイサーデスしてしまいたくなる それどころか京太郎のドリラゴで霞のおもちをラヴァゴーレムにしたいくらいだ 京太郎「あ、あぁっ……」ガタガタ 霞「あぁもうっ。動いちゃダメでしょ?」クスッ ムニュムニュンッ プルルルンッ♪ 暴れる おもちというなの闇が、京太郎の心をどす黒く支配していく 京太郎「……」ボーッ まるで、振り子の5円玉を眺めているかのようにおもちから眼を離せなくなる この時京太郎の意識はもう――風前の灯であった 霞「(さぁ、堕ちましょう?)」ニヤリ 京太郎「あ、あぁっ……」ブルブル ついに誘惑に負け、心をおられた京太郎 その右手が霞のおもちへ伸びる―― その時だった 571 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 23 08 13.89 ID UqfxTpV/o [13/17] ガシャァァァァァァァンッ!!!!! 京太郎「はっ!?」ビクッ 霞「きゃっ!?」ビクッ 店内全てに響き渡る程の大きな音が鳴り響く 数十枚もの食器が同時に割れた音のようだった ザワザワ ガヤガヤ 京太郎「な、なんだぁ?」チラッ 慌てて京太郎が視線を向けると従業員らしき人物がしきりに頭を下げている どうやらスタッフが洗い終えた大量の食器を裏に運ぼうとして割ってしまったらしい 京太郎「うわぁ、100枚近くありそうだなぁ」 霞「こっちまで破片飛んでないかしら?」 京太郎「……」 手伝いに行こうか悩む京太郎だったが、下手なことをすれば自分の存在がバレてしまう可能性がある 仕方ないのでここは黙って見過ごそう そう思っていると一人の少女が席を立ち、フラフラとその食器の破片を広い始めた ?「……」 スタッフー「あ、ありがとうございます。元はといえば私がアナタにぶつかったのが原因で――」 ?「別によか。そげなこつよりもはよ拾わんね」ヒョイ スタッフー「は、はいっ!」 ガヤガヤ 京太郎「へぇー、いい子だなぁ」 霞「そうね」 こちらからはよく見えないが、後ろ姿はとても可愛い それに、どうやらスタッフはあの子にぶつかって食器を落としたと言っていた 自分も痛かっただろうに、それを気にせずスタッフを手伝うなんて…… 京太郎「天使みたいな子だ。いいよなぁ、ああいう子」ホクホク なぜだが京太郎は無性に嬉しくなった この世界で優しさを一つ見つける度に、胸がはちきれんばかりに気持ちよくなるからだ ?「んっ!?」゙ビクン しかし、霞の考えは違った 霞「(そもそも、席に座っていたあの子がどうしてスタッフと?)」 従業員とて馬鹿じゃない あれだけの食器を運ぶ時には注意していた筈 ならば、なぜ? 本当に事故なのか? それとも―― 霞「天使ねぇ……。でも、私にはあの後ろ姿はまるで――」 京太郎「?」 霞「悪魔に見えるわね」 ?「……」クスッ 575 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 23 19 43.02 ID UqfxTpV/o [14/17] そうこうしている間に、他のスタッフや周りのお客の手伝いによって騒動は集結した そんな微笑ましい光景を遠巻きに見ながら、京太郎は次々と肉を頬張っていた 京太郎「ふーっ、ご馳走様でした」ポンポン 霞「いい食べっぷりね」クスクス 京太郎「こんなに肉食べたの久しぶりですよ」エヘヘ 霞「ふーん。じゃあ、もっといいもの食べてみる?」 京太郎「え?」 霞「さっき……これをチラチラ見てたでしょ?」ムギュッ 京太郎「!?」 そう言って、霞は自身の右おもちを持ち上げる 自分の【胸】を【掴んで】持ち上げるなど……72には分からぬ境地とはこのことだろう 京太郎「な、なぁっ!?」パクパク 霞「触りたいんでしょう? ふふ、アナタになら……」ススッ 京太郎「……//」カァァァ これは霞の冗談だと京太郎は思っている しかし、そう割り切ってもどうにもできない なぜなら霞は本気だから 本気で京太郎を堕としにきているのだ 京太郎「(ここは、自分でどうにかしなければ――)」 考える 霞の冗談をいなし、自分のペースに持っていく方法を そして――頭の中にある言葉が思い浮かぶ ~~??「発想を逆転させるんや、京太郎君!」~~ そ れ だ! 京太郎「(俺のホーンが反応するのは、そうすれば気持ちよくなるからだ)」ゴクッ つまり、もし【俺が何も感じない人間だったら】 霞さんのおもちに価値はない そうだ、この問題の解決方法は―― 霞「さぁ、触って――」 京太郎「……」 _ / ミノ三ミヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / /三ミ}彡⌒\\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\| | / 厂^^¨¨¨¨¨^^} ヽ\ | || な | /} /‐- _,, -┤ \{ | 触. || い | }/ ノ==ミ ヽ ,==ミ{ \ { | る. || で | / ≪丁丁 } 丁丁≫ ミ=- | わ. || し | /Ⅳ  ̄ }  ̄ }^!\{ | .け || ょ ニ=- /人{ 〈 }/ \ -=ニ || | } 从 __ 八{\{ | |\_____/ }/ \ ´ニ` /}/ \_____/ }/ }\ . イ{ハ{ __/} `¨´ { /{ \ /}\ ※外出変装中の京ちゃんです 自分自身が、不感症となることだ 582 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 23 30 32.32 ID UqfxTpV/o [15/17] 霞「え? いやでもさっき……」 京太郎「触るわけ、ないでしょ」 霞「触りたいのよね? ほら」タユンッ 京太郎「触るわけ」 霞「!?」 京太郎「無いでしょ」ズバッ 霞「かはっ!?」ガクッ バタンッ 霞「あぁっ……そんな」チーン 京太郎「……めでたい人だ」フッ 霞「」ブクブクブク こうして、自身の最大の武器を使っての攻撃すらも京太郎に防がれた霞 本当はギリギリの戦いだったのだが、もはやそんなことはどうでもいい 戦いに敗れた霞の中にある想いはただ一つ 霞「(あぁ、素敵……ますます私のモノにしたくなっちゃう)」ジュンジュン 京太郎「……(危なかった)」ドキドキ 霞「(絶対に次こそは……ふふふっ)」ニマリ 京太郎「っ!?」ゾワッ 585 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 23 44 10.80 ID UqfxTpV/o [16/17] その後は他愛の無い談笑を繰り返し、ドリンクバーで時間を潰す二人 そうこうしているうちに、時計の針は大分進んてしまっているようだった 京太郎「そろそろ出ましょうか」 霞「そうね。もういい時間だし」 肉と飲みすぎたジュースでお腹が重たいのを感じながら、京太郎は苦笑する 思えば、こうした食事をするのはいつ以来だろうか? 京太郎「ふふっ」 霞「? どうかしたの?」 京太郎「あ、いえ。こういうのって、やっぱりいいなぁって」 霞「そう?」 京太郎「はい。なんだか普段と違って新鮮というかなんというか」ウーン 上手く言葉で言い表せないが、それでもいい ただなんとなく、このなんともいえない空気が京太郎は好きだった 京太郎「霞さん、もしよければですけど」 霞「何?」 京太郎「また、こうして一緒にファミレスに来ませんか?」ニコ 霞「……勿論よ」ニッコリ そして、二人は会計を済ませる為にレジに向かう その時だった 霞「あっ」ヨロッ 普段履きなれていない高めのヒールを履いてきていた霞 そのせいでバランスを崩してしまったのだ 京太郎「おっと、危ないですよ」ガシッ 慌てて京太郎が霞の手を掴む そのお陰で霞は点灯せずに済んだ 霞「あ、ありがとう……//」カァァ 京太郎「お、そうだ!」ポンッ 霞「え?」 京太郎「(さっきの仕返しをしよう)」クスッ そこで、京太郎は何を思いついたのか突然霞の目の前に跪く その姿はまるで――主君に仕える従者のようだ ザワザワ ナニアレー ケンカー? ドユコトー? 霞「な、何を!? 周りが見て――」アタフタ 京太郎「先ほどのようなことが再びあれば、この心は張り裂けてしまいます。だから――」 霞「えっ? えっ?」オロオロ そう言いながら、霞の手を引き――そっと手の甲に口づけを交わす 京太郎「エスコートさせて頂けませんか? お姫様」ニコッ 霞「~~~////」ボシュゥゥゥゥッ 590 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/20(月) 23 56 46.99 ID UqfxTpV/o [17/17] 京太郎「……」ジッ 霞「あっ、えと、その……//」 あまりの衝撃に戸惑う霞 それは無理も無い、これまでこのような扱いを受けたことがないのだから どちらかと言えば自身が従者 あの子に仕えることが自分の使命なのだ しかし、これはなんなのだろう? 京太郎に特別扱いをされた瞬間――体全体を駆け巡っていった衝撃 私の大切なあの人はこれまで、ずっとこのような感覚を味わっていたのだろうか? 一人だけ、ずっとずっと姫様と呼ばれ―― もし、自分が須賀京太郎を手に入れ……あの子に捧げたとして 彼女はそれから先、ずっとずっと―― 自分一人だけ京太郎にこのような扱いをして貰えるのだろうか? 霞「……」 その時、これまで須賀京太郎に関わってきた石戸霞に……初めて【その自覚】が沸いた 自らの胸を渦巻く、どす黒いモノ 初めて会った時から、今に至るまで 日に日に増していく感情 それが、石戸霞の体を少しずつ、だが確実に塗り替えていく 友情 信頼 尊敬 そういった想いで彩られていた霞の心のキャンバスはいつしか 霞「(嫌……小蒔ちゃんに……京太郎君を、渡したくない)」ズキッ その絵の具の名は―― 霞「(小蒔ちゃんばっかり、ずるいわ……)」ズキズキ 嫉妬 神が与えし七つの大罪が一つが今……霞の中で芽吹いたのである 京太郎「……霞さん?」 霞「え?」 京太郎「どうしたんですかボーッとして」 霞「あら、やだ。ごめんなさい、ちょっと舞い上がっただけよ」ウフフ 京太郎「あはは、俺も演技成長してるんですよ!」フンス 霞「ええ。私のお陰ね」クスクス 楽しい 須賀京太郎と一緒にいる時は、今まで生きてきた中でも最高に気分のいいものだ なのに コ レ ハ ジ ブ ン ノ モ ノ ニ デ キ ナ イ 597 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/21(火) 00 08 52.00 ID cSyuxWAzo [1/10] 霞「……(花田さんが麻薬のようにハマるわけね)」クスッ 受け入れてしまえば、なんてことはない そもそもただ気づいただけなのだ 元々、霞の行動は脱線しかけていた 定められたレールを外れ、違う道を突き進んでいたのだ 霞「(でも、それがどうかしたの?)」 道が間違っていることには気づいた でも、それは自分がその先に進みたいから選んだ道 レールの先に……私の望む未来は無いのだから 京太郎「さぁ、行きましょうか」 霞「あ、待って」 ギュッ 京太郎「え? どうしたんですか?」 霞「……また転びそうになったら怖いわ。だから――」 サワッ 霞「ねぇ、いいでしょう?」 京太郎「……はい! エスコートさせてください!」ニィッ ヒューヒュー パチパチ モゲロ ワーイカップルゥゥ 途端に喝采が上がる 聞き耳を立てていた周囲の客のようだ 京太郎「あははっ」 霞「もうっ、早く行きましょう」 京太郎「そうですね」クスクス お互い満更でもない様子を見せながら、レジへと脚をすすめる 勿論、互いに手を繋いだ状態で ぎゅっと、離さないように ?「……」 そして、そんな様子を ?「……」ザクッ 一人の少女が恨めしそうに―― 子供「ねーままー、あのおねえちゃんフォークをおにくにさして――」 ママ「しっ! みちゃダメ!」バッ ?「……」ザクッザクッザクッ ザクッザクッザクッ ザクッザクッザクッ ザクッザクッザクッ ザクッザクッザクッ ザクッザクッザクッ ザクッシャアザクッザクッ ザクッザクッザクッ ザクッザクッザクッ ザクッザクッグフッザクッ ザクッザクッザクッ ザクッザクッザクッ ただ、眺めていた 607 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/21(火) 01 11 11.27 ID cSyuxWAzo [3/10] 【アクセル1】 結局、京太郎と霞が事務所に戻ったのは夕方近くだった 当然その頃にはスタッフ勢も全員復活しており、落ち着いた様子で各々の仕事をこなしている しかし、そんな中でただ一人 煌「……」 花田煌の表情だけは浮かないままだった ~~~ 煌「そんな……嘘ですよね?」 哩『嘘やったら、どないよかか……』 その言葉に煌はただ戦慄した あの固い絆で結ばれた二人が、今はそうでない あくまで能力だけの話だが、とても信じたくない事実である 煌「あの、それで私はどうすれば……?」 哩『花田に連絡したのはただの確認やった……』 煌「確認?」 哩『実は今、姫子は東京におる』 煌「えっ?」 哩『親に書置きだけ残して、もう一週間帰ってこんとよ」 煌はただ唖然とするだけだった あの姫子が今東京にいる それは凄く嬉しいことの筈なのに、今はとてもじゃないが喜べる状況ではない 哩『ばってん花田に会いに行ったかと思うとったんやけど……』 煌「いえ、私は会ってません」 哩『……そう』 煌「でも、必ず見つけ出しますから!」 哩『!!』 煌「大丈夫です。こう見えてこっちでの友人は多いんですから」 勿論、その言葉に偽りはない だが……この広く、人の多い街で一人の少女を見つけ出すことがどれだけ大変か それこそ、不可能に近いことだ 煌「だから、部長は安心してください」 しかしそれでも、煌は任される それが、自分を頼ってきた哩への…… 哩『花田……あいがとね』 煌「お礼はまだ早いですよ」フフッ ~~~ 煌「(とは言っても、どうやって探せば……)」ウーン 609 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/21(火) 01 22 11.53 ID cSyuxWAzo [4/10] 竜華「アクション?」 京太郎「はい。スーツアクターの人にカクカクシカジカ」 竜華「へぇ、凄いやん!」パァァ 京太郎「えへへ」ヤーリィ 竜華「うちも賛成やけど、ただやっぱり怪我は少し怖いなぁ」 宥「アクションって大変なんだよね?」 玄「京太郎君は無敵なのです!」ドヤァ 久「そんなわけないでしょ」 透華「私は反対ですわね」 菫「私は構わないが……」 はやり「うーん♪ 微妙だねー」 それぞれ大なり小なり、京太郎の強さは知っている こう見えて須賀京太郎は、山の神である斉天大聖に散々ボコられて生きてるような男なのだ しかし、それでも心配なものは心配だ 京太郎「俺、絶対にやりたいんです!」 竜華「……花田さんはどう思う?」 煌「……」 竜華「花田さん?」 煌「え、はい?」 竜華「聞いてへんかった?」 煌「あ、いや! 聞いてましたよ! あはははっ!」アセアセ 久「それなら、どう思う?」 煌「え、えーと?」 全員の視線が煌に集まる 元々京太郎の肉体改造の担当は煌なのだから、彼女の意見に従おう というのが大多数の考えだった それゆえに、煌の言葉には相応の重みがある筈なのだが…… 煌「だ、大丈夫ですよ!」アハハハ 煌は取り敢えずごまかす それが、割と重要な話し合いを左右するとも知らずに 竜華「決まりや」 京太郎「お、おお! やった! やったぞ!」ワーイ ? / ヽ __/ ∧ | l. / ′ l ⌒ / | |⌒ | rト / . /| .| ./ !八∧ .| 圦 \ ! V 从 Yんハ んハY ./ ハ . \ ∨弋 ソ 弋 ソノ/≦.ノ } \ >ハ ,,, ' ,,, < /  ̄ ト (ヽ イ > ./ r ≧ -<、  ̄ ̄ / ̄| \ ノ |\ 煌「??」 610 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/21(火) 01 36 02.89 ID cSyuxWAzo [5/10] 結局、煌の意見により京太郎はアクションに挑戦することになった だが万が一のことがあっては大変なことに代わりはない 未だに不安に思っているスタッフも多いようだ そこで、竜華がアイデアを出した 竜華「京太郎が怪我をせんのが一番ええけど、してもええように保険をかけるんや」 美穂子「保険ですか?」 竜華「せや。京太郎君にはとっておきの知り合いがおるやろ?」 京太郎「知り合い……あっ!」 そうだ 幾度となく俺のことを救ってくれたあの人 黒衣の医者さえいれば…… 京太郎「電話してみます」ピポパ 透華「知ってますのね」 京太郎「先生の奥さんから貰ったんですよ、名刺と一緒に」 ガチャッ BJ『もしもし』 京太郎「あ、どうも先生! お世話になってます!」 BJ『またアンタか。今度はなんだ?』 京太郎「実はかくかくしかじかでして、先生に俺の体調管理を――」 BJ『断る』 京太郎「」 BJ『なんで私がお前さんみたいなアイドルの面倒を見なければならん』 京太郎「確かにそれは……」 BJ『大体私は高いぜ? そうだな、その条件を飲むには一日1億でももらわないと』 京太郎「」 BJ『そういうことだ。悪いがここいらでは失礼させてもらう』 京太郎「はい、いきなりすいませんでした」シクシク BJ『……一人だけ心当たりがいる』 京太郎「え?」 BJ『まだ医師免許を持っていないが、腕はそこいらの医師より上。おまえさんに年齢も近い』 京太郎「そ、そうなんですか?」 BJ『……気が向いたら、そいつをお前さんの事を伝えておくさ』 京太郎「はいっ! ありがとうございます!」 BJ『……』 ブツッ ツーッツーッ 竜華「どやった?」 京太郎「先生はダメでしたけど、代わりの凄腕を紹介してくれるそうです」グッ 透華「(あのBJ先生が知り合いを紹介だなんて、裏がありそうですわね)」ウーン 613 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/21(火) 01 47 32.65 ID cSyuxWAzo [6/10] ~~岬の家~~ ドタタタッ 少女「ちぇんちぇー! 誰かららったのよさ」 BJ「あの須賀とかいうアイドルさ」 少女「キャー! 須賀君! アッチョンブリケ!!」 BJ「今から電話する。少し静かにしててくれ」 少女「はーい! なのよさ」 プルルルッ ガチャッ ?『はーい』 BJ「私だ、BJだ」 ?『あ、先生。お世話になってますー』 BJ「お前さん、確か今年は東京に出るとか言ってたな?」 ?『はい。先生達が遠いので、それがええかなぁーって』 BJ「そうか。それでなんだが……」 ?『?』 BJ「修行にうってつけの相手を見つけてな」 ~~~~ 竜華「これで安全面はクリアーや!」 京太郎「わーい!」 霞「後は演技力ね。動きながらのセリフは大変よ?」 京太郎「はい! なんとしてもモノにしてみせます!」メラメラ ガンバレー ヤッタレ キョウタロウクンカッコイイノデス ダイスキー 京太郎「それじゃあ早速演技のレッスンを――」 竜華「おっと! その前に京太郎君、明華さん!」 明華「はい?」 京太郎「なんですか?」 竜華「二人には、大事な話があるんよ」 京・明「「大事な話?」」 ザワザワ 竜華「ふふっ、今回のライダーの仕事やけど……実は」 京太郎「実は?」 竜華「歌の仕事も入っとるんやー!!」バァァァン!! 京太郎「な、なんだってー!?」 明華「あら」 617 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/21(火) 02 03 22.51 ID cSyuxWAzo [7/10] 京太郎「あっ! もしかしてEDとかですか?」 竜華「せや。キャラソンとかもあるみたいやし、面白くなりそうやん」メラメラ 明華「ではこれまで通りのレッスンを続けて――」 竜華「あ、そうそう。明華さんも歌うて貰うから」キッパリ 明華「……はい?」キョトン 久「それって、どういうこと?」 京太郎「え? 俺と一緒の曲を歌うんですか?」 その場の全員が首をかしげる 竜華の言葉の真意がわからないのだ 竜華「ちゃう、京太郎君はED。そして明華さんには……」 明華「私には?」 竜華「OPの仕事が来とる!!」バァーン 明華「」 京太郎「ノーフィアー! ノーペイン!」 菫「レディトゥゴー! カウントゼロー!」 はやり「ユメヨオドレー♪ コノホシノモトデー♪」 透華「イーマーヒトリヒトリノムネ(72)ノナーカー♪」クッ 竜華「主題歌を歌ってもらう!」キリッ 明華「はい、分かりました」ケロッ 京太郎「アイエエエエエ!?」 久「うるさいわよ」 京太郎「いやいや! なんで明華さんがデビューしちゃってるんですか!?」 竜華「うちもそれ不満やったんやけどなぁ、京太郎君がOPやろ! って」 京太郎「いやいや、そこでじゃないですってば! ねぇ、明華さん!?」クルッ 明華「これが歌詞ですか? 楽譜はこれで」ヨミヨミ 美穂子「かっこいい曲ですね」 京太郎「聞いてねー!?」ガビーン 618 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/21(火) 02 07 20.45 ID cSyuxWAzo [8/10] 菫「相手方からの要望なのか?」 竜華「そう。どうしても明華さんを主題歌に起用したいって」 京太郎「へ? そうなんですか?」 竜華「事務所としてはこれっきりのつもりやけど、本人がアレやからなぁ」チラッ ,... '.´へ\ ,..-、____ //'"´ ̄ ̄´ ̄`ヽ、ー-、ヽ、 _// / / ハ 、 \ ヽヽ ,..-‐==ニ二ノ / / / }.i i i 、 ゙、 ヽ、`ヽ / _,... '´,..イ // / ,イ} }.! |.ハi i ゙、 ゙、\ し,.... '´,... ',.イ {! i.ハ .ハハ {´` !ハ ハ|_ !ハ ゙、 ij、 ヽ、 /-‐'"_イ .//λ { i′-、!j__.,, } / _!.`トjハ }、 i | 、 i /'"/´ //i // i`! |  ゙̄` レ .. jハi ハ|i }ノ| ヽ .! { / // レ//^|! | | ヽ=,、/ 人.| }ハ.! リ. {( //{ |! i 、_|!. | | r―-.、 {ィ''" | !| !| nf h i ! / / ! V //!|. i| ! `V ハ 、!|| リ f | .|. || ゝ' / / \V/ |.| .| |\ `ー-'′ ノ i iリ i i | || / / __./_ )メ .!.| .! !. ` 、_ ,..イ i i | i i ! | .! / /,. ┴\\、 ̄ヽ!| トi | `T ´| | i i | ./ |'" / / '" .\\、 | | .i !、 〈-、 | | i i | / i}./ / ヽヽ!\、!ト、.| ! \_,..---、 \_i! 丶 丶゙、 / / / /=\ i . . ..V . . . . .!|/i ! ̄ ̄`ヽ┴-、  ̄`ーn、丶.゙、 / /.,ハ∠===、 \ . . . . | . ,. -'|.! i | __ 、\\ ノハ`ヽ. ゙、 i /}'( / \ ヽi );..-'" .!.! _,!.!'"´ \\) `ー'=''",ノ. . . . .\ / /ヽ/ _,..-‐''"´ ,.リ'" || ヽ ヽ' ̄ ̄\ . .`rー-.、 / /./,.. '" / ノ リ ヽ 丶 ヽ / i / /'" / |ヽ ゙、 i 、 i /´\! / / /i | i ヽ i y' /'"_,.、ゝ, ,.. '′ ./ _,...ィ'''" / i | | \.ノ / /' / \ ,... '"´ / 、_,. '" / / | | ト、-、 .V / / / // / ,.イ ! . i 、\\/7、 {、 / / ,..イ / /ハ . .. | `i 、`'" .ハ、_>、 // / ノ/ / ! i | |iイ . | |\\ /./ // i! .ノ ... i. | / i!゙、 ゙、 \\_,.ィ′ // |/ リ .! / ハ ゙、 ゙、 \ ヽ ゙、 i ! / ー===、 ○ } V / |.| ゙、 ゙、 | \ 丶゙、-、 ! | / / ! / | | ゙、 ゙、 ! ヽ! ト、丶. | .| / / | / ! | ゙、 ゙、! ゙、 ゙、 \\ | | ノ 7ー--、 / V / ! .! ゙、 ! ゙、 i \\ | !/ / / \ / ヽ V | | ゙、 | i .| ヽ丶 明華「風に捲られ~たカード♪ 占う~ように笑う~♪」キラキラ 一同「「「「メジャーデビュー決定!! オリコンチャート一位不可避!!」」」」 竜華「やったるで、こうなったら」ウルウル 京太郎「俺もそれがいいと思います」ナミダダバダバ こうして、明華さんも俺と一緒にCDデビューすることになってしまった 本人は気にしてないようだが、これってなんだかおおがりなことになりそうな気がする ふと京太郎、そんな予感をおぼえるのだった ~~そう遠く無い未来~~ Mステ 明華「~~~♪」 京太郎「~~~♪」 恐らく、それは夢ではなく―― きっと現実になる光景なのではないだろうか 621 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/21(火) 02 21 22.67 ID cSyuxWAzo [9/10] 【次回予告】 姫子「あはっ♪ ここが京太郎君の家だったとね!」 這いよる黒き影 霞「ねぇ、春ちゃん。本当にそれでいいの?」 友情と恋心 かけてはいけないモノを少女は秤にかけてしまう 衣「この感じ……なんなのだ?」 そして少女たちはそれぞれの胸に 照「京ちゃんの身に何かが起こってる」ギュッ 京太郎への想いを募らせていく 淡「久しぶりじゃんしんどーじ。私のお兄ちゃんに何か用?」 そして―― 小蒔「何か、よくないモノが蠢いているような気がします」 その時は訪れる 京太郎「俺の妹から……離れろ!!」 姫子「あはっ、あはははははっ!!」 次回 【第一の犠牲者】 哩「姫子……だいね? 私の姫子をたぶらかすん悪い奴は……」ブツブツブツブツブツ また一人、闇の底へ堕ちていく 664 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/23(木) 00 46 34.69 ID tCinwBREo [3/9] 【小ネタ 頑張れ! 愛宕シスターズ! の巻】 ここは大阪の姫松。 その姫松の、至ってどこにでもある民家にて、今夜もまた、熾烈なチャンネル争いが繰り広げられていたのだった ガチャンッ! 洋榎「だぁーかぁーらぁー!!」ダンッ 雅枝「なんや熱くるしい。ちゃんと座って食べーな」モグモグ 絹絵「な・ん・で!! 京太郎君のドラマ見せてくれへんの!」 そう、日夜この愛宕家で繰り返される戦い それはリビングのテレビのチャンネル争いなのだ 洋榎「うちらは一週間で月曜だけ、月曜の9時だけ見させて貰えたらええんやって!」 雅枝「なんや洋榎、おもろい顔やなー」プスー 洋榎「誰が面白い顔や!!」クワッ 絹絵「お願いやってー! なぁーなぁー」グイグイ 雅枝「せやってTVタックルの方がおもろいんやん。なー?」チラッ 父「……」サッ 洋榎「意気地なし」ボソッ 絹絵「甲斐性なし」ボソッ 雅枝「早漏」ボソッ 父「」 洋榎「アホ! 娘の前でな、何言うねん!!」カァァァ 雅枝「せやかてホンマのことやし。満足でけへんてーみこすり半じゃ」ヤレヤレ 絹絵「……」ジィーッ 父「絹、そんな目で見んといて……」シクシク 雅枝「そもそもそんなに見たいなら部屋で見ればええやん。テレビ買うたんやろ?」 __ __ . ` ´ ヽ ___ / \ ∨ \ . ' ,イ 丶. | い | / / l| ト、 ヽ , | や | .′ l / || l | __|_ ∨ i | 問 | i| l l ' ̄八ト、 |\ _| , iト、l | 題. そ .|. 八l N __ \| ,__ ′リ ノ | や う | \| |ァ示庁 庁示ぅⅤ∧ヽ. | な い .| //| | v;リ 乂;ソ | |_ノl i| | い う |. 〔 | . ' | |i / | ね | | 圦 r ) , イ | ||´ ∠ ん |. 八 > . __ 〕`! 八__ \____/ \| ,. イ 〕 / 〕 `ヽ I. / /___|、_/ / /⌒. | ∧ ´ _Y\_,/ / l | .′∨ /_∧ヽ .' /〕 l | l| |l i i 雅枝「何やー?」 洋榎「リビングでご飯食べながらゆーっくり、京太郎君を楽しみたいんやっ♪」デレデレ 絹絵「おかんのゲロまず飯も、一流シェフの料理に早変わりやっ♪」キャッキャッ 父「確かに雅枝の料理は……」ウンウン 雅枝「……」ゴゴゴゴッ 670 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/23(木) 00 58 30.41 ID tCinwBREo [4/9] 665 アイドルランクは関係無い予定 笑わせられる側は麻雀プロ(すこやん・咏ちゃんは確定)の予定なので、プロ資格を取れば…… 笑わせる側の方がむしろランク高いイメージ 雅枝「じゃかぁしぃっ!!」ドゴゴォォン! 洋榎「ひっ!?」ビクッ 絹絵「ひゃっ!?」ビクッ 雅枝「そない言うなら食わんでええ」カチャカチャ カチャカチャ 洋榎「あー!! 最後に取っておいた唐揚げー!!」 -――- / ___ \ / / / \ /|/ノ \_|/| │ | |_-- -_ │ | | {ル=ニ 》=《 ニミ`ァ | 个ー==' . ー==彳 | │ 圦 ""___""│ | | 个 ‘ー ’イリ │ ト、__/ │ | r|≧= h |/l │ \__厶イ >u< ∨| \__/| <_/ (__,ノ 人 ノ人___,,/ /\ ≫≪゙ ̄ \_> |│/ /ノ介ト \ \ノ ハ 絹絵「嘘、嘘やって! お母様の料理は最高やって!」アセアセ 雅枝「……」ギロリ 父「……それでも好きだ!」クワッ バキィッ 父「」ピクピク 雅枝「残さんと食べぇや」プイッ 洋榎「はーい」モグモグ 絹絵「はーい」モグモグ カチャカチャ 雅枝「食べ終わったんなら、水に浸けて行ってーな」 二人「はーい」トテトテ チャポン ジャーッ キュッ 雅枝「まったく」ハァ 父「」ピクピク 雅枝「(須賀京太郎ねぇ。竜華の彼氏みたいやし、あの子らが傷つかんようにせんと)」フゥ 洋・絹「(ぐぬぬ、この分からず屋)」ゴゴゴッ 母の気持ち、子知らずとはまさにこのことである (雅枝だけに) 677 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/23(木) 01 12 24.72 ID tCinwBREo [6/9] 【愛宕家 リビング】 雅枝「あの二人は上におるん?」 父「ああ、歯磨きして上に行ったで」 雅枝「それなら、もうええかな」 父「また彼のビデオ見るん?」 雅枝「……二人には内緒やで?」 父「あ、ああ。せやけど少し見すぎとちゃう? もうこれで一ヶ月近く――」 雅枝「大丈夫やって……」カチッ ブゥッ 父「……あんま遅うならんようにな」 雅枝「うん。おやすみ」 テレビ「」ブゥゥゥゥン 雅枝「……」ジィィィィィッ ~~絹恵の部屋~~ 洋榎「全く、録画しとらんかったらどうなっとったか」カチカチ 絹恵「でもホンマにこのテレビちっちゃいね。下で見たいわ」ハァ 洋榎「でも相変わらず京太郎君はええ男やなぁ……//」カチカチ 絹恵「うん、分かるわぁ……って、さっきから何しとるん?」 洋榎「ん? 恭子にメールや」カチカチ 絹恵「末原先輩に?」 洋榎「いやな、今朝のことなんやけど――」 ~~姫松高校~~ 洋榎「いやぁ、今日も楽しみやなぁ」エヘヘ 由子「楽しみなのよー」 漫「はよ、夜にならんからなぁ」ワクワク カチャカチャ 恭子「……」イライライラ 洋榎「ん? 恭子、どないしたん?」 恭子「え?」 洋榎「なんや、えらい機嫌悪そうに見えるで?」 恭子「うっ!?」ギクッ 由子「?」 漫「確かに……」 678 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/23(木) 01 16 33.29 ID tCinwBREo [7/9] 恭子「いや、えと! これはその、あれでやな……」アセアセ 洋榎「恭子、まさか……!?」ハッ 恭子「」ギックゥゥゥ / /{/ -‐‐--..,,__ __, }八 } ― i | レ′ ¨¨ ∪ Ⅵ ! ― マズイ…… i | . i' _,.. -=ミ、ヽ 'ー--、! 八 ― i | | ァ' γ⌒.、 .' \ //|||||||| | i 《. f } x-=ミ、 / > . . .| i i{ ヾ { ! f ヽ }i / > . . .| i 八 乂 ノ | } i; /´¨ . . . | i \ u | / / . . . | i .ヽ 、 乂 , / .| i / } } ∪ } / バクンバクンッ 洋榎「……」ジィーッ 由子「……」ジィーッ 漫「……」ジィーッ 恭子「(う、うちが須賀京太郎が嫌いってば、バレ――)」アセダラダラ _,. . . . . . ̄ ̄ . . . . ... /⌒. . . . . . . . . . . . . . . . . .` ⌒ヽ /. . . . . . ._|. . . . . . . . . . . . . . . . . ',. . . . . . . . . . . ./ |. . . . . . . ト、. . . . . . . . ハ. . . !. |i. . .| . /_,人. . . . ト、|__\. |. . . . ..|. . .| 八. . ∨ _,, \_| ,_ | . / . i|. . .| ∨| |'´⌒ ⌒` レ'. . . リ. . .| ─ _ (⌒Y⌒) 〈 从 " ′__ " ,| . /l/ . . .  ̄ノ ̄ / \ \_/ ヽ| | ‘ ′ ,.イ |/ . . . | | ≧ァ- < ト、| | . . . | _ --イ ‐ ´ />- 、. i| ./ レ ∨ `ー′ i . / / /介\ / |/. / 〉 ∨ |∨ | 〈 / / | | ∧ 洋榎「なんやぁ、恭子も夜が楽しみでしゃあないんか♪」 . /. . / ', r { r ヽ. / / \\ \い ',. /. / 、_\--ー‐‐一 '. Λ./ / ` ', / '. -/‐‐'' ,. -‐‐-、 i .}> ′ イ′ -ミ \| .}\ { f } | i `ー 、 i / -ミ | | | | } |/ f } 乂__ノ ノ | | | i{ | | | | | 八 乂__ノ , | 人 | .‘, | / Λ. | . // / / ,. | Λ r つ //! / / .;,. | . //| / / } | |i =-. // .| / / 八 | 八 =-. . .. イ {{- 十 .{ .{ / |/ \ ノ_-=' ̄¨|八.,八 \ / |i \ 厂7/ | \ \ \ / 恭子「ゑ?」 680 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/23(木) 01 23 46.66 ID tCinwBREo [8/9] 洋榎「確かにドラマまであと数時間も待つのは辛いで、ホンマ」ウンウン 恭子「は?」 洋榎「ほな、今日はうちの秘蔵の京太郎君画像送ったるって♪」 恭子「ちょ、は? はぁ?」 由子「私も欲しいのよー」 漫「うちも欲しい……」チリチリチリチリ ボォォーン! 洋榎「うちに任せとき! これでドラマが無いときも京太郎君と一心同体やで!」バァーン 恭子「」 ,...-....= ..─...-....、 ,..イ´ ヽ / ヽ / ,,z "´i 、 ヘ ,,イ , ,/ l ト、 、 ヘ i く ,/' !;l \」`ヾ| ! ヽ、 ∥ `゙ ヽ、 ` , イ ´ ! l / l ! ,,zxェ、 ,,ィzxェ、 .l i ヽ、 |!,イ'/⌒ヾ ´/⌒ヾミヘ ,' l |l" il .} { il゙゙,i ,イ / | | ! `ー' , `ー'' / /ノ / | |`| ,' 'y' ;イ l l !、し / / i l l! l iヽ、 ⊂ =っ ,, イ,' / | l li ! l ;`,iー-...< |、}/ / ! l lヽ !_ , /ヾ、 _ノヘ{ ,' ノ ,, -―ヾ、三;;ノ /ヘ_X´ l !_ / / i /ゝ-;zヘ `┬'´` ヽ、 ~~現在~~ 洋榎「てな事があってなぁ」ウフフ 絹恵「へぇ、末原先輩もどっぷりはまっとるんやなぁ」ウフフ 洋榎「当たりまえやん、大阪で京太郎君嫌いなのはうちのオカンくらいやって」アハハハ ~~恭子の部屋~~ ブーッブーッ! 恭子「……」カチカチ 削除 削除 削除 恭子「削除、削除……」ブツブツ ブーッブーッ 恭子「削除削除削除削除削除……」カチカチカチ 削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除 688 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/23(木) 01 41 51.72 ID tCinwBREo [9/9] ~~絹恵の部屋~~ 洋榎「よっしゃ! 100枚送り終えたー!」 絹恵「後でうちにも送ってーな」グイグイ 洋榎「ええでー、なんなら300枚全部やるわー」 絹恵「っし!!」ガッツポ 洋榎「それにしても、なんでうちのオカンは京太郎君嫌いなんやろ?」 絹恵「さぁ? うちのおとんと真逆やから?」 洋榎「逆にうちらがハマるのはそれが理由やろなぁ」 絹恵「せやろなぁ」シミジミ テレビ「虹だ! 虹を出してくれ!」 洋・絹「はぁぁ……//」キュンッ 洋榎「これを見ないで、あんな政治番組見るとかホンマあほらしいで」 絹絵「全くや」ウンウン 洋榎「……」 絹絵「? どうかしたん?」 洋榎「そうや、見せるんや!」ガタッ 絹恵「え?」 洋榎「おかんに! 京太郎君の活躍を見せたるんや!」 絹恵「なんでそないなこと……?」 洋榎「それでおかんもうちらと同じにすればええんやって!」 絹恵「!!」ガタッ 洋榎「ええ案やろ!? なぁなぁこれええやろ!?」 絹恵「決まりや! 早速作戦練るで!」 洋榎「待っとれやオカン……! 必ず、必ず堕としたるでー!」メラメラ 須賀京太郎を応援する、二人の姉妹 彼女たちはまだ知らなかった 自分達がやろうとしていることが、どんな結末を招くのか そして―― ~~リビング~~ テレビ「京太郎君の番やで?」 雅枝「……」ジィーッ カリカリカリ カリカリカリカリカリ 雅枝「何者や? その中に……何を飼っとるん?」カリカリ テレビの中の京太郎「……俺自身だ!! ロン!」 雅枝「……」ペロッ もう既にその母親すらも、深い泥沼に入り込もうとしているのだ つ づ く 718 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 21 17 42.36 ID tlCwCQNWo [2/18] 【アクセル1】 その業界において、その名を知らぬ者のいない声優事務所アクセル1 実力派の声優達が揃うその事務所に、実はもう一つの顔が存在する そう、それは―― ガチャッ 社長「さて、そろそろみんな揃ったかい? アイドルチーム」 アイドル事務所としての顔だ 京太郎「はい!」 期待の新人、須賀京太郎 竜華「全員揃っとるで」 若きプロデューサー、清水谷竜華 煌「なんでしょうか、改まった話とは」 万能マネ、花田煌 久「さぁ?」 参謀の事務員、竹井久 透華「なんでもいいですわ。早くしてくださいな」 圧倒的スポンサー、龍門渕透華 美穂子「まぁまぁ、皆さんお茶でも」コトッ 事務所のお母さん、福路美穂子 はやり「早くレッスンしたいなっ☆」 牌のおねえさん兼総合トレーナー、瑞原はやり 菫「いや、帝王の話はしっかりと聞くべきでは?」 おもらし麻雀トレーナー、弘世菫 宥「メイクしたいなぁ」 玄「先に服を着替えるのです!」 メイク、スタイル担当松実姉妹 明華「何か大事な話なんですか?」 歌唱力担当、雀明華 霞「どうでもいいから早くして」 演技指導、石戸霞 社長「……圧巻だね」フゥ それらのそうそうたるメンバーが今、一つの会議室に集まっている これがアクセル1の誇る、アイドル育成チームなのだ 722 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 21 29 00.08 ID tlCwCQNWo [3/18] 竜華「それでおじさん、話って?」 社長「そう焦らずに聞きなさい。まず、わたしからの正直な感想を一つ」 煌「感想?」 社長「……ただただ、驚いているよ。須賀君の才能もそうだが、ここまで導いてきた君たちの才能に」 透華「まぁ、素材がいいですからね」 煌「当然です!」ドヤッ 京太郎「いえ、俺なんて!」アセアセ 社長「そして……先に言ってしまうが、須賀君」 京太郎「は、はい!」 社長「アイドルランクが上がったよ。今日から君はCランクアイドルだ!」ババーン 一同「!?」ピカァーン 京太郎「え? ま、マジっすか!?」 社長「マジだよ君ィ!!」 竜華「や、やった!!」 久「……」グスッ 煌「すばらっ!! すばらぁっ!!」 社長「これで君は今日からメジャーアイドルに踊り出たわけだ」 京太郎「す、すげぇっ……!」 緊張した空気の会議室が、一転してお祝いムードとなる それも無理は無い、アイドルにとってランクが上がるということは何よりも名誉なことなのだから しかしそんな中、一部の人間は難しい顔をして黙り込んでいた まるで、大きな不安を抱えるかのように 霞「……」 明華「あら、あまり喜んでいませんね?」 美穂子「どうかしたんですか?」 霞「……いえ、気になることがあるわ」チラッ 菫「ああ、同感だ」 はやり「うん、はやりもそう思うなっ☆」 京太郎「何か問題が……?」 霞「それは社長から話すんじゃない?」 久「……そうなんですか?」 社長「……ああ、そうだ」キリッ 宥「え? ランクが上がって問題あるの?」 玄「ふぅ、おねーちゃんは何も分かってないよ」ヤレヤレ 宥「え!?」ガビーン 京太郎「しゃ、社長! どういうことなんですか!?」 社長「うむ。それはだね」 724 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 21 43 49.73 ID tlCwCQNWo [4/18] 社長「まずは、この表を見て欲しい」ピッ ブゥゥゥン 【モニター】 SSSランクアイドル 最低ファン人数 10000000 主な仕事 宇宙ライブ 破壊神ビ●ス様が土下座するレベル SSランクアイドル 最低ファン人数 5000000 主な仕事 ?? Sランクアイドル 最低ファン人数 1500000 主な仕事 ? Aランクアイドル 最低ファン人数 1000000 主な仕事 ワールドツアー Bランクアイドル 最低ファン人数 700000 主な仕事 ドームライブ CDシングルミリオン達成 Cランクアイドル 最低ファン人数 300000 主な仕事 武道館ライブ Dランクアイドル 最低ファン人数 100000 主な仕事 地方ライブ Eランクアイドル 最低ファン人数 10000 主な仕事 ライブ(市民ホール) Fランクアイドル 最低ファン人数 1000 主な仕事 デパートイベント 京太郎「SSSすげぇ……」 竜華「今までに存在した事無いんやけどね」 透華「あの伝説のオーガ……いえ、日●舞でもSランクが限界だったとか」 久「国民全員がファンだなんて、まさにオカルトレベルね」 社長「うむ。そして、次の現在の須賀君のステータスを見てもらおう」 煌「あ、私がまとめたデータですね」 竜華「(いつの間に……)」シュン 【須賀京太郎】 <アイドルランク>(ファン人数) Cランクアイドル(100000~300000) <容姿> S(70) <雀力> C(40) <歌唱力> C(47) <演技力> B(50) <特技> タコス作り 菫「随分とばらつきがあるな」 竜華「これでも昔に比べたら別人なんよ」 久「容姿がずば抜けてるって、考えた方がしっくりくるわね」 729 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22 00 03.75 ID tlCwCQNWo [5/18] 宥「私、頑張ってる!」エヘヘ 玄「私が来たからには百人力なのです」エッヘン 社長「うむ。京太郎君の実力は高い、それこそポテンシャルならBランクやAランクアイドルと互角だろう」 京太郎「えぇっ!?」 社長「しかし、しかしだね」シドロモドロ 京太郎「?」 竜華「何か問題あるん?」 霞「大アリね」 菫「ああ、これはマズイ」ウンウン 久「どういうこと?」 社長「では次に、京太郎君の仕事の経歴を見てみよう」 <アイドル経歴> 雑誌特集 パンフレット サイン会 ドラマ主演 いい○も出演 CM出演 仮面ライダー 主演 アニメ 主要キャスト起用 京太郎のファン人数、現在10万人~30万人 美穂子「ご立派です」パチパチ 京太郎「いや、それほどでも」エヘヘ 社長「……分かったかい?」 竜華「あー、なるほど」 煌「盲点でした」 京太郎「え?え?」 はやり「つまりね、京太郎君の場合は仕事量=ファンの人数になってないってこと☆」 京太郎「?? それって何か問題なんですか?」 久「あのね、このサクセス具合はシンデレラってレベルじゃないわ」 霞「これだけの仕事でファン30万人だなんて、本来ありえないのよ」 京太郎「……マジすか?」 社長「マジィ……」 はやり「私もすぐに追い抜かれちゃいそうなんだよね☆彡」←Bランクアイドル 久「勿論、一つの仕事をしっかりこなしてるからファンが増えるんだけど、ファンが増えるってことはどういうことか分かる?」 京太郎「わ、わかりません」アセアセ 煌「いいですか? 国民は約一億いますが、アイドルファンになるのはひと握りです」 京太郎「ふむふむ」 竜華「その少ないファン層を奪い合ってるのが京太郎君達アイドルなんよ」 京太郎「はい、分かります!」ピカーン 731 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22 06 01.90 ID tlCwCQNWo [6/18] 久「それじゃあ問題ね。少ない仕事しかしてないのにどんどんファンを奪っていく新人がいる」 京太郎「はい」 久「その子はまだ仕事量も少なく、コネもパイプも無いわ」 京太郎「俺みたいですね!」 久「だけど人気はあるからファンは増える。他のアイドルのファンを奪ってね」 京太郎「お、やるなぁ」 久「さて、これを見た、仕事のコネもパイプもある大手のアイドル事務所はどうすると思う?」 京太郎「そりゃ、圧力かけて潰すんじゃないですか?」バッサリ ,.... ‐─ -.., ,.ィ" .......... `.、 〃 ,ィ‐,=‐, ヽ // // /リヽリ ', / ./ ' ⌒` ‐‐-、.| ........ , ! 〃 ,ィ゙ ____ __ .! |. nn ,゙ / !'" ̄` x==、レ ,' .Yi.| | | { ! "" ' "" / / |.i.| | | /} ', 八 t ‐__ァ ./ //. ! , !'./ ヽ |\. rf^ト、_, { // { / ! / ノ | | i' |.! .!〉'/ |/ } {_ 〉___./ ,ィ/ィ{ /ィリ. } ' . }/ ソヽリ. .{ー─‐‐レ"| ト从/ |__/ /゙/ ,/ . . . .>、 /ー──' Y∨ヽ,. . . |-{ ,ィ゙、 {/ . . . .// ヽ 久「正解っ♪」 京太郎「やったぁ! わーい!」ピョンピョン 久「……」 竜華「……」 霞「……」 一同「……」 /⌒ _>、/⌒ Y¨¨¨ 、 /´> ´ , } \ , ´ / 、 ヽ / / ' | | ∨ . ー‐イ' / / | | l } | | | . / ' ' / |{ | / /| } l | | // / { |-+-|、 | ,-}/-}/- / } { / ,..イ , 从,ィ=从{ l / ィ=tミ}イ/ /_ 从  ̄´ |∧ { Vリ ∨' Vり /' /- } / } / 从ム , ム,イ-、/l , . r ' /|/ 八 __ _ / / 、 イ Ⅵ \___ イ |ヽ 「 、 | r <///| |/}_」 |//(_)//|_ , <///〈 ,」////イ////> 、 r--- <////////∧ /////////////////> 、_ //////////////〈/ }---{///////////////////////ハ {//|////////////Ⅵ |////////////////////////} |//|//////////////| /////////////////////////l| |//|//////////////{__/////=====///イ///////| 京太郎「……」ガタガタガタガタガタガタガタガタ 社長「……ジャ●ーズ事務所から、圧力……受けてます」グスッ 京太郎「アイエエエエエエ!?」 竜華「もうダメや、おしまいやぁ……」ガクッ 741 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22 16 03.81 ID tlCwCQNWo [7/18] 732 Aは化物すぎるからBにした ここではそういうことにしておいてくれ 宥「じゃ、じゃにぃず……」ブルブル 玄「うわぁぁぁぁん!!」ビエェェン! 京太郎「ナウマクサンダンバカラ……」ブツブツブツブツ 煌「ど、どどどどどういう?」ガタガタガタ 社長「怖かったお。電話でなんかすっげぇ怒鳴られたお(´;ω;`)」 ~~回想~~ ジャニP「オイゴルァ!? おたくの須賀って奴のせいでうちの関●ャニの人気ガタ落ちやんけ!!」 社長「あ、はぁ? しかしですね」 ジャニP「お? 勝負すっか? お? オタクなんて簡単に潰しちゃうよ? やっちゃうよ?」 社長「あ、その件に関しましてはですね。ええ、はい」 ジャニP「大阪は関●ャニのもんじゃボケコラカス!」 社長「ふぇぇ……怖いよぉ」シクシク ※このスレはフィクションです 出てくる団体、人物名は現実のものとは一切関係ありません ~~~ 社長「」ガタガタガタ 透華「困りましたわね」ハァ 美穂子「ど、どうにかできないでしょうか?」 久「そうよ! その為のスポンサーじゃない!」 透華「やれるならとっくにやってますわ。しかしジャ●ーズを潰すのは至難の業でしてよ」 霞「使えないわね」チッ 透華「私がいなければすぐにでも潰されてますわ!!」クワッ 社長「うむ、実際そうなのだよ。龍門渕の後ろ盾もあり、なんとか仕事をくれるところもある」 透華「ほら、見てみなさい」ドヤッ 京太郎「透華さん、ありがとうございます」ギュッ 透華「うぁっ、と、当然のことでしてよ……//」カァァ 一同「……ケッ」ペッ 透華「なんなんですの!? なんなんですの!?」ムキィィィ!! 747 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22 22 29.27 ID tlCwCQNWo [8/18] 743 単純に一桁見間違えてた、サーセン SSSはもう一億でいいんじゃね?(投げやり) 竜華「せやけど、いつまでもこのままじゃあかんで」 煌「そうですね。打開策をねらないと」 社長「うむ、そこでいいアイデアがあるんだけどね」 京太郎「ほ、本当ですか?」 社長「ああ。しかし、これはかなり危険な賭けになるだろう」 京太郎「……」ゴクリ 宥「そのアイデアって……?」 明華「なんなんですか?」 社長「ああ。それは……!」 社長の考え出した秘策とは!? 選択安価↓3 1 とにかく実力をつけまくる!! 2 他のアイドルに出来ない仕事をこなす!! 3 物理的に他アイドルを仕留める 758 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22 33 05.96 ID tlCwCQNWo [9/18] 社長「物理的に、仕留めるんだよ」ボソッ 一同「!?」ゾワッ 社長「分かるだろう? 私たちには金がない、しかし! チカラがある!!」ダンッ 一同「」 社長の一言に、周囲が固まる それも無理も無い、こんなことをいきなり言われても―― 社長「さぁ、選びたまえ! 戦うか死ぬか!!」 京太郎「お、俺がですか!?」 社長「……」 京太郎「お、俺は……」ドクドク 分かってはいた それを選んだら、俺はきっと道を踏み外す 京太郎「俺は」 でも、それでも俺はアイドルを続けたかった 京太郎「……やります」 トップアイドルに、なりたかった ~~数年後 東京ドーム~~ ドドドドドッ チュドドドドォォォン! バァァァン!! まつじゅん「ぐはっ!?」ブシャッ さくらい「ま、まつもとぉぉぉ!!」 にのみや「」チーン おおの「これもダメだね」ウン あいば「アバババババ」 ドシャッ アナウンサー「おぉーっと!! ここでARASIチーム! 全員ダウンだぁ!!」 ドガァァァァ! バキィィィィッ!! ジャッッッッッ!!!! バゴォォォォォォォォン!! あまとう「くっ……」ガクッ ほくと「まさか、可愛い子猫ちゃんたちの前で……こんな」フラフラ しょうた「」ブクブクブク アナウンサー「木星チームももう限界のようだ! そして、ステージに残っているのは――!!」 765 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22 38 57.29 ID tlCwCQNWo [10/18] 「……」スタスタ アナウンサー「我らがトップアイドル!!」バンッ あまとう「ハッ、随分と……偉くなったもんだなオイ」ギリッ アナウンサー恒子ちゃん「キャアアアアア!!! 須賀京太郎きゅーん♪」 / , / / / / | | . . .. _j|_.. __人__. / / / ' | | | | i| |....  ̄|! ̄ `Y´. |.. イ ' /| /| l | | | | l| | | __人__ __j!_ / / | | { ' . | | } | l| | {... `Y´  ̄|! ̄ ̄ | | | | ト, /| /| /| ' ∧| |.../ / .' , ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ / .イ `\. |. 十... {/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 / . / }'......__j!_. _j|_ . ' ,イ / | { 从 |,ィ气示弌∧ l Ⅵ イ ≠示圷 `ヽ' ' }/  ̄|! ̄ ̄.  ̄|! ̄ / /イ Ⅵ . Ⅵ ゝ込少 \ 、 } / 彳込少 }/ / | / | 从 | \ ∨/ , /.. 十 _j|_ __人__ _,.''"⌒ヽ ` \ , _ノ  ̄|! ̄ `Y´ ,. '" ―-‐''⌒ヽ、 、 / __人__ _j|_ ,. -; ;; 、ヽ. /_ `Y´. 十 . _j|_  ̄|! ̄ / / ;;;; ヽ 、 __ , ,,'  ̄ ー _  ̄|! ̄. 十. / / ;; ` _  ̄ ̄ /  ̄ ‐- _ _./ , '/ ヽ ' l  ̄ ァ. | 、‐''" { l、 ´ ! /__j!_. ヽ !.} ` ´ .l-‐ヽ /. |  ̄|! ̄ ̄... ゙ i_'" l ,. 、l \ /.゙__j!_ |.. ヾ l ` 、 / \ ヽ /.  ̄|! ̄ ̄. 十. ヽ, l . __人__.....'⌒' \l}. /. 十 | _,..-‐ '"´ } ,' `Y´. \ } ヽ / ` ー _ ,. -`ー< //,.' /_,. 'l/ / ,' l l ヽ ./ ヽ ヽ\\ .、―-/ _,.) )'/,. ''" / .. . ; '\ / / } /_ ̄`‐ヽ_ \\\`‐- ._ 京太郎「皆さーん、須賀京太郎でーす!!」ニィッ ファン×∞「「「「「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 京太郎「皆さんのお陰、今日も勝ち残れました! あざっす!!」ペコッ ファン×∞「「「「イグゥゥゥゥ!!」」」」ブシャァァァ 京太郎「それじゃあ、新曲聞いてください! 810シングル、NAGANO STYLEです!」 チャララ~♪ ワァァァァァ!!! キャアアアアア!!! ~~~~~ 【控え室】 ガチャッ 京太郎「ふぅ、終わったか」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/569.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340334375/ 京太郎「ふー。たまには散歩も良いな」 京太郎「しかしせっかくの休日に男1人とは情けない...」 蒲原「ワハハー。お、あの後ろ姿は?」 蒲原「お、やっぱり清澄のやつだなー」ヒョコッ 京太郎「うわ!って蒲原さんじゃないですか!お久しぶりです」 蒲原「ところで何か元気無さそうに見えるけどどうしたんだ?」 京太郎「いや。今日は休みなんですけどね」 京太郎「オレ彼女いないんで時間をモテ余してる寂しい奴なんですよ」 蒲原「そうなのかー清澄は可愛い女子が一杯なのになぁ」 京太郎「そうですねぇ。でもそちらもそうじゃないですか」 蒲原「あぁ。加治木とかカリスマもあって可愛いぞ。部長顔負けだー」 京太郎「いやいや蒲原さんだって可愛いです。何時も明るくて素敵ですよ」 蒲原「ワハハ…へっ?///」 蒲原「と、年上をからかうもんじゃないぞー?///」 京太郎「いや、本心ですって!ところで蒲原さんも散歩ですか?」 蒲原「うー。あぁ、たまには足動かさないとな」 京太郎「なるほど。確かに麻雀ばかりではバランス悪いですしね」 京太郎「あ、御一緒していいですか?」 蒲原「さ、寂しいやつめー。お姉さんが相手してやろー」 蒲原(しかしこれ良く考えると...) 蒲原(デートって奴じゃないのか?///) 蒲原(ダメだろくに経験無いから緊張してきた...) 京太郎「ん...蒲原さん?」 蒲原「ひゃっひゃい!///な、なんだ!?」 京太郎「大丈夫ですか?顔赤いですよ?」 蒲原「ワ、ワハハ///大丈夫大丈夫ー」 京太郎「?ならいんですけど。しかし散歩気持ちいいですね」 蒲原「そうだなぁ。やっぱ自分の足で動くのいいぞー」 京太郎「蒲原さん免許持ってますもんね。俺も取ろうかなぁ」 蒲原「ウチは足がないと辛いからなぁ。取ればいいじゃないかー」 京太郎「でもなぁ、免許取ってしまうとなぁ」 蒲原「ん?何か問題でもあるのか?便利だぞー」 京太郎「いや、便利だからこそ部活でコキ使わされそうで…」 京太郎「部長が蒲原みたいな人だったらなぁー」 蒲原「ワハハ。君は尻に敷かれるタイプなんだなー」 京太郎「否定できない自分が辛いですよ…」 蒲原「いやでも本当に便利だぞー?将来のためにオススメするよ」 京太郎「そうですねぇ。助手席に彼女を載せてドライブとか。」 京太郎「彼女いないですけど…」 蒲原「そんなに落ち込むなよー彼女じゃ無くても適当に誘えばいいだろー?」 京太郎「そうですけど…誰が乗ってくれるのか…」 京太郎「!」ハッ 京太郎「なら!責任持って蒲原さんお願いします!」 蒲原「へっ?わ、私?///」 京太郎「はい。どうせ俺が誘ってもついてきてくれる子なんていませんし」 京太郎「蒲原さんなら免許持ってるから心強いですから」 蒲原「そうか…そうだな、責任なら仕方ないなー///」 蒲原「おねーさんに任せとけー」 京太郎「よっしゃー!早く教習所通おう」 蒲原「ワハハ。まぁがんばれよー」 京太郎「はい!あ、そうだせっかくだしアドレス交換しませんか?」 京太郎「せっかくこうして話せましたし約束もありますし」 蒲原「おーいいぞーちょっと待ってろー」 京太郎「これで…よしっと。」ピッ 蒲原「ん。こっちもOKだぞー」 蒲原(家族以外の男の人の番号初めてだな///) 京太郎「ありがとうございます。けっこう長く歩いちゃいましたね」 蒲原「いやいや。良い運動になったよ。また機会があれば頼む」 京太郎「そうですね。俺も蒲原さんと話せて楽しかったです。」 蒲原「なーっ!君は…恥ずかしいセリフを…」 京太郎「へ?何か変なこと言いました?」 蒲原「い、いやなんでもないぞー」 蒲原(自覚無いのか。さすが清澄唯一の男子だなー) 蒲原(少し意識してしまう///) 京太郎「もうすぐお昼か。蒲原さんこの後何かあります?」 蒲原「ん?特になにもないぞー?」 京太郎「それは良かった。この近くにタコスが美味しい店があるんですけど」 京太郎「良かったらどうですか?」 蒲原「おおー良いじゃないか。是非お願いするよ」 京太郎「決まりですね。んじゃ行きましょうか」 京太郎「あ、その前に」 蒲原の左に立つ 京太郎「さて行きましょうか。ほんと近いので」 蒲原「お?おう。なぁなんで左側に?」 京太郎「ん?あーあれですよ。車道側、危ないですから」 京太郎「女の子を歩かせるわけには行きませんよ」 蒲原「ワハハ///気が利くじゃないかー」 蒲原(お、おお女の子って!不味い顔が熱い…) 京太郎「いやいやこれくらい普通ですよ」 蒲原「さ、さすが清澄のマネージャーだー」 京太郎「マネージャーじゃ無いですって!ひどいなぁ」 蒲原「ワハハ。ごめんごめんー」 蒲原(ふぅ。なんとか話題変えれた…) 蒲原(コイツは天然でやってるんだろうか、しかし女の子扱いは嬉しいものだなー) 蒲原「しかしタコスの店なんて珍しいとこ知ってるんだな」 京太郎「あー。うちに片岡優希っているんですけどね」 京太郎「そいつと良く来るんですよ。タコスジャンキーなんでアイツ」 蒲原「ワハハ。そうなのかー」 蒲原(なんだろう。なんか胸がチクチクするぞー) 京太郎「お、着きましたよ」 蒲原「本当に近いんだな。中々雰囲気の良い店じゃないか」 京太郎「味も評判なんですよ。若い子からアラフォーまで人気があるとか」 蒲原「ほー。期待して良いんだなー?」 京太郎「はい!それに今日は俺が誘ったんで奢りますよ」 蒲原「良いのか?何だか悪いぞー」 京太郎「ウチの女子も蒲原さんくらい可愛げが欲しいですよ…」 蒲原「もー年上をからかうなー!」 京太郎「あはは。すいません」 京太郎「あ。メニューありますよ、何にします?」 蒲原「うーっ。そうだなぁタコスなんて意識して食べたこと無いし…オススメは?」 京太郎「そうですねぇ。テクス・メクス風かベタにハードタコスか」 京太郎「辛いのが苦手ならウェハースにアイスを包んだ本場風のチョコタコもオススメです」 蒲原「や、やけに詳しいんだなー」 京太郎「いやぁ。オレも片岡の影響で良く食ってますから」 京太郎「それに一応自分でも作れるんですよ?」 蒲原「すごいんだなー清澄の麻雀部は…」 京太郎「たぶんこれは麻雀関係ないですけどね」 蒲原「いやぁでも気がきいて料理ができるなんて良いじゃないかー」 京太郎「そんなに褒めないでくださいよ!照れるじゃ無いですか」 蒲原(照れてる…可愛いなー) 蒲原「んーじゃあ私はそのチョコタコってのにしようかな」 京太郎「ならオレはノパルタコスのアボカドサルサソースで」 蒲原「の、のぱる?」 京太郎「あーわかんないですよね。」 京太郎「ノパルってのはウチワサボテンっていうサボテンの若茎ですよ」 京太郎「歯応えが良くて美味しいんですよ」 蒲原「サボテンなんて食べるのかーメキシコ?料理はすごいなー」 京太郎「まぁ地域によって材料は変わるらしいですけどね」 京太郎「魚とか肉とか色々あるみたいですよ」 蒲原「さすがだなー。そこまで詳しいんだ作るタコスも美味いんだろうなー」 京太郎「まぁそこそこ人気ですよ。なんだったら今度ご馳走しましょうか?」 蒲原「!」 蒲原「い、いいのか?」 京太郎「ええ。全然いいですよ。たまには他の人の感想も聞きたいですし」 京太郎「なら次に会うとき作って持ってきますよ」 蒲原「ワハハ。約束だぞー?期待してるからなー」 蒲原(これで、次に会う口実が…) 京太郎「あ、でも」 蒲原「ん?どーしたんだー?」 京太郎「いやーこういうのって普通女の子がお弁当とか作ってくると思うんですよ」 蒲原「ワハハ。たしかにそーだなー」 京太郎「そこでです。蒲原さんも何か作って来てくれませんか?」 蒲原「えっ?私も?」 京太郎「はい。当日交換して食べるってことで!」 蒲原「うーっ。私料理の腕も普通だぞー?」 京太郎「いやいや、女の子の手料理に勝るものなんかないですよ」 蒲原「んー。じゃあ、わかった。」 京太郎「やった!約束ですからね!絶対ですよ!」 蒲原「ワハハ。わかったわかった。そうがっつくなよー」 蒲原「お、料理来たみたいだよ」 京太郎「おー美味そう!んじゃ食べますか」 蒲原「うん。美味しそう。頂きます!」 蒲原「うん。甘くて美味しいなー」ハムハム 蒲原「なんだろ?クレープみたいな感じだね」ハムハム 京太郎「こっちも美味い。チョコタコはアメリカのチェーン店発祥ですからね」 京太郎「中々外れを引かないし良いですよ。辛いの苦手な人でも食べれますし」 蒲原「なるほどなー」ハムハム 京太郎「いやぁそれにしても…」 蒲原「ん?どーした?」ハムハム 京太郎「意外に可愛いとこありますよね」 蒲原「ワハハ…えっ?///」 京太郎「いやなんかタコス両手で持って食べてるてるとことか」 京太郎「ギャップって言うんですかね?普段は部長として頑張ってるイメージなので」 蒲原「うー」/// 蒲原「からかいやがってー罰としてそのタコスを一口寄越せ!」 京太郎「えっこれ辛いですよ?」 蒲原「う、うるさい///」ハムッ 蒲原「うっ!、か、かりゃい!」 京太郎「だから言ったのに…あぁもうほらとりあえずお茶飲んでください」 蒲原「」ゴクゴク 蒲原「ぷはっ」 京太郎「あはは。落ち着きました?」 蒲原「う、うん。ごめん///」 京太郎「オレのお茶全部飲むとか相当辛かったんでですね」 蒲原「うー。舌がぴりぴりする」 京太郎「とりあえずオレは飲み物また買ってきますね」 蒲原「いってらっひゃいー」 蒲原「あー辛かったぞー。アボカドソースだから大丈夫かと思ったんだけどなぁ」 蒲原「お茶買いに行かせたし悪いことしたかなぁー」 蒲原「ん?お茶?」 蒲原(「オレのお茶全部飲むとか相当辛かったんですね」) 蒲原(オレのお茶…?) 蒲原「・・・」 蒲原「///」ボンッ! 蒲原「私あの子のグラスでお茶飲んだのか///」 蒲原(か、かかか関節キスってやつじゃないかこれは!) 蒲原(ファーストだってまだなのに!ど、どうすれば…) 蒲原(落ち着け…落ち着くんだ智美。点棒を数えて落ち着くんだ…) 蒲原(そうだ私は鶴賀学園麻雀部の部長だぞ。こんなとこでうろたえてどうする!) 蒲原(ましてや年下の男の子だ。ここは年上の女の余裕を…) 京太郎「ただいまでーす。ん?蒲原さん?」 蒲原「ひゃっ。ひゃい!///」 京太郎「ん?大丈夫ですか?」 京太郎「あ、あとはいこれ」コトッ 蒲原「なにこれ?」 京太郎「ヨーグルトスムージーです。舌冷やすのにいいかなと」 蒲原「あ、ありがと///」 蒲原「美味しい…」チュー 京太郎(また両手で持ってる。可愛いな。) 京太郎「ふぅー。食った食った。」 蒲原「美味しかったなー」 京太郎「お、気に入ってもらえました?」 蒲原「そうだなー。まぁ納得はしたぞ」 蒲原「だが君のはもっと美味いと期待させてもらうぞー」 京太郎「げっ」 蒲原「ワハハー楽しみだぞー」 京太郎「うわーハードル上げちゃったなー」 蒲原「ワハハ。ま、精々精進しろよー?」 京太郎「はいはい。んじゃそろそろ帰りますか」 蒲原「おー。んじゃ帰ろっかー」 蒲原「今日はご馳走さまだぞー」 京太郎「いえいえ。それではまた」 翌日清澄 京太郎「んーチョコタコかー」 京太郎「バニラアイスも良いけどチーズクリームとかで…」ブツブツ 優希「なぁなぁ。犬は何をブツブツ言ってるんだじぇ?」ヒソヒソ 咲「京ちゃん部室に来てからずっとあんな感じなの」ヒソヒソ 咲「タコスのレシピ本見ながらずっと独り言」ヒソヒソ 和「料理人にでもなるんでしょうか?」ヒソヒソ 京太郎「いや、あえてベリーソースとかで…?」 一方鶴賀学園 蒲原「うー」 蒲原「卵焼き?いやウインナー…でも普通すぎるかなー」 加治木「どうした?先程から飯の話ばかりだぞ。腹でも減っているのか」 蒲原「あ、ユミちん。いやぁ色々あってねー」 加治木「悩み事か?相談ならいつでも乗るが…」 蒲原「へっ!?いやいやいや、別にそんなんじゃないよー」 加治木「そうか?ならば良いのだが…」 蒲原「そうそう。お気になさらずー」 モモ「嘘はよくないッスよ。先輩」 蒲原「うわっ。モモいたのか…」 モモ「笑顔浮かべながらお弁当の献立を考える…それすなわち」 加治木「それすなわち?」 モモ「恋する乙女ッス!」 蒲原「い、いや別にそんなこと…ゴニョゴニョ///」 加治木「お前が恋か」 モモ「わかるッス…わかるッスよ先輩…」 モモ「恋をすることは苦しいッス…でも…」 モモ「誰かに自分を認めてもらうことはすごく嬉しいことッスから…」 加治木「モモ…」 モモ「先輩…」 蒲原(ワハハ。あれー?) 加治木「ハッ!」 加治木「とにかくだ、蒲原私たちはお前の味方だ。なにより」 加治木「射程に入った獲物を逃すな。だ」 モモ「私も応援するッス!」 蒲原「モモ、ユミちん…」 蒲原「ワハハーそうだね!」 蒲原「ちょっと頑張ってみるよ。なんたって私は鶴賀学園麻雀部の部長だからねー」 その日の夜 蒲原「よし。けっこうレシピ決まってきたなあ」pipipi 蒲原「お、メールだ。どれどれ」 ─────────── お久しぶりです、京太郎です。 前約束してた件ですか、今週末はどうでしょうか? 時間が良ければお願いします。 ─────────── 蒲原「おー。今週末は大丈夫だぞー。っと送信!」 蒲原「ふふふ。首を洗ってまっとけよー」 蒲原「えへへ///」 京太郎「お、帰ってきたな」pipipi 京太郎「お、大丈夫なのか良かった。」 京太郎「そういやどこ行くか決めてないなぁ。」 京太郎「どこか行きたいとこはありますか?っと送信!」 京太郎「うし、もっかいレシピ確認すっかな」 蒲原「お、きたきた」pipipi 蒲原「うむ。場所かぁーそーだなー」 蒲原「一応男女なわけだしムードも大切だよなー」 蒲原「この「アラフォーでも分かる恋人になる100の方法」によれば…」 蒲原「ふむふむ…海か!」 蒲原「海にしよーよ。車出すし。っと送信!」 京太郎「おー海ですか。良いですなぁ」pipipi 京太郎「良いですね。安全運転でお願いしますよっと送信!」 京太郎「さてさて、これは気合入れないとなぁ」 京太郎「それにしても楽しみだ」 京太郎「良く考えたら他校女の子と二人切りとかあんま経験無いし」 京太郎「んー。意識しちまうのは、仕方ないよなぁ」 蒲原「よし、海決定かー」pipipi 蒲原「ワハハ。まかせとけーっと送信!」 蒲原「よしよし。射程内だなーなんつって」 蒲原(と言いつつ緊張するなぁ) 蒲原「でもここまで来たんだ頑張るぞー」 蒲原(楽しみ…だな-///) 決戦前日 蒲原「よし、仕込みはこんなもんかなぁ」 蒲原「けっこう量作ったけど大丈夫だよなー男の子だし」 蒲原「さて、次は服だな…どうしよ」 蒲原「私はユミちんみたいに身長も無いし」 蒲原「モモみたいに…その…胸とかもないし///」 蒲原「うー。こんな時こそ参考書「アラフォーでも分かる恋人になる100の方法」!」 蒲原「んー何々…夏の女子向け…ふむふむ」 蒲原「夏らしさ…生足…ほうほう」 蒲原「なるほど。」パタン 蒲原「服は大体決まったな。化粧は…苦手だしパス」 蒲原(せっかくの二人きりだもんね!か、可愛いとか言われたいし…///) 蒲原「えへへ///」 当日 蒲原「うー。早かったかなー」ソワソワ 蒲原「服変じゃ無いかなぁ…」 京太郎「あれ、早いですね?15分前に着くつもりだったんですけど」 蒲原「ひゃあ!びっくりしたー!」 蒲原「脅かさないでよもー」 京太郎「なんかそこまで驚かれると傷つきますよ!」 蒲原「ワハハ。ごめんごめん!それじゃ行こうかー」 京太郎「はい!安全運転でお願いしますね」 京太郎「しかし暑いですねー」 蒲原「ワハハ。夏だからね。クーラー効くまでもう少し待ってなー」 蒲原「あ、ラジオでもつけるかー」ポチッ <コイノリンシャカイホー♪ <お届けしたのはラジオネーム、アラサーだよっ!さんからのリクエスト <「恋の嶺上開花」でした。 京太郎「すごい曲ですねぇ」 蒲原「まぁ良いBGMさー」 蒲原「お、海が見えてきたぞー!」 蒲原「うーみだー!」 京太郎「おおー景色良いですねぇ、人も少ないし穴場だ」 蒲原「ふふふ。ここは前に鶴賀学園の皆で来たんだー」 京太郎「思い出の場所ってやつですか。良かったんです?」 蒲原「特別さ。光栄に思いなよー?」 蒲原(君だからこそ連れてきた…とか言えたらなぁ…) 京太郎「ふむ」 京太郎(オレは女の子のどの部分が好きかと言われれば) 京太郎(おっぱいと全力で答えるだろう。これはオレの中の真理だ) 京太郎(しかし、しかしだ諸君) 京太郎(オレの目は完全に蒲原さんにいっている) 京太郎(これはおっぱいが原因なのか、いや違う) 蒲原(なんか真剣な顔してるなーちょっと格好良い///) 京太郎(そう、その魅力は生足…!) 京太郎(蒲原さんはプロポーションが特筆しているとは言えない) 京太郎(しかしどどうだろう) 京太郎(夏の日差しの当てられた絹の様な柔肌が見せる幼さ) 京太郎(ミニスカートからちらりと見える太ももの色気) 京太郎(まさしく夏の魔物である・・・) 蒲原(うわわ。見られてる少し恥ずかしいなー///) 京太郎「蒲原さん!」 蒲原「は、はい!」 京太郎「服とても可愛いですね。似合ってますよ。」ニコッ 蒲原「ワハハ。そうかそうかー」 蒲原「素直に嬉しいぞー」 蒲原(可愛いって!可愛いって!///) 京太郎「さて、場所はこのへんでいいですかね?」 蒲原「おーそうだな。ん、潮風が気持ちいいなー」 京太郎「ですねぇ。あぁそれにしてもお腹空きました」 京太郎「今日のためにオレ朝から何も食べてないですからね!」 蒲原「ワハハ。気合充分だなー」 蒲原「んじゃ準備するからちょっとまってろー」 京太郎「おお・・・」 蒲原「いやぁ男の子にお弁当作るの初めてだから上手くできたかどうかー」 京太郎「いや、充分美味そうですよ!頂きます!」 蒲原「ワハハ。はいどうぞ召し上がれー」 京太郎「んじゃこの鳥の唐揚げから」ハムッ 蒲原「ど、どうかなー?」ドキドキ 京太郎「う・・美味ぃ!」 蒲原「ワハハー」 京太郎「このだし巻きもソテーされたカマボコも」 京太郎「薄口の肉じゃがもほうれん草のソテーも」 京太郎「全部美味いです!」 蒲原「そうかそうかーどんどん食えよー」 蒲原(よかったぁ…頑張って作ったかいがあったぞー) 京太郎「いやぁ美味い美味い」ムシャコラムシャコラ 蒲原「ワハハ。良く食うなー」 京太郎「だって美味いですもん!いやぁ蒲原さんは良いお嫁さんになれますよ」 蒲原「へっ!?よ、嫁?///」 蒲原(やっぱ嬉しいもんだなー。今ならモモの気持ちがわかるぞー) 京太郎「美味い美味い」ムシャコラムシャコラ 京太郎「ふぅ食ったーご馳走様です!」 蒲原「はい、お粗末さまだぞー」 蒲原(全部食べてくれたなー///) 京太郎「いやぁしかしハードルさらに上がりましたなー」 蒲原「ワハハ。そうだろそうだろー」 京太郎「しっかしオレも負けるわけには行かないですよ」 蒲原「おー言うじゃないかー」 京太郎「まぁ誘ったのはオレですからね」ゴソゴソ 京太郎「よっし!はい、どうぞ!」ゴソゴソ 蒲原「これは…この前のチョコタコ!」 京太郎「はい。蒲原さん辛いのダメだろうと思いまして」 京太郎「こっちのほうが美味しく食べてくれるかなぁって」 京太郎「クーラーボックスで持ってくるの大変でしたけどね」 蒲原「よし、い、いただきます!」ハムッ 蒲原「お、美味しい!美味しいよこれ!」 京太郎「本当ですか?やった!」 蒲原「バニラとベリーソースもさることながら」 蒲原「この一緒にかかってるこれが…」 京太郎「お、気が付きましたか?さすがですね」 蒲原「これは…ヨーグルトだね?」 京太郎「ご名答!よくわかりましたね。」 蒲原「でも、この味…どこかで…」 京太郎「そりゃそうですよ。この前行ったあのお店のヨーグルトスムージーですから」 蒲原「えええ?でもなんで…」 京太郎「いやぁ前飲んでる時すごい美味しそうに飲んでたので」 京太郎「あの日からお店に通ってデータ集めて作ってみました!」 蒲原(そこまで見てくれてたのか…) 蒲原(嬉しいなぁー///) 蒲原「ありがとう。とっても美味しいぞー」ニコッ 京太郎(なんだこれ可愛ぇ) 京太郎「い、いや。喜んで貰えたなら光栄です!」 京太郎(不味いな…意識しすぎて味がわからん) 蒲原「うふふ。どーしたー?」ニコニコ 京太郎「い、いやなんでもないです!」 京太郎(やべぇ顔みれねぇや) 蒲原(おー照れとる照れとる可愛いやつめー) 蒲原(まぁ意識してるのはこっちもなんだけどな///) ザザーン ザザーン 京太郎「し、しかし本当に人いませんねぇ」 蒲原「そうだなー」 蒲原「…」 蒲原「あ、あのさ!」 京太郎「はい?どうしました?」 蒲原「あのね、君が嫌じゃなかったらでいいんだけどさ」 蒲原「もう少し……もう少し近くに行っていいかな?///」 京太郎「は、はい!どうぞ!」 蒲原「おー///隣失礼するぞー」 蒲原「よいしょっと」チョコン 京太郎(何だこれは白昼夢か…) 京太郎(隣には可愛い女の子、目の前は海) 京太郎(ここが天国か…) 蒲原「えへへ///」 蒲原「私はなーこうやって男の子と出かけたことはなくてなー」 蒲原「お弁当だとか服とかいっぱいっぱい悩んだんだぞー?///」 蒲原「でも、自分にもこういう気持ちがあるんだなって知れてさ」 蒲原「大変なこともあったし友達から応援も貰って頑張れて、そんな初めてを君とできて」 蒲原「すごい嬉しかったんだ。ありがとうなー?」ニコッ 蒲原「ワハハ。やっぱ恥ずかしいやー」 蒲原「まぁバカな女の戯言だと思って聞き逃してくれー」 京太郎「蒲原さん」ガバッ 蒲原「ふぇ?」ギュッ 蒲原「わ、ワハハ。いきなり抱きしめるとかおねーさん勘違いしちゃうぞー?」 京太郎「…ですよ」 蒲原「えっ…?」 京太郎「勘違いしてくれて…いいですから。」 京太郎「オレも最近は蒲原さんのことばっか考えてて」 京太郎「料理だって大変だったけど」 京太郎「蒲原さんが笑ってる顔思い出したら全然辛くなかったです。」 京太郎「それなのに、急にこんなこと言われて嬉しくないわけ…ないじゃないですか…・!」 京太郎「オレからもお願いします。」 京太郎「隣でずっとアナタの笑顔を見させてください」 蒲原「ワハハ。そっか。そばにいていいのかー」 京太郎「はい、オレで良ければお願いします」 蒲原「そっか……グスッ…ヒック」 京太郎「蒲原!?」 蒲原「ゴメン…グスッ…すごく怖くて…でも嬉しくてさー…ヒック…」 蒲原「なんでだろうな…涙止まんないやぁ…」 京太郎「蒲原さん…こっち向いて、目閉じてもらえますか?」 蒲原「えっ…」チュッ 京太郎「これが…オレなりの精一杯です。」 しばらくして 京太郎「少しは落ち着きましたか?」 蒲原「お、落ち着くわけないだろ!初めてだったんだぞ!」 京太郎「奇遇ですねオレもですよ。」 蒲原「そうなのかー?えへへ///じゃなくって!大体泣いてる彼女にだな!」 京太郎「嫌、でしたか?」 蒲原「うーっ。い、嫌なわけないだろっ///」 京太郎「ならいいじゃないですか。」 蒲原「何か手玉に取られてる気がするぞー?」 京太郎「いい思い出になりますよこれも」 京太郎「…っともうこんな時間ですか」 蒲原「ふふふ。それもそうかもなー」 蒲原「さて、帰ろうか!運転頑張るぞー」 京太郎「オレも早く免許取らないとですね」 蒲原「ワハハ。そうだなー早く助手席に座らせてもらわないとだー」 京太郎「そうですね。彼氏が助手席は少しみっともないです」 蒲原「よし、シートベルト閉めたかー?」 京太郎「OKです!」 蒲原「よっし。んじゃ出発するぞー」ブーン 京太郎「しかし行きは友達で帰りは彼女ってすごいですよね」 蒲原「うーっ!君はすぐ恥ずかしいこと言うなー///」 京太郎「あははっ。ごめんなさい。でもやっぱり…」 蒲原「でもなんだよー?」 京太郎「意外に可愛いとこありますよね」 蒲原「ワハハー///」 おわり
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542 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 00 39 17.92 ID noapBdbro [5/10] 京太郎「……飯にすっか」 煌「ふふっ、すぐに用意しますね」 照「やーいやーい! お腹まで泣き虫ー!」 咲「うぅぅ!」バシバシ 照「ぐっ!? ホーンが復活してるから地味に痛い」ウグググ 京太郎「何やってるんですか?」アキレ 煌「京太郎君、食事の前にすることがある筈でしょう?」ニコニコ 京太郎「え、それは……?」 煌「腹筋100回、腕立て100回、発声10セット、外郎売10回がまだですね」ニコニコ 京太郎「ひ、ひぃぃぃぃい?!」ガタガタガタガタ フコウダァァァ! サボリハユルシマセンノ! タスケテェェ! ニガシマセンノ! 咲「ふふっ、相変わらずだなぁ京ちゃん」クスクス 照「だから言ったでしょ。京ちゃんは京ちゃんだって」 咲「うん……やっぱり、京ちゃんのとなりがいいなぁ」 照「……そうだよね。やっぱり京ちゃんがいなきゃダメなんだね私達」 だから――早く追いついてね 私……ずっと待ってるから ,. ―――-- 、 / ヽ、 .' ヽ / , { | , l | } , .' .| | /_j _/ .! |-/、 . { | |イ} } /}/| /}/ } ハ | {、 . | 、 从ィ斧 / イ斧Y { | ヾ} |∧ r从 { Vり Vリ |∧{ Ⅵ、 \ . . . ' . 八 リ ヽ}`ー、 ` ´ イ 从}≧=-- く ,-r―--イ} | 〉--―、 、 / {、 、 〈___/ /イ ヾ {- 乂\ 、 { / イ/ /- 、 , | Ⅵ\ > ∨-< _// Ⅵ | / ¨「__7 ̄´ { / イ | | { / ∧ / / | | 八 / ∧ , /_-'」 | Ⅵ_ _/ 〉 / , 咲「大好きだよ、京ちゃん!」ニコッ <須賀京太郎のファン> 宮永照 弘世菫 宮永咲 ←New! 555 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 00 55 49.49 ID noapBdbro [6/10] こうして楽しいひと時を過ごした咲ちゃんは長野へ帰っていった。 だが京太郎! お前の相手はまだまだ数多くいるぞ! ?「咲がやられたようね……」 ??「じゃが、先は清澄団体チームの中でも一番のヌルキャラ」 ???「お楽しみはこれからだじょ……」 果たして、清澄四天王の猛攻を抑えられるのか、京太郎!!! 頑張れ京太郎! 負けるな京太郎!! トップアイドルになるその日まで!! 和「……ところで」 オラァァタマトッタレェェ!! シュリュウダンジャァァァ!! 和「ここはどこなんですかぁぁぁ!?」ガビィーン! のどっち現在地 【福岡】 【そして翌週 白糸台 京太郎の教室】 ザワザワ ガヤガヤ ガララッ 京太郎「おはよーさん」テクテク ザワッ 京太郎「ん? なんだ?」キョトン キャー!! イヤァァァン!! ダイテェェェ!! メチャクチャニシテェェ!! 京太郎「」 淡「あ、おはよー!」 京太郎「なんだ、この騒ぎ……?」ガタッ 京太郎の机「」バサバサバサバサバサバサッ!! 京太郎「!?」 ラブレターの山「」ドドドドッ!! 京太郎「!?!?!?!?!?」 淡「ウワーモテモテダネー」ボウヨミ 京太郎「どうなってるんだ……?」 淡「これじゃない?」つ雑誌 京太郎「へ?」 淡「……ミーハーってこんなにウザかったんだ」ボソッ 京太郎「どれどれ……」チラッ 561 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 01 01 00.40 ID noapBdbro [7/10] =- ..,,__j { |! !|...} |-------┘{..| | | | | | } └-----┘.| |! || j {__|!_j !_ ニ=- ..,,___ `''ー=- . | | | ,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、...| | | .} |¨.| | ̄! ..|--= ニ三 _,,三 γ⌒マ i i ,.-、 . | |./_,..- ヽ ` 、..゙| .. | | | | . | |-‐ァ-、  ̄} .| ̄γ⌒マ -{ ! !}- | |=-{! i}ー-../ /´ / ∨ \. __| |__j |__.| |--{! i}‐‐j |-‐ {! ! }‐=  ̄ ゙二二.゙ガイアが俺に―――. / ,' 、 ヽ.....‐┐‐┐ |ニ二 ""´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ― -----.t=r=-...../ , , / /| | . | | | ∨| | | | | |___ ____ γ⌒マ i i_/ / / |_|__'_| | _}_|_|_| | | | | | . ! i , -.、 ̄} .| ̄γ⌒マ -{ ! !}- | |=. ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ | , ´/}/_}∧ | | |゙|_| |__| |--{! i}‐‐j |-‐ {! ! }‐=  ̄ ̄ |三三二二ニニ=/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |.... {ニ }=ニニ二二三三| ̄ ̄ ̄ ~~ ~ ~ | ̄`i|三} .| / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{ ==ム ヽ!三|--== r--- | | . . i| | r‐- ´/イ }从lム ; \ ,ノ / \.゙ァj.} , ---==ォ. | | | |ニニ i| | {二二 `ヾ、 | ∧ ∧,イ / / ニニ }...| | | UiUiU i| | ! ̄ ̄ ヽ Ⅵム -―‐‐' .イ //....ニ./ /  ̄ ̄| . ! ! iUiUiUiU |_,,.. > (⌒y'⌒⌒) ,r-、.._ -)ノl゙ヽl\ / ./¨`‐‐ 、 ,r-、(⌒y'⌒⌒) 、..,, ゝY ,、__ ソ..._, '´ ´ iヽ、 .,∠ l .―――もっと輝けと囁いている . ,,.. -‐彡 `゙゙ ''' ー ---..\ ´ r´rヘ-ニ/ヽ、r‐´}_} /二 ニニ --- ― ''' ""´ ヽ (/ // | ハl / > / / |__/l /`--- 、____ _ -‐ ´ ∨ / l / / i `、 _____/ ̄ ∨ l _ | / i |l i ', ________ | ∨ | (_) _∠´ l | | | ./| /i .l l γ)) ゝ/ ノ r'´ | ∨ ∨ | // |゙  ̄ ̄ ̄ ̄ | `z}/ ト | l `-‐´ .\ l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ } /k}/ lヽ l i} . .< | | __// tjz |∧ /| / / ̄ ヽ ヽ| l r‐'´.彡'´ tヲヒz}-、 ./ | __ / /l / ヽ .| | | | (_) | kgjtェヲヒzjfョ((_)) // / / | | | | | l ∨ l | r‐´ / / / | |. K.S(Age16)[アクセル1所属] 京太郎「う、うぉぉおぉおお?!」 キャァァー!! スガクゥゥゥン! コッチミテェェェン! アァァァァァン! 淡「凄いじゃん、仕事取ったんだ?」 京太郎「ああ! だけど、こんなにデカデカと特集してくれたのか……」スゲェ! 淡「まぁ、確かにちょーっとはカッコイイけどさ」ボソッ 京太郎「え?」 淡「別に。なんでもないけど?」プイッ 京太郎「そうか?」 淡「……ふんだ」 576 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 01 15 44.34 ID noapBdbro [8/10] 【一方その頃 千里山】 竜華「……や、やったで!!! やったんや!!」ワーイ! セーラ「へぇ……こりゃええなぁ」ホンワカー 浩子「……」ニマニマ 怜「」ミイラ 泉「(まだ干からびてるんやな……)」ドンビキ 雅枝「これは中々やなぁ」フフフ 【長野 清澄高校 麻雀部室】 久「……ハァ」ボンヤリ まこ「お前さんも引退したの、よう来るのぅ」 久「いいじゃない。ここ落ち着くんだから」 ダダダダッ! ガチャッ! バタン! 一太「た、大変です!!」バーン! まこ「なんじゃ騒々しい」 久「何? 大したようじゃなかったら許さないんだから」チラッ 一太「いやいや! これを!!」バッ 久「なによ……」スッ まこ「なになに……?」  ̄ ̄~γ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| │.| | | || | /... | . | ./ // | | | | | / | \ `| | │ | |.i┬┬┬┬┬ . ,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、┬┬|__| .∧ ./\ /` |... | │ | | |┴┴┴┴..../_,..- ヽ ` 、゙| |/ ∨ / .\/ |_,,,..| │ | | | ___.゙/ /´ / ∨ \. / / / . ....\ .|... | │ | | | ∧ , ´ / ,' 、 ヽ..゙| / / ー‐──\|... | │ | | l_//|/ , , / /| | . | | | ∨..゙|./ / . . |... | │ | | _/ / / |_|__'_| | _}_|_|_| | | ..Т´ . |... | │;| | 「.. ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ | , ´/}/_}∧ | | | | . |_゙| │.| | | ̄.゙/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |...] | | │ | | |.. / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{..゙| | ̄ | │ | | 「 「 | ´/イ }从lム ; \ ,ノ / \ | | │ | | |. | ∧ ∧,イ. | | | │ | | | n..Ⅵム -―‐‐' .イ //.| | | | │ | |г .「 | . _ -´ .ヽl\ //イ /¨`‐‐ 、 | | │ | | L | _, '´ ´ l`ヽ、 ,∠ | l ̄ ̄ ̄7. | | │ | | | ..゙\ ´ r´rヘ-ニ/ヽ、r‐´}_} / |~゛'.| │ | | .| ヽ (/ // | ハl / | | │ | | | > / / |__/l /`--- 、____ | | │ | | _ -‐ ´ ∨ / l / / i `、 | | │ | | / ̄ ∨ l _ | / i |l i ',..゙| | │.|____| | ∨ | (_) _∠´ l | | | ./| /i .l...| | │..___;;| l γ)) ゝ/ ノ r'´ | ∨ ∨ | // |.. | | │... | `z}/ ト | l `-‐´ .\ l | | │... } /k}/ lヽ l i} . .< |...| | │... | __// tjz |∧ /| / / ̄ ヽ ヽ|..゙| | __│._______ _____________________..| ──へ────────────────────────────´ 久「!!!」ガタッ!! まこ「!!!」ガタッ! 【優希の部屋】 優希「……」ペタペタペタ 壁一面「」京太郎の写真 優希「……じぇ」ニコォ 592 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 01 28 10.73 ID noapBdbro [9/10] 【芸能事務所 アクセル1】 ひのちゃま「へーっ! いいね、これ!」 のんたん「カッコいいなぁ」 くろださん「まだ表情が少し硬いな」 だいちゅう「十分ですよ、これが初撮影なんですから」 てらしー「まぬけづらしやがって」プイッ 社長「いいねぇ。これは華々しいデビューだ」 おりかさん「へぇー、カッコイイじゃん!」 ゆうゆう「素敵だねー!」 その他所属者「「「頑張ってるじゃん」」」ワイワイ ワイノワイノ ガヤガヤガヤ 【某テレビ局】 ???「うふふ……☆」 恒子「瑞原プロ? なに見てるんですか?」 ???「内緒ですっ!」クスクス 恒子「???」 健夜「これは……」ハナジボタボタ えり「!?」 【白糸台】 煌「実にすばらっ!!」 京太郎「本当に驚きましたよ……」 煌「でも、これで自分がアイドルだって実感が持てたでしょう?」クスクス 京太郎「そうですね。十分すぎるほどに」 煌「でも、満足はしていないんですよね?」 京太郎「はい。俺はまだまだ上を目指したいんです」 今よりももっと、もっともっと高く! 誰よりも高い場所へ――! 京太郎「俺! これからも頑張ります!!!」ニッ! カンッ! 須賀京太郎君の次アイドル活動にご期待ください!! 675 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 22 18 53.68 ID IX6qSW2Mo [2/8] 【顔だけ】「アクセル1を語るスレ」part20【ちゃうの?】 215 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP 最近帝王分が足りなくて辛いですわ…… 216 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID JSAsumiYo ス○パーでのぬ~○~再放送が最近唯一の癒し 217 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi ↑DVDBOXも持ってないの? そんなんじゃ甘いよ(嘲笑) 218 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ ぬ~○~はちょっと怖いよー 主に妖怪退治する辺りが怖いよー 219 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress やはり玉藻だな、玉藻に限る 玉藻でなくてはならない 220 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 テッカ○ンブレードの頃が好きだなぁ 221 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Hukuyo5kO ↑ アラフォー乙 222 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑アラサーだよ!!! 223 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi ひろきさんの城之内もいいけど、初代も忘れたくないよね 224 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID osero/ka2 最近帝王一色だな ひのちゃまやのんたんも頑張っているというのに てらしーはごめんなさいしないといけないよね? 225 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU て、てらしーはホンマはええ子なんやで! 226 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SawAmuRaa うんまぁ、ツンデレというかなんというか 227 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii すんななのちしちにとなのに となきちくちのらすらとな 228 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba ワッツ? 日本語でおk 229 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uTaChamBer ↑ ヒント かな入力だねぃ 230 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 227 何これ、頭おかしいんじゃないの? 231 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi これはお薬が必要だね 232 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend 何がなんだか分からない……! 233 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO 【速報】須賀京太郎、遂にデビュー 234 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten !? 235 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 なんだって!? それは本当かい? 236 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SawAmuRaa kwsk 237 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Kapibaraa きゅ? 677 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 22 31 25.70 ID IX6qSW2Mo [3/8] 238 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT 須賀? 殺された筈じゃ…… 239 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE ↑残念やったなぁ、トリックや 240 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NO/Wakame キタイ! アゲ! 241 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 馬鹿な……今期アニメ全てをチェックしているこの私が……見逃し? 242 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ ちょー気になるよー!! 243 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ソース早くしてほしいぞー 244 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID sHadeMooN ソースよりタルタル派だ 245 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ONdIsKdes ↑ソースとは情報元のことですよ 246 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FraGariA0 気になるのぅ? 全裸待機じゃな 247 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO アニメ関連じゃないっすけどね たまたま購読してた雑誌で特集されててビックリ  ̄ ̄~γ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| │.| | | || | /... | . | ./ // | | | | | / | \ `| | │ | |.i┬┬┬┬┬ . ,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、┬┬|__| .∧ ./\ /` |... | │ | | |┴┴┴┴..../_,..- ヽ ` 、゙| |/ ∨ / .\/ |_,,,..| │ | | | ___.゙/ /´ / ∨ \. / / / . ....\ .|... | │ | | | ∧ , ´ / ,' 、 ヽ..゙| / / ー‐──\|... | │ | | l_//|/ , , / /| | . | | | ∨..゙|./ / . . |... | │ | | _/ / / |_|__'_| | _}_|_|_| | | ..Т´ . |... | │;| | 「.. ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ | , ´/}/_}∧ | | | | . |_゙| │.| | | ̄.゙/ / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |...] | | │ | | |.. / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{..゙| | ̄ | │ | | 「 「 | ´/イ }从lム ; \ ,ノ / \ | | │ | | |. | ∧ ∧,イ. | | | │ | | | n..Ⅵム -―‐‐' .イ //.| | | | │ | |г .「 | . _ -´ .ヽl\ //イ /¨`‐‐ 、 | | │ | | L | _, '´ ´ l`ヽ、 ,∠ | l ̄ ̄ ̄7. | | │ | | | ..゙\ ´ r´rヘ-ニ/ヽ、r‐´}_} / |~゛'.| │ | | .| ヽ (/ // | ハl / | | │ | | | > / / |__/l /`--- 、____ | | │ | | _ -‐ ´ ∨ / l / / i `、 | | │ | | / ̄ ∨ l _ | / i |l i ',..゙| | │.|____| | ∨ | (_) _∠´ l | | | ./| /i .l...| | │..___;;| l γ)) ゝ/ ノ r'´ | ∨ ∨ | // |.. | | │... | `z}/ ト | l `-‐´ .\ l | | │... } /k}/ lヽ l i} . .< |...| | │... | __// tjz |∧ /| / / ̄ ヽ ヽ|..゙| | __│._______ _____________________..| ──へ────────────────────────────´ 248 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten ファッ!? 249 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 3tUzuTu0 え、カッコイイ…… 250 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 え? ええ? 251 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 33.24 ID NekiYadEE 誰やコイツ?(恋に落ちる音) 252 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ?:33.24 ID ATGsisteR 誰やコイツ?(恋に落ちる音) 253 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Maho/LoVE なんだこれは……たまげたなぁ 688 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 22 45 37.91 ID IX6qSW2Mo [4/8] 254 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KiLLiKedA え? いつからジャ○ーズスレになったんだ? 255 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Hukuyo5kO いいじゃん! 見事にアイドルしてるって! 256 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 これはイケメンの遺伝子を後世に残すべきですねっ☆ 257 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru ちなみにキャッチコピーは私が考えてる(照だけに) 258 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID BIGoMochI わずか一ヶ月で……化けるものね 259 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar あれ、どこかで見覚えが…… すごく懐かしくて、胸がドキドキします 260 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ ちょーカッコイイよー! 261 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ふわぁぁぁぁぁぁあぁ!?!?!?!?!?!? ほぁああああああああああああ!!!?????? ど真ん中直球ストライク入りましたー! これもう止まりませんよ? 責任取って貰うんだからね!! 262 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba ノーウェイ! あ、ありえません! 私がドキドキするなんて……!? 263 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uTaChamBer 顔は文句無しだねぃ 顔は 264 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur どや!? ええやろ!! 265 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID DaIkoyaDe 頑張ったんやね~、スゴイで~! 266 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi モデルなのが残念だなぁ 早く声を聞いてみたい! 267 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID JSAsumiYo こんなに格好いいと……モテるんだろうね 268 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe かっこいいですね 269 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT ま、まぁ? 私の雑用はさせられるレベルだし? ランクCくらいのナイトにはしてやるし? 270 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU 愛しています 698 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 22 59 43.74 ID IX6qSW2Mo [5/8] 271 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ワハハー! てごしくんゴメンなー…… 272 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 これは、アイドルもいいかもしれないな 273 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten これで麻雀強ければ……カードは期待できるんだけど 274 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi 顔は日本上位レベル 問題はその他じゃない? 275 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP なんででしょう? なぜか無性に股間を蹴り上げたいですわ 276 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID sHadeMooN こいつ、まさか……いや、そんな筈はない 278 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 ジャニーズ上位ってとこかな? 279 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SawAmuRaa みんな突っ込まないけど、あのキャッチコピーは無いと思う 280 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 黙れ若造! お前におもちが救えるか!? 281 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 19.19 ID NekiYadEE 須賀京太郎、要チェックや! 282 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 19.19 ID ATGsisteR 須賀京太郎、要チェックや! 283 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NO/Wakame イケメン! ハッサム! 284 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 ↑ハッサム……? 285 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii おのれ、自分だけ膝枕エキス吸いおってからに……殺すで? ホンマひき肉にすんで? 憎い……この世の中で一番憎い……!! なのに、なのにや…… なんでウチがドキドキしてんのやぁぁぁぁぁああああああああああああ!? うわあぁぁぁぁぁぁ!? 286 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU 愛じゃよハリー 287 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress これはいい 雑誌買いに行かないとな 289 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend ファンになっちゃうヤバイヤバイ…… 290 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CopY/maHO 須賀先輩、カッコイイ…… 291 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ONdIsKdes 少し見ない間にここまで…… 感動しました 716 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 23 20 21.97 ID IX6qSW2Mo [6/8] 292 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ワハハー 家のジャ○グッズを全部処分したぞー 293 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 45.45 ID NekiYadEE なんや、調べてみたら新人やん。可哀想やからウチがファンになったるわ つーかさっきから下で妹がうっさい。何がイケメンキターや 294 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 45.45 ID ATGsisteR なんや、調べてみたら新人やん。可哀想やからウチがファンになったるわ つーかさっきから上で姉がうっさい。 何がイケメンキタデーや 295 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 45.45 ID MaSaEATG さっきから娘達が騒がしい…… 仲間に入れて欲しいんやけど 296 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU 友達が知り合いやから応援してたんやけど、こりゃガチでファンになったるわ 297 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 顔は及第点 素行が気になるところです 298 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HotpLeAse あったかいかなぁ~? 299 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SuGALoVE+ ミツケタ 300 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO これからの活動に期待ってとこすかね 301 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur これが須賀京太郎や! アクセル1のルーキーやで! 302 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KuchiBetA 凄い努力したんだね、偉いなぁ だけど容姿だけで生き残れる程甘い業界じゃないから、これからも頑張らないとね きっと大丈夫だと思うけど、売れ始めが一番気が緩むところだと思うし 帝王や他の先輩方の姿勢をしっかりと学んで欲しい 303 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 もう待ちきれないよっ☆ 304 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Kapibaraa ごしゅじんさましゅき 305 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OHimeSAKi これからもずっとずーっと!! 応援してるからっ! 【煌の部屋】 煌「ふむ……中々好評ですね、すばらっ!」カタカタカタ <須賀京太郎のファン> 宮永照 弘世菫 宮永咲 蒲原智美 ←New! 愛宕洋榎 ←New! 愛宕絹恵 ←New! 江口セーラ ←New! 775 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/26(月) 23 56 11.95 ID IX6qSW2Mo [8/8] 【白糸台 正門前】 ダダダダダダッ!! 京太郎「ひぃぃぃい!?」タタタタッ! 女子連中「「「「待ってぇぇぇぇん!!」」」」」ドドドドドドドドッ!! 京太郎「た、助けてぇぇ!!」ヒィィイ! 淡「何やってんの?」アキレ 京太郎「み、見てないで助けろぉぉぉ!」 淡「やーだね。自業自得じゃん」プイッ 京太郎「淡ぃぃぃぃい!」 女子連中「「「「「いやぁぁぁぁん!!」」」」」キャー! 京太郎「ば、万事休すか!!?」 照「京ちゃん、こっち」ザッ 京太郎「照さん!?」 照「我が一撃は無敵なり……」ザッ 京太郎「!?」 照「はぁぁぁぁぁ!!」 ____\ \ { \ __> .. \ . \ }\ \ ... \ . \ \ , , /\ \ .. \ l \ \ \ヽ/⌒7 ′ ′ , | li\ / -‐/ ̄ ̄ ̄/ ̄\ \} }\ \ } ∨ / ∧ , ′ /{ }\ | \ l| \ / / / / y'⌒ヽ\人 /\ \_}/ ,/ ̄ / ∧ ∨,√| \_} \__} \ _ -‐ / -‐ / /../ / ̄ ̄ ̄\ ∨ } ′/ ∧ | ∨ l| }i-‐ // { ,.../ { \ | | | / i| | l ll| |li、 / \/l l...| | ∨ | | | ii| i| 丶 ,′ >‐- 八 ll...| |___ | l| | |l ill| | l ll| |lli ii| i| \ | -‐ {. . ト---≠ ┴ァ‐- {/ ̄ ‐- __| l| | |li ii| \ | ∨∧\{/∨ / f´}/) -=ニ | |lli illl| | l iii|\ \ | _∨∧彡クj //)-} /ヽ.  ̄} |llli illll| | l ll| |lli ll| i|. . . \_____|______/. . . /i⌒}/,〈 ´~ (/ 〉 , |lllli illlll| | l ll| ii|lli ii| ll|| i|、. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / / \ \ `~´{_ ′ lll|い√ ̄} | ∧ l「` -=i|ll| ii| ill| /. \. . . . . . . . . . . . . . . . < ̄ ̄ _/. . . /l__//>-- \ , l| )ノ l| |,/ l i リ^i\ } /^}/}  ̄\. . . . . . . . . . . . .`ー‐‐. . . . . /,/ ̄ ̄\ト、 } \ ′リ l| |′ l | \从,/ | / \. . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ ,/  ̄ `ー- _〉 リリ リ′ }′. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | '′. |. | | 〈/〉-‐=ニ二ニ=-- _,,| ∧ }ニ=-  ̄ ̄ ̄ -=ニ=- _〉 〈 }  ̄「\ ドッゴォォォォオオン!! 女子連中「」バッヒュゥゥゥン! 京太郎「」 照「……成敗完了」フフフン 京太郎「」 淡「やるじゃんテルー!」ワーイ 安価↓3 1 麻雀部に行く 2 今日は事務所に行く そのレスのコンマが50以上で和がいる 3 まっすぐ家に帰る そのレスのコンマが50以上で和がいる 802 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 00 14 10.97 ID nMj5ecD1o [1/17] 【芸能事務所 アクセル1】 ガチャッ 京太郎「お、おはようございまーす」フラフラ 社長「おー、須賀君。無事だったかい?」 京太郎「大変でしたよ……アイドルって、こんなに辛いんですね」ゼーゼー 社長「しばらくすれば落ち着くさ」 京太郎「そうなんですか……」 社長「おっと、その前に君に紹介したい人物がいるんだ」 京太郎「紹介?」 社長「入ってきたまえ」 コツコツコツ ??「……」ニコッ 京太郎「な!?」 ,>─. .──- .ィ─-、._ __┌.、/ \/ | | ∨′ . . . ', }. ,ゝ / ト、 ∨ ゙i { / ,.! ! ! . .| .| | | ', ! ! } ',;;;;ィ゙ ヽ ! .{ { | | | 」| .| | ィ‐十ト| | } } \ / |/{ |.!.| {斤人|ヽj\| .レ゙リリル ノ ィレ′ ヽ .{',从|レィ==、 ィ==x .リ/ |」| ├┤| 沁 ノ/ ! | . .|',| 人 r─‐┐ ハ/ / | | . .| | |> , `.-- ' ,∠// /! | | . .| | . |ィ‐=_,,} ー {.__//゙ /_.| i| |... | | ! リ.| {_ __.//゙ / ヽ!| | . .| .| ! / /_,ヽ.∠ィ'/ /─=|| | . .| .| / /─'、,..ィ‐-、_,..| | |_ || | . .| .i! ../. . . . | ∨ ゙< 小. | . .| .{ ! ∨ . ヽ`>、 ∨ |. ) |. . | | { . } ! ! | .. |∧ ', . . . i. ..ノ| | リ | ../ ヾ.\__, 人 ,.イ〃.ノ/ ゝ | `ーイ / | /゙_.∠.ィ゙/ | \.|_ / ! ,ィ゙ {" ∧ \ } / ∧ 和「お久しぶりですね、須賀君」フフフ 京太郎「和!!」ゴクリ 須賀ホーン「(意味深)」シャッキィィィン!! 和「……ふふっ」 814 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 00 26 14.22 ID nMj5ecD1o [2/17] 京太郎「の、和!? どうしてこんな場所に……」オロオロ 和「それはこっちの台詞ですよ」テクテク 京太郎「え?」 和「……どうして、勝手に出ていったんですか?」ウツムキ 京太郎「それは……」 和「私、寂しかったんですよ……」 京太郎「和……俺、俺は」 和「……」キッ パンッ 京太郎「え……?」ジンジン . / | . i .| . . . i| | . . . . . .|! . |i . | 、 . .゙、 、 ゙、゙、 ; イ/ i ./ | i .| . . . i .| . . .i| | . . . . . . .|! .| i . i 、 . . 、 .、 . . .! . iヽ/ . . .|/ i i | | . | .| . . . i| | . . .| ! | .. |i. | .i i ゙、 . .i.;A-‐ハ .! . . . . . . ..! ___| ! .i | . | . . .i .! . . .|!.i! l | . ! . . . . ..i . .i ゙、! _/ハ ハ/ |ィ;. .,.-‐-、! /. . . . .V/i |.| . . i i i_ |、!、 . .! i !、i . . . . . .i . .i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |' . . . . . .i . | . . . . ! i i! | .. i i . . i`iー ト-!、丶 . . . . i 、^V i_; ヽ / i . | . | . . . 、 ! i、 . .i . . . .| .i 、 .7メ'f ヾー\ . . . 、`ヾ ;;; ン ′ ノ . . ! .| . . . ヾi 、 .\ . \ .]〈 っ ; i  ̄` _,∠| | . | .|―- ヽ! .i、`゙ー-r≧ ≠ , " " / | ! . | .!//// | .| . . . . . . \! ,, ,, / i! i .i//// | .| . . .i i r== "ヽ / i . i .|//// | | . i . |\ ∨__ノ) / / . i. |//// | | . .| イ | |l`ー-..、  ̄ ̄ / / . |///// |.| . | ∧ i . !i `i ー-‐ ' ,..-‐ / . .i!///// 和「どうして、相談してくれなかったんですか?!」 京太郎「っ!」 和「私達は……そんなに頼りない、ですか?」 京太郎「それは違――!」 和「バカ……須賀君の、バカ……」ポカポカ 京太郎「和……ごめん」ギュッ 和「……須賀君」ギュゥゥ ムニュムニュ 京太郎「……」ギンギン ガチャッ 竜華「さーって、今日も頑張って仕事するでー!」テクテク 和 京太郎「……」ダキッ 須賀ホーン「キャストオフ」ビンビン 竜華「……は?」 828 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 00 35 59.05 ID nMj5ecD1o [3/17] /.......... / | ハ ハ ..ノヽ..∧. /....../... / | | \ 斗-、 i ∧ '....../..{ 〃 { 弋{ 〃ヽ 廴 \ | ∧ i...../... | ト-| { \ ぅ 斗=ミ、 i | / ∧ |... 7.. | | | {_ ヽィ乏) ハ 入 φ / ∧ |ハ ヽr y 弌 弋辷ツ ′ 〉 / i / ∧ |{ i ∧〃_) ハ ` _厶ィ ハ | / ∧ |{弋 〈 ハ ゞ -'' 、 ´ } | / ∧ ` >へ i u / | / ∧ }. . -‐- 、 rー ' | / ∧ |.∧ V_ ノ イ | | / ∧ |... ゝ / | | | / ∧ |... > < 八 | | \_ |... i `¨ハ 〉 | |/ ̄ ̄ ̄〃 へ ^ヽ |... | 〉 / | | // ⌒ヽ.∧ |... |__// _/{ | | // V∧ r―|... / ./---、 ' ./ { | |_彡 ' V∧. ∧ { |... / // ̄ ̄ 7 | | |=- / V. / } ト| / 〃 / | | | ./ / V 竜華「え? ちょ、え?」 京太郎「りゅ、竜華さん!?」ガビーン 和「……?」 ガッチリホールド 竜華「きょ、京太郎……君……?」フラフラ 京太郎「こ、これは違います!」バッ 和「誰ですかこの人?」 京太郎「あ、えと……プロデューサーだよ」 和「ああ、そう……【ただ】のプロデューサーですか」ニコッ 竜華「!??!!?!?!??」ビッキィィィン 京太郎「そうそう、ただのプロデューサーで……って、え?」 和「ふふっ」ニコニコ 竜華「京太郎君……」ゴゴゴゴッ 京太郎「ぎゃあぁぁぁぁぁ!? 許してください! お願いします!!!」 竜華「う、うち……」 京太郎「ひっ?!」 ピタッ 竜華「う、うぇ……」ジワッ 京太郎「!?!??」 竜華「ひっ、ぐすっ……ひぐっ」ポロポロ 京太郎「」 和「???」 836 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 00 50 13.74 ID nMj5ecD1o [4/17] 【十分後】 京太郎「(あれか十分、突然泣き出した竜華さんはなんとか落ち着いたみたいだけど……) 竜華「……」モキュモキュ 社長「ど、どうだいそのおまんじゅう! 美味しいだろう!」HAHAHA 和「……」 京太郎「……」 正直、事務所内の空気が最悪です 京太郎「(ああ煌さん……早く来てください!)」 【一方その頃 スーパー】 煌「あっ、これはお買い得!」シュバババッ!! おばちゃんA「あ、あの子できるっ!!」 おばちゃんB「速い……!?」 煌「ふふっ、これで京太郎君に美味しい物を作ってあげられるかな?」シュバババ! おばちゃんC「目で追えないスピード!?」 煌「これもすばらっ!」ガシィッ! 【アクセル1】 京太郎「(煌さぁぁぁぁん!!)」 竜華「……なぁ、京太郎君」ボソッ 京太郎「は、はい!」ビクッ 竜華「……この人、確か清澄の子やな?」 京太郎「そうです!」ビシッ 竜華「そんで……京太郎君のなんやの?」 京太郎「え、それは……」 和「恋人です」ニッコリ 竜華「……」パリィィン 京太郎「アカーン!! これアカーン!!!」アワワワ 淡「呼んだ?」 京太郎「呼んでねぇよ!!」 竜華「」ブルブルブルブルブル 和「冗談ですよ?」クスッ 竜華「え、ええ加減にしときや……」ギリギリギリ 846 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 01 01 20.14 ID nMj5ecD1o [5/17] 竜華「う、うちはな!! 京太郎君のプロデューサーや!!」バンッ 和「?」 竜華「京太郎君の面倒はうちが見とる!!」 和「はい」 竜華「せやからな! 京太郎君は渡さんで!!」バーン 和「……え?」 京太郎「え?」 竜華「……」ボンッ 和「もしかして……清水谷さん、須賀君のこと――」 竜華「~~~~っ!! ちゃう! そんなんやない!」マッカッカ 和「いや、でも」 竜華「これはアレや! Pとして面倒見とる以上! 放っておけないだけや!」 和「そうなんですか? 京太郎君は魅力的だと思いますけど」 竜華「せや! 京太郎君とはアイドルとP! それだけで、それ以上の感情は微塵も無い!」 和「微粒子レベルもですか?」 竜華「微粒子レベルもや!!」バーン /⌒ _>、/⌒ Y¨¨¨ 、 /´> ´ , } \ , ´ / 、 ヽ / / ' | | ∨ . ー‐イ' / / | | l } | | | . / ' ' / |{ | / /| } l | | // / { |-+-|、 | ,-}/-}/- / } { / ,..イ , 从,ィ=从{ l / ィ=tミ}イ/ /_ 从  ̄´ |∧ { Vリ ∨' Vり /' /- } / } / 从ム , ム,イ-、/l , . r ' /|/ 八 __ _ / / 、 イ Ⅵ \___ イ |ヽ 「 、 | r <///| |/}_」 |//(_)//|_ , <///〈 ,」////イ////> 、 r--- <////////∧ /////////////////> 、_ //////////////〈/ }---{///////////////////////ハ {//|////////////Ⅵ |////////////////////////} |//|//////////////| /////////////////////////l| 京太郎「……」 竜華「あっ……」 864 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 01 11 26.28 ID nMj5ecD1o [6/17] 竜華「あ、えと……今のは、その……ゴメンな」 京太郎「ん? なんで謝るんですか?」 竜華「だって……」 京太郎「俺、安心しました」ニコッ 竜華「え?」 京太郎「だってアイドルに恋愛なんて御法度じゃないですか。だから……安心しました」ポリポリ 竜華「安心……?」 京太郎「こんなとこで言うのもなんですけど、竜華さん……優しいし、可愛いし、スタイルも……いいじゃないですか」 竜華「~~~~っ」カァッ 京太郎「だから、もしモーションなんてかけられたら……俺、イチコロだったと思うので」アハハ 竜華「……」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨////////////////// 京太郎「だから俺、嬉しいです。竜華さんがちゃんと、俺のことアイドルとして見てくれていて」ニカッ 竜華「……当たり前や、アホ」ボソッ 京太郎「これからもよろしくお願いしますね」 ヽ./ , ヽ ヽ冫 | / / /」 /} }゙`「丁ヽハ ! ! ! }-ィ |_,'_,,|-‐''/ / / .} /.| | | /. } | | . リ !.|. ト.、 ト、 ィ゙ | |\/ //. / / ! !/!/ !从 /| .| !∧冫 |人小|ヽ !.ィ爪沁ヽ. /./ /,.イ爪心ヽ.! イ/.//′ l ヾ |/{ ⊂. ′ ´ ! ィ./ ト,ムノ ! γ⌒ⅵヽ弋二;;ノ ゝ-.″ | } | ', { ` 、 レ′ !. ..',\ ノ ! | `ー´\ ,. , / ! ! ! ! |. ` 、 ./| . ! ! ! ! | }` .. __ , イ | | | | | | } ィ‐┤. ├ .、| | | | | { 和「……(よかった、須賀君のこと好きじゃないんですね)」ホッ 878 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 01 24 14.86 ID nMj5ecD1o [7/17] 竜華「なんか、うちが雰囲気悪くしたみたいやな」ガタッ 京太郎「あ、竜華さん?」 竜華「今日のスケジュール組んでるから、ゆっくり話しときや」ニコッ 京太郎「ありがとうございます!」 竜華「そんで、原村さんやったな」 和「はい」 竜華「こんな出会いやったけど、仲良うしようや」スッ 和「勿論です(須賀君のお嫁さんになったら、お世話になりますし)」フフフ 竜華「たーだーし、京太郎君はアイドルや。そこんとこよろしくな?」 和「……」 . . . . . /. . . / / ヽ 、 . . 寸三ニ7 /. . / / / ! .| ゙、 ! . . 寸三} /. . //! ! ,' . .| . | ! ヽ l | . . . ゙ニ7 / . . Ll-┼┼-l、 | .!|ヽ,r|''T ーt、 ├'ヾ、 ,'. .´!.! | ∧ | l.| ! ,'| .l || | ! || | .l ! ヽ、 l{ |!| i' ヾ |! |/,'/| /|! |/|' | ./!| .,イ .i! i! l|ヽ | ┳━┳━/' / /./'┳━┳' イ /,' ,'| ノ .i! lヽl ┃//┃ /'´ ┃//┃ イ'l/ ,イリ | ‘ ━ ’ ‘ ━ ’ ' // | | ,' ´ ! . .! ・・・・・・・・・ L """ ' """ | | . .l ト.ヽ イ l . ∧ |ヽ|ヽ ⊿ .ィ´ ! i . . .゙、 ト、l} ` _ _ .... チ .,' λ ! . . . ト、 ゙、/ 7"/' .,' ./ / | ! . .ト、゙、 . lヽ ,'-.、_ / ./!,' .! .| . . .l ヾ. . . ゙、 \ ∧ -. _//' ! .| . ! l lヽ . . . . ヽ、 `ヽ ヽヽ |!`! | ! . | リ 竜華「なんやその顔は?!」ガビーン 社長「ま、まぁいいじゃないか。これから一緒に仕事する仲間なんだから」 京太郎「え? 一緒に仕事?」 社長「うむ。実は彼女が前に話していた新しい所属者」 和「……」 社長「小清水君だ!」 和「ナージャです」 京太郎「和だろ?」 竜華「(なんやのこれ……)」アキレ 淡「うわー、このまんじゅうイケてんじゃん!」モキュモキュ 887 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 01 37 39.17 ID nMj5ecD1o [8/17] ~~社長説明中~~ 京太郎「なるほどな……まさか俺より先にスカウト受けてたなんて」オドロキ 和「ふふっ、驚いたのはこっちですよ」 京太郎「偶然ってあるんだなぁ」 和「そうですか? 私は必然だと思ってますよ」 京太郎「え?」 和「ふふっ、そう思いたいのは……私だけですか?」 京太郎「うっ!?」ドキッ 社長「あー、ごほん。イチャイチャするのもそこまでにしたまえ」 和「すいません。久しぶりの再会だったので」 京太郎「そうだな……本当に久しぶりだよな、こうやって話すのも」トオイメ 和「いいんですよ、これからゆっくり話せば。だって……」 和「これから一緒に住むんですから」フフフ 竜華「」ブーッ!! 淡「いやぁぁ!? なんかかかったぁ!?」ビショヌレ 京太郎「……へ?」 和「私、お料理とか掃除とか頑張りますね」ニコニコ 竜華「おじさん!! どういうことや!」ガシッ 社長「いやー、急に借りれる部屋が無くて……」テヘッ 竜華「」パクパク 淡「なんか面白いことになってキター!」 892 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 01 46 45.89 ID nMj5ecD1o [9/17] 京太郎「いやいや!? そもそもお前、東京に来る気なのか!?」 和「そのつもりですけど?」 京太郎「ばっ! お前! 清澄はどうするんだよ!?」 和「……確かに咲さん達と別れるのは辛いですが、あんな場所にもういたくないですから」 京太郎「え?」 和「私……知ってるんですよ? 須賀君が転校した理由」ウツムキ 京太郎「っ!!」 和「……だから、あんな高校にはもう」ギュッ 竜華「気持ちは分かる、せやけどそれは……」 淡「??」 _ __ ノ . ´ `>r< / ハ /. 〈 \ _ Y / 〈 お . ' . \ 人_ jく {. 願\ /. V / ∧\ _」. い. \ ′ ヽ _ ヽ〈 / !' ∧ \ で \ .'. i | Xハ V } | .んj~⌒ す. l. .l l l | { i 斗<ハ N | ∨`ヽ ! . | l l乂 从 .人 j 人芹.竿ル'1 .| ∨く 二ニ =─| i N!/_ \ \ 入r以ハ | |i ∨} r ' 从 { 化ハ `≠'' リ .从 ∨\r ┘ 人 ル八j匕j """ / / ノハ ∨ 、 ⌒⌒\ / \jル1ヘ""" . / / { i .∨\ \. / | | .∧ つ ./ / Ⅵ ∨ . \ \ / .レヘ| ' 〕ト . / / 八 ∨ / \ \ / | .i | }Ⅴて/ / / \ ∨. ヽ \. / | .l | ∨ / / / x≦三ミヘ .\ } ヽ 和「お願いです須賀君。私を……置いてください」 京太郎「……」 選択安価↓4 1 京太郎「……分かった」 2 京太郎「本当にいいのか……?」 3 京太郎「ダメだな。お前、嘘付いてるし」ペチッ 4【台詞自由安価】 例によって、ダメと判断した場合は安価↓ 903 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 02 05 36.35 ID nMj5ecD1o [10/17] 京太郎「ダメだな。お前、嘘付いてるし」ペチッ 和「ひゃうっ!」 竜華「京太郎君?」 京太郎「どーせ家出してきたんだろ? お前のお父さんがそう簡単に納得すると思えないし」 和「うっ!」 京太郎「だから、ちゃんと色々と決着をつけてから来い」 和「……」ウツムキ 京太郎「そしたらまぁ、同じ部屋に住むのは無理でも……一緒に頑張れるだろ?」 和「須賀君っ!」パァッ 京太郎「俺で力になれることがあれば、協力するからさ」 和「……はい」ムギュウウウ 京太郎「ほ、ほあぁっ!?」 須賀ホーン「」ビンビン 社長「え? 所属してくれないの?」ガビーン 竜華「もう少し待つんやな、おじさん」ポンッ 社長「」 淡「おかわりっ!」 和「だけど須賀君……ゆーき達はどうするんですか?」 京太郎「え? 優希がどうかしたのか?」 和「……私の口からはなにも。本人に直接会って確かめてください」 京太郎「優希……」 和「大丈夫。須賀君ならきっとゆーきを救えますよ」 京太郎「……」 【優希の部屋】 優希「京太郎!京太郎!京太郎!京太郎ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!京太郎京太郎京太郎ぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだじょ……くんくん んはぁっ!須賀京太郎たんのブロンドの髪をクンカクンカしたいじぇ!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ……きゅんきゅんきゅい!! コミックス1巻の京太郎たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! アニメ2期放送決まって良かったね京太郎たん!あぁあああああ!かわいい!犬たん!かわいい!あっああぁああ! コミック11巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!京太郎の出番がない!!!!あ……コミックもアニメもよく考えたら… 京 太 郎 の 出 番 は な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!! 池田ぁああああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?雑誌特集の京太郎が私を見てるじぇ? 雑誌の京太郎が私を見てるじょ!駄犬が私を見てるじぇ!写真の京太郎が私を見てるじぇ!! アニメの京太郎が私に話しかけてるじょ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!私には京太郎がいる!!やったよのどちゃん!!ひとりでできるもん!!! あ、コミックの京太郎ぅぅぁああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあ咲ちゃあぁあん!!ぶ、部長ー!!染谷せんぱぁああああああ!!!すばらァぁあああ!! ううっうぅうう!!私の想いよ京太郎へへ届け!!アクセル1の京太郎へ届け 923 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 02 22 14.04 ID nMj5ecD1o [11/17] 京太郎「そういや最近めっきりメールが来なくなったな」 和「(多分メルマガに返信してるんでしょうね)」ホラーデス 京太郎「とにかく、優希になんとか連絡取ってみる」 和「お願いします」 社長「小清水君、考え直してくれないか?」 和「……なんとか親を説得してみます。それまでは週末にレッスン通いをしようかと」 社長「おお! それはいい!」ヤッタゼ 和「なので須賀君、週末だけ泊めて頂けますか?」フフ 京太郎「ファッ!?」 竜華「いやいや、それなら適任がおるやろ」 京太郎「え?」 竜華「なんの為の隣人やねん」ペシッ 京太郎「あっ……!」 和「???」 ガチャッ! 煌「ただいま戻りましたよ! いやぁ、今日もいい物が買えて――」 和「あっ」 煌「あっ」 ? / ヽ __/ ∧ | l. / ′ l ⌒ / | |⌒ | rト / . /| .| ./ !八∧ .| 圦 \ ! V 从 Yんハ んハY ./ ハ . \ ∨弋 ソ 弋 ソノ/≦.ノ } \ >ハ ,,, ' ,,, < /  ̄ ト (ヽ イ > ./ r ≧ -<、  ̄ ̄ / ̄| \ ノ |\ メトメガアウー 和「ええええ!?」 煌「すばらっ!!」キラキラ 京太郎「この手があったか」フンフム ワイワイガヤガヤ 竜華「う……かな?」ボソッ 京太郎「はい?」 竜華「う、うちも週末泊まりに来て、ええかな?」ウワメヅカイ 京太郎「」キュンッ 935 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 02 39 45.39 ID nMj5ecD1o [12/17] 煌「今日は実にすばらな一日ですね!」キラキラ 和「本当にビックリしました……」 京太郎「りゅ、竜華さんの破壊力……」ドキドキ 竜華「??」 社長「いやー青春だねー」ハハハ 煌「では再会も祝して、今日は焼肉パーティでもやりましょう!」つホットプレート 京太郎「おお、いいですね!」 煌「これが1980円ですよ! すばらっ!」ピョインッ 竜華「やっす!? パチモンやないのそれ?」 煌「フフフフ、動作確認済みです」ニヤリ 淡「やったー! 焼肉だー!!」ピョンピョン 照「カルビはあるの?」ワクワク ひのちゃま「お、楽しそうだねー」ヒョコッ 声優陣「「「「本当だー」」」」ゾロゾロ 社長「みんな!? なぜここに!?」 のんたん「嫌だなぁ、須賀君のお祝い会ですよ」ニッ 京太郎「俺なんかの為に……?」オドロキ てらしー「おい、野菜はいれるなよ? 絶対だからなっ!」プイッ だいちゅう「ダメだよ野菜も食べなきゃ」メッ ゆうゆう「明日収録なのに……」ハァ おりかさん「それでも食べるんだ」アキレ くろださん「酒も用意しないとな」ニヤリ ワイワイ ガヤガヤ 和「……」ポカーン 社長「どうかしたのかい?」 和「いえ……少しおかしくて」クスクス 社長「え?」 和「須賀君がいなくなって一ヶ月。仲のよかった私達麻雀部はバラバラになりました」 社長「そうなのかい?」 和「ですけど……須賀君はもう、ここで新しい仲間を築いています」 それも――その中心にいるのは須賀君自身 和「憧れてしまうなって……」 社長「うん、そうだね。彼には……人を惹きつける才能があるのかもしれない」 和「まだまだライバル……増えそうです」 だけど、私負けません。 須賀君に振り向いて貰える日までずっと……! 和「これからも、追い続けますから!」ニコッ カンッ! 和と和解した! 937 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 02 42 18.59 ID nMj5ecD1o [13/17] 和と和解した(和だけに) 照「ぷぷぷ」ニマニマ 943 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 02 51 58.56 ID nMj5ecD1o [14/17] ~~~おまけ~~ 【アクセル1】 ギャーギャー!! ワイワイ! 京太郎「うぉぉぉ!」ゼンラ! ブラブラ 和「須賀くぅぅぅん!!」ガビーン 竜華「何やっとんねん!!」 淡「」ピクピク ←笑いすぎて痙攣 照「可愛い」ホッコリ 京太郎「ノってきましたよ!」 イイゾー! モッタヤレー! 京太郎「お任せあれ!!」ダダダッ!! 竜華「いい加減にせーや!!」バチコーン!! 京太郎「ぶべらっ!?」チーン 竜華「全く……」ハァ 社長「明日は学校休みだし、このままオールしちゃおうか?」 イェー! ヤッタロウゼー!! ウォォォオ! 【一方その頃 京太郎のアパート前】 菫「ここか、須賀君のアパートは」テクテク この間は、彼に迷惑をかけてしまった そのお詫びにと……お礼のケーキを作ってきたんだが ピンポーン 菫「……留守か。仕事が忙しいのかもしれない」ウーン しょうがない。 何時になるかわからないが……このまま待とう 菫「なーに、彼のファンとして。出待ちくらい当然のことだ」フフフフ ,r‐─===‐- _ / ´ `ヽ \ `ヽ . "/ . / / / .. / / / / |i | li } . //イ /⌒i | | |i l⌒|i } 早く帰って来ないかなぁ…… .'/ ∨ ,,__|i_| 」_八_/i リ } |. 〔// 〔 ̄` =ミ、/ } . //| | ′ "" / リ ′ /_ | 从 / / / / / 〔 |_ /ハ t ァ /___ / _/ ' / .*゚ / . ./ , |i ′ ゚+'.. / / ーr‐ ´/ ハ |i | '% / ' _.ノ〕 . //> | . 〔´ / ' / `ヽ ' 〃 / / ' \. / | ∧_/ / /⌒\/ | .′/ / / ヽ カンッ!! 950 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 02 59 41.89 ID nMj5ecD1o [15/17] ~~おまけのおまけ~~ AM9:20 . .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . . . ´ 斗──‐- -── ミ.、 / / x=‐- . .._ _. . -‐=x 丶 . / / ‘, . / / / ‘, ゚。 ./ ′ / / ', ‘, ゚。 ′‐- . / / ! '; ‘, _ ゚。 . !  ̄ |  ̄ ‘ ゚ |_ -‐ 「 /l |! ト、 ‐-. ⊥ _ | | | ′ |! l ! | | ! 結局徹夜してしまった…… | | | | | 、_ |i _レ! | | | もう朝だし、帰るか…… | | | | |  ̄ |i  ̄ / | | 」 ! | | |  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄「 | | | | 三三三三三 三三三三 ! | | | |. .|.|.|. . . . . . . .{ トi | | | } ′ | ヽ、 | 丿 / |  ̄ ≧ .、 ∠ ヽ イ Τ´ | ≧=┐ r_. ‐≦ | | > ´ ,イ ヽ ` < | | f、 ‘,__ i ヽ | | / ヽ ‘, ¨! ∧ ! | ′ {`丶、 ‘, i /! ‘, | | i ゝ .._ 丶、 ‘, i / .ャ′ ! | / | ¨ ‐--=辷=-‐ ´ } Ⅵ | 〈 ! /Πヽ . 〉 | ヽ 丿 ,′/ 丶 ゚。 {. イ | | Ε三三.} .{ / ‘,i! Ε三三} .! _ , 、 /ィ--∨ .- 、 __/ , , } l \ ` ー-, | /{ { l | | . /_/ | / 从 ,-}/、 |l | / 从 -rォⅥ /rォ- }イ { _` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ } }∧ Y {{ |Y } 从∧ _ 八{ あっ、弘世さんじゃないですか! 「l | || | | | Ⅵ 、 ` ー` イ / ' もしかして、待っててくれたんですか? { ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、 | ' ノ_,」// | |/()| . /´ //////∧_ r '///>- 、 ∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、 {//\___「///////// ∨////////////∧ |////()/}//////////{/////====/// //| ////// //////////(_)//////////|////| ,'//////イ/////////////////////l|////| ////////j//////////////////////|////| {////////{//////////////////////|////| ∨//////イ////////////////////// ///∧ マ//// |//////////(_)///////// {//////}  ̄ |/////////////////////,イ///// | |/////////////////////} 〉/////| |////////////////////{ {//////| rー――- r-イ ⌒\ ヽ \ / |` ヽ .. /| | /-∨ | . い、いや!! | |≧=- でッノ| |) . 今来たところだ!! | i{で; ! | . (ま、待った甲斐があった……) | ∧ ' _ | \ ∨ ハ.. ´ ノ Λ/ト-!`ー―rへ. ∨ Λ≧.......イ、 | /⌒\≧ Ⅵ ∨ /| /′ / \ Vイ f-< / /| |{ | / / ∧ } /⌒ ヽ { | \| / / / ∨ / /\〉 | | 人 Y´ / 八_/_/ |. l| i| |l | | 7 { } \´ | \ |i \ | l| | l l|| || | |./ /⌒} l { || } | l| | | 更にもいっこカンッ! 964 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/27(火) 03 39 15.76 ID nMj5ecD1o [17/17] ~~おまけのおまけのおまけ~~ 【M10:30 京太郎のアパート】 ガチャッ 煌「ただいま戻りましたよー」 照「ただいまー」 和「ここが須賀君のアパートですか」キョウミシンシン 淡「昨日は騒ぎすぎたー頭痛い」フラフラ シーン 煌「あれ? 鍵は開いていたのに?」 照「泥棒?」ギュルギュルギュル 和「いえ、須賀君の靴はありますね」 淡「あ、ケーキの箱がある!ずるい!」プンスカ 煌「京太郎君ー!」テクテク ガララッ 煌「どこで――あっ」ピタッ 照「? どうしたの?」 煌「……ちょっと用事を思い出したので、私の部屋の方に行きましょう」テクテク 一同「「「?」」」 煌「さぁさぁ、みんな出て!」 ゾロゾロ ガチャッ / . / ' ; -‐- i | ⌒マ'*; \ .' . -‐- i ' ! ト、 | | \ i} ヽ ,.i | | \|\ト;..ユ., \}\/ | }! }! /! '; ∧{ ,zf丐 芯㍉ ∨ | ,゙ / , /; V,ィ'丐心 r' } } ,リ }! j / . . /{ ;゙ \N W゙ r' } } 弋ーク _,.⊥ 仁..孑≦ . , { 弋, ,. 代゙弋ーク ー-==- ! `* ;_; >'´ 厶イ 丶 '""" \ / ‘; } '"" / r≧;ァ‐-‐ッ ; ≠´ \ ;ハ  ̄ / / ⌒¨¨´ \ </^Yゝ. イ / `¨¨¨⌒{ i `iト . イ Κ i i zf´ / \ ,,. -‐…‐-ミ. { | /ⅵ _/ マ^´ ,. | |-‐‐- -‐ァ゙ ∧_∧ } ′. /{ | / / } } / } 煌「ふふっ、これは貸しにしておくかな?」クスクス バタンッ 菫・京太郎「Zzzzzzzz」スピー ← ソファーの上で京太郎の肩にもたれかかるようにして眠る菫 四槓子!! 三槓子なんてダメだってじっちゃんが言うてたから最後に追加 反省はしていない
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はやり「はぁぁぁ~~.........」 靖子「.........」 咏「.........」 良子「.........」 はやり「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ......」 靖子「.........」チラッ 咏「...............」チラッ 良子「............はぁ」 良子「......えっと...はやりさん...?」 はやり「......なにかな?」 良子「どうかしたんですか......?」 はやり「......私、今日誕生日なんだ......」 (知ってるが......)(知らんけど......)(知ってますが......) はやり「あーあ......早く彼氏欲しいなぁー」 (無理だな)(無理だろ)(無理ですね) はやり「どっかにいい出会いとかないかなー?」 「すまんなぁ...京太郎」 「いえいえ、俺がやりたくてやってるだけですから」 「んじゃ、今日は女性が多いしホールに出てもらおうかの」 「わかりました」 まこさんの実家が経営している喫茶店の手伝い始めてはや二年目 大学に行きたいと親に伝えると自分で稼いで行くなら構わないと言われたのでバイトすることにした 昔に比べると麻雀の競技者は男性よりも女性の方が多くなっていた そんな高校三年生の秋 同じように喫茶店のバイトに来た 「どもっす」 「あー......京太郎か...っ!」 俺の顔を見るとまこさんがすぐさまかけよてきた 「どうかしたんですか?」 「いやそれが...」 まこさんが喫茶店の一か所を指差した その先にあったのは――― 「はややっ♪」 .. ------ .. ... ´ . . . . . . . . . . . . . ` ..、. -――┐ ┌―‐ 、/ . . . . . . . . . . . . . . . \ . . ./- 、 / 八 / / . . . ./ . . . . . . . . . . . . . .\{ ‘, <.. /} / / . . . ∧ . . . ∧ . .\ . . . . . \___ノ } .\ /└/ / . . . / ∨ . . ∧ . . . .\ . . . . l \ ┌┬' i . . . . // ./l l | . . | .l´ ̄ ∨ . . . \ . . l\ . .リ . . 「¨ . . |∨ . . . . .. // .∧l从l . | .{ -、 \{\ . \ .|__,∨ ! . . ! . ||. . . . . . // . ∧ l }八芹芋ミ \ァ芋苧ミ | . | . . | . .. . ||. . . . . .|. / { . . . . . . .| l ∧{ {. J刈 i. J刈'| . |⌒! . || . . . . . | { { . . . . . . .| l . . .| 乂_ツ 乂__ツ ! . !ノノ . || . . . . . | { ∨ . . . . .| l. . . l . ,,,, ' _ ,,, | .リイ| . . . . || . . . . リ { ∨ . | {\{ . .、 V } ...イ/ l .| | . . . . || . . . / \ ∨ . . .| | . . .|. .个 .... _  ̄ _ {-/ 、 l .| | . . . . ||. . /. ∨ .リリ . . リ . . | ./⌒ヾく{___/ /⌒'i .| | . . . . |八 . {. | .//----、 .l∧‘,‘, { { } -=ニ二乙' .{ |//にニ=- / ∧_} } -{ { / }__{乙)' .. //ノ^ソ ,ノ/ / `ー' `ー`イ { {‐┴、) \ /i. \------=彡'// にソ 乂 } __ ‐┘ ̄{\,ノ . \____彡'  ̄ ̄ ̄ / { 、/´ \ ./⌒´ \ノ / ---- ´ 上機嫌そうに麻雀をする牌のお姉さん、瑞原はやりさんだった 「はややっ!」 はやりんレーダーこと、イケメンレーダーにビビッと反応が 「どこ......どこ.........?」 辺りをキョロキョロと見渡してみる しかしどこにもいない 「はやや......?」 間違ったのだろうか いやそんなことは...... 「いらっしゃいませ、お嬢様」 「こちらが本日オススメの品になります」 目の前には私が注文したチーズケーキ そして私の横にいるのは はやり(い、いい.........イケメン!?) とびっきりのイケメンだった そしてそれが彼と私の初対面でもあった 京太郎「えっと......瑞原さん?」 はやり「はやり」 京太郎「......はやり..................さん」 はやり「今はそれでいっか♪」 京太郎「そう言えば今日誕生日でしたね」 はやり「うん......」 京太郎「もしかして年齢とか気にしてます?」 はやり「............」 京太郎「俺は気にしてませんよ」 はやり「......でも」 京太郎「そんなはやりさんにプレゼントです」 はやり「これは......?」 京太郎「開けてみてください」 はやり「う、うん」ガサゴソ 京太郎「.........」 はやり「こ......これって...」 京太郎「ちょっとキザすぎですかね?」 はやり「ううん......そんなことない...」ギュッ 京太郎「俺が嵌めてみてもいいですか?」 はやり「うんっ......うんっ!」 京太郎「じゃあいきますよ」 すっとはやりの左手の薬指に銀色の指輪をはめる 「ピッタリ.........」 薬指で光る指輪を見て顔がニヤニヤとしだすはやり 「あ...でも、これのお金......」 「お金って.........はやりさんのマネージャーやってから一回も困ったことないんですけど...」 「あ、そっか」 思い出したかのようにえへへとはやりが頬を緩めた あの日、喫茶店ではやりと出会ってから京太郎の生活は一変した まず、連絡先を聞かれ、仕事中だと断ると 「じゃあ終わるまで待ってるね♪」 と言い出したので京太郎は仕方なくはやりのことを放置すると本当にはやりは京太郎が上がるまで待っていた 根負けして連絡先を交換しするとその次の日から毎日のように連絡が来るようになった 麻雀をする人もしない人も知っている牌のお姉さんとメールを出来るのだ もちろん京太郎も毎日のように連絡を取り合った そして京太郎の大学の合格発表を同時にはやりから時間があるときだけマネージャーになってくれないか と提案を出されたのだ もちろん、二つ返事で承諾した 正直、下心もあった でも本心ははやりを支えたいと思ったからだ そして今に至るわけなのだが はやり「きょーたろーくーん」 京太郎「はいはい、なんですか」 はやり「こんなの私に渡しちゃうなんて......えへへ」 京太郎「なんです?」 はやり「責任、取ってもらうから♪」 京太郎「どんどこい、ですよ」 はやり「わーい♪」ギュー 京太郎「当たってる当たってる!///」 はやり「当ててるんだよ♪」 はやり「大好きだよっ京太郎くんっ♪」 カンッ
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染谷「電気も消して良いじゃろ?」 京太郎「は、はい。是非」 京太郎「じゃ、じゃあ、胸、触りますよ……?」 染谷「ん……」 京太郎「ダメですか?」 染谷「ちょっと待って。今、心の準備を整えるけぇ」 京太郎「は、はい」 染谷「んっ……」 京太郎(胸に手を置いて……暗くてよく見えないけど、顔が真っ赤だ……) 染谷「よ、よし!」ポンポン 京太郎(さすがに恥じらう姿は可愛いなぁ……) 染谷「心の準備出来たわぁ。えぇよ」 京太郎「では……」スッ 京太郎「……」ムニュッ 染谷「んっ……」 京太郎「……」ムニュムニュ 染谷「んっ……」 京太郎(良かった。正直、興奮出来るかちょっと不安だったけど……)ムニュムニュ 染谷「んっ……んっ……」 京太郎(なんだかんだ、しっかりこうやって女の子な部分を触れば……)ムニュムニュ 染谷「んっ……んっ……」 京太郎(まこさんでも、ちゃんと興奮出来るんだな)スッ 染谷「!?」 バッ 京太郎「……」チュッ 染谷「んっ……!」 京太郎「……」チューッ 染谷「ん……ん……」 パッ 京太郎「ふぅ(口固く結んじゃってて……)」 染谷「……」カァッ 京太郎(舌は入れられなかった……) 染谷「え、えらい急じゃな!」テレテレ 京太郎「上、脱いで下さいよ」 染谷「え、えぇ?」 京太郎「ほら。今日のまこさん、とっても可愛いですから」 染谷「……」カァッ 京太郎「しっかり見せてください」 染谷「えっ……そ……」 京太郎「早く」 染谷「……」サッ 京太郎「もちろん下着もです」 染谷「そ、それは……」カァッ 京太郎「……」 京太郎(恥じらいは醜婦をも天使にするとは言ったものだな……)ムラムラ 染谷「ま、また今度に…」カァッ 京太郎「……」グイッ 染谷「きゃっ!」 京太郎「ほら、もう見えちゃいましたよ。将来、まこさんの赤ちゃんがしゃぶる部分」 染谷「いやっ……」バッ 京太郎(か、可愛い……)ムラムラッ 京太郎「……っ」カシッ 染谷「いや!」 京太郎「んっ……」乳首チューッ 染谷「あっ……あっ……」 京太郎「ふぅー……(む、無我夢中で舐めてしまった……)」 染谷「はぁ……はぁ……」 京太郎「どうでした?」 染谷「ど、どうって……」 京太郎「気持ち良かったですか?」 染谷「な、なんかスーッとしたわ」テレテレ 京太郎「そうですか」 染谷「う、うん」 京太郎「じゃあ次は」 染谷「……」 京太郎「下も脱いで下さい」 染谷「んー……」カァッ 京太郎「まずスカートどけて……」ファサッ 染谷「きゃっ」 京太郎「……」 京太郎(こうやって女の子らしい声出されるとくるなぁ……)ムラムラ 染谷「んっ……」カァッ 京太郎「パンツ、下げますよ?」 染谷「ちょ、ちょっとそれは待って……」 京太郎「なんでですか?」 染谷「いや……その……」カァッ 染谷「そ、それは……」 京太郎「それは?」 染谷「ま、またこ、今度というか……」 京太郎「じゃあ、ここだけ……」スッ 染谷「!?」 京太郎「ちょっとずらして……!」クロッチ ガバッ 染谷「きゃっ!!!」バッ 染谷「ちょっ……ちょっとなにしとる!」 京太郎「もうまこさんの一番恥ずかしい所見えちゃいましたから、恥じらう必要ないですよ?」 染谷「なっ……」 京太郎「もう一番嫌らしい所、しっかり見ちゃいましたから」 染谷「……」カァッ 京太郎(か、顔真っ赤……!)ムラムラムラムラ 京太郎「そんな隠さないで下さいよ!」 染谷「だ、だって、男の子の目の前でなにも身につけんといるなんて初めてで……」カァッ 京太郎「可愛いですよ」 染谷「んっ……」カァッ 京太郎「しかし、これがまこさんのパンツか~」ヒラヒラ 染谷「ちょっ、やめ!」 京太郎「クロッチのにおい嗅いじゃいますね~」スッ 染谷「ちょっ! 本当にやめって!」カァッ 京太郎「まこさんもちゃんと、女の子のにおいするんですね~」クンクン 染谷「ど、どういう意味じゃ!」 京太郎「じゃあ、その女の子のにおいの元を……」バッ 染谷「きゃっ!」 京太郎「ってな感じだったわけだよー」パンパン 咲「なるほどね」パンパン 京太郎「それで起きた後、悔しくってさ」パンパン 咲「悔しい……? どういう事?」 京太郎「だって、夢とは言え、まこさんで興奮しちゃったんだよ?」パンパン 咲「そ、それは良いじゃん! まこさんだって女の子なんだから! ……って、私は焼き餅焼くべきなんだけど……」パンパン 京太郎「しかも、起きてからもギンギンでさ。屈辱ったらないよ」パンパン 咲「そ、そっか……」パンパン 京太郎「だから、口直しとして、咲を起こして、こうやって相手してもらったんだよ」パンパン 咲「そ、それはちょっと嬉しいかも知れないけど……」カァッ 京太郎「やっぱ咲マンが落ち着くわぁ」パンパン ドピュッ 京太郎「ふぅ」ヌルッ ポンッ 咲「あ! また中で出してー!」ドロッ 京太郎「ごめん、ごめん。夢の中のまこさんに興奮したのもあって、止まらなかったんだよ」 終
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2 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 01 55 56.38 ID WEynw0Uyo [2/3] 【須賀京太郎】 <アイドルランク>(ファン人数) Fランクアイドル(0~1000) <容姿> B(54) <雀力> F(10) <歌唱力> F(13) <演技力> D(30) <特技> タコス作り <担当> 清水谷竜華(プロデューサー) 花田煌(マネージャー) 弘世菫(麻雀コーチ) 瑞原はやり(トレーナー) <アイドル経歴> 雑誌特集 パンフレット |. G | F | E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS―――┼―――――――――――――――――――――――――容姿 |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll雀力 |lllllllllll歌唱力|lllllllllllll演技力|llllllllllllllllllllllllllllll <須賀京太郎のファン> 宮永照 宮永咲 蒲原智美 愛宕洋榎 愛宕絹恵 江口セーラ 再開までもう少々お待ちをー 32 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 21 47 14.02 ID PJaD7AMro [1/15] 遅れてすまない この世には目には見えない闇の雀士たちがいる 奴らは時として牙を剥き君達を襲って来る(主に婚期を迫られて)) 彼はそんな奴らから君達を守るため地獄の底(清澄)からやって来た―― __ /⌒ヽ ⌒\ ∨ ヽ___ _, ----` ∨ `ヽ、 /´ | \ / ____ / l| | . \ /// / | |l | ヽ / / // ,∧ / ,イ l| . . . / イ / // l | ' / ! 从 | . .'/ ' ' /-|-{ { | /}/ | / } } | . }' / |Ⅵ { 从 ' , }/ /イ } . / イ | l{ { ∨/ ' } ∧ . ´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{ {从 | , ムイ r 、 }} /} \ | ノ ' }/イ/ { _,ノ 人 _,.. ァ r }/ ` ゝ - ' イ |/ ` ーr ´ ___|_ ___| |//////| {|___ノ __|[_]//∧_ /// |____|///////////> 、 ///// | /////////////////> 、 /////// { //////////////////////} //////////∨///////////////////////| 正義のアイドル。なのかもしれない……? 竜華「まぁ、違うやろなぁ」 京太郎「しどいっ!?」 ということで <<番外編 百鬼夜行の作り方 Part1>> 美穂子「!!」ガタッ 華菜「部長じゃないし、座ってろだし」 貴子「池田ァァァァァ!!!」ドドドドッ! 華菜「理不尽だしぃぃぃぃ!!」チュドォォォン 始まるお 37 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 22 02 56.10 ID PJaD7AMro [2/15] 【某日 宮守女子】 エイスリン「ふんふっふ~ん♪」カキカキカキ 豊音「うわっ、エイスリンさんご機嫌だねー」 胡桃「エイちゃん、何かいい事あった?」 エイスリン「ふふふっ」ニコッ 白望「すっごい笑顔」ダルーン 豊音「どうしてそんなにご機嫌なのかな? 気になるよー!」ウズウズ 胡桃「(そういえば塞がいない……)」 エイスリン「コレミテ!」ニコニコ 豊音「おぉぉー!?」 胡桃「(まぁいいか)」ベツニ 白望「何ー?」 エイスリン「ゼ●シィ!」バッ  ̄ ̄~γ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| │ . ─────────────.. ┌───────────┐ | │..゙王王王王王王王王王王王王 . .│奥様1,000人が選ぶ―― . │....゙| │========< >===._ , 、.=< .│お勧め式場ランキング .....│==| │ /| |...../ィ--∨ .- 、... . ..└───────────┘ | │... ̄ ̄ ̄.| |..__/ , , } l \ .||. . . | |..-―━..、―-..| | |. ̄ ̄...| │ l ` ー-, | /{ { l | | 、゙ . . |. ミヾV \/\/\ \.... | │ l..゙/_/ | / 从 ,-}/、 |l |... . . / ∧ \ ヽ ...... | │ l...../ 从ィ愛Ⅵ /ィ愛ク}イ {... . .../ | \ \〉 l | ハ | │. ` ̄´ { {rI ,}' .} }∧ // l l | .\{≧┤ ハ | │ l . | | 从∧ 八{... | | l ト、从 y'´_)心}〉 / ハ | │..____| . | | |.ヾ\ ` ´ イ-=彡八{ |∧y'心 .V炒...l//. ハ | │ \| |/...イ\ヽ _/ノV/ / /\八ハ`Vリ . .//_/ハ | │...=======.......</ | ゝ、 xく /Ⅳ / / ∧ . ' ___ /// ハ | │......王゙.< i !ヾく_∨YYY/|. / / / .、 Vノ //イ ノ/ ).゙| │..゙ハ | Vミ辷rvノ ! |.}| / / / 介 .. _.. ´/ ハ, / / ..゙| │..゙| ∧ .| ∨ i|| ノ,ノ ト/_/才~/ /.r≧s升¬リ必'" ̄/ /丶.| │..゙| ∧ _;! ∧,イ 乂 /jヾリ厂`ヾ r-一 必 ./ / /..| │..゙| . ∧__/ `ヽ ///ハ 〈 > "´ / 必 /`ヽ | │.゙ハ/ . \///〉 У * 、 / . *´ ̄`*必′ `ー′/| │..../ / ,. ヽУ`*/ *ヽ、,、/./* *必、 j (_ノ | │゙/ / .′ ∨! ∧ *Ⅳ/* / ノ乂 ー.゙| │... / / _ ∨_ ヽ ノ ヘ イ / У*へ*.....| │.._..′ ,イ ノ ノ 八 j` ー< ` ー一 ´ と⌒Y ヘ. l | │ ; / / /)...イ/㌢ト、 / ノ (` く`j l. ∧ l. | │......i / イ__///゙/㌢ . l く_∠三二ニー..、 (`ヽ ヽ !. . ∧! | │ l .′ ー=彡/k㌢ l |ヾ{チ汽f}ニ二 . . ヽ 人ヽj__У___ ヽ | │. l .′ ...ノソ l | 戈爻小. `V У ー ′ . . . . . . . . . . . . ゙| │....l ムー─┬′ l | | l l ∧ Ⅵ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . | │.゙{  ̄`ヽ′ . l l | l l ∧ V ̄二ニー . .、. . . . . | __│._______ _____________________..| ──へ────────────────────────────´ エイスリン「スガクン! スゴイカッコイイ!!」キラキラ 豊音「うわぁ! 女の人もちょー綺麗だよー!!!」ムフー! 白望「……」ニヘラ 胡桃「これは、いい……かも」ゴクッ 41 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 22 12 18.82 ID PJaD7AMro [3/15] 豊音「結婚かぁ……ちょー羨ましいよー」 胡桃「うん……いいよね」 白望「(このモデル、なんか誰かに似てるような?)」ウーン エイスリン「ケッコン! ブライダル!」カキカキカキ 豊音「憧れるけど、私に合うサイズのウェディングドレスあるのかなー?」スン 胡桃「トヨネには白無垢が似合いそう」ウンウン 白望「概ね同意」ウンウン 豊音「そ、そうかなぁ? に、似合わないと思うよー!」テレテレ エイスリン「ふふっ」キュッキュッ 胡桃「……? さっきからエイちゃんは何書いてるの?」 エイスリン「……コレ!」バッ | _)i(_ | ||((`. _.. -‐……‐- .._ | _)i(_ | ||((`ヾ`7'\__/ム'γ´))|| | ((⌒Y⌒)) | ||-ャ.゙´ `丶、 ト j‐、丶ヽ_ . )) | ||-ャ‐=ヤニT ̄Tニア=-ァ-|| | ` )Ii( ´ |. / 、 \\ ' , l lニミ.、丶 | ||━`.┯゛┷r.┷ '━t'━|| | 《´.`》 | ||__}{_ノ ゝ==,r=`ュ..\ `、 ヽ、薔ー<.j )}. | ||__}{_ノ ゝ==,r=`ュ|| | `.゚´ |.... /, i i、 `、 `、 薇=ニ'らノ.....| ||´ ̄) ̄7' ,{{ / .{{ || | |.....// i | 「\ \ ゙, ゙, ; ノvrkヘ',... | ||_/ヽ,/ ̄ ̄}}_/.___{{_|| | |... '/ , i |j `、-‐…‐-ミ.゙. Wハ ‐'彡ト、.| ||`ヽ_,/ /`7' ̄}{ ̄.|| | / ,′,′ i 圦 、 ゙; 、 iハ 【_Vハ',',.',`ー、.、. || ,/l|_/ ,/( .lL___|| | |..´ ; /\ \ }iハハj止_ハ; Г)、}|,.',',、ヾ、` 、.. || ,/ l|⌒ヽ__/ \_l|、 . || |. / ; ; i ij jⅩ ` ‐-- ,㌢゙⌒¨ ,′ Г \ト'、` ', _,. ||/_.l| | ,/ /l|`ヽ|| | {{ ; iiⅱ jⅣ __ ″ / ; \、ヽ<`´、.. ||⌒ l|__i,/\/ lレィ'|| |. \ !iⅱi{ {い. \ ,㌢⌒ / ,゙ ; .. `、 ',... || l| .,/ j. ,l| j|| | ,‘リ从W辷} } } # .゙ / ;゙; . ゙, ',.... ||、/l| ,/i_ノ ̄ ̄ト.=''.|| | / .》'´ ノ人__ _,ノ ; / ,! }ii ; }} } ', . ||_i!___ll/__!__ゝ_/'__.|| |. / ,´ , 厂}込、 . ; . / ,;゙| ,ハj /, ', `  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ´ | /.. ,゙ / . /. √ ` ._;ァ=‐‐ ´゙ ; .;゙_jWル1 },゙ / ‘, ', _ ___ _ ___ |. / ./ ; .゙i; . /{ {い- ‐‐、j ,。 . { }トミ」|__/イ}、 .', ', l「 l「 ̄ l l「 l「 ̄ l | / {ノ ;; ii ; ;゙{_V゛ '' "¨ ゚.o。。o ゚,.'リ ゙、] .',. ', ',.... || |l l || |l | |__., ' i ‘i八{ i{'ヤ  ̄` § '" 、 _.ry! ', 、.. }三.'_|l l. }三.'_|l |_r三三/ /.U ! \i .ト、nv、 r、゙、',i,'l ', ',_.|| __ |__.|| __ |_,.. ''" , ' / 「▽マノ .ii i//i⊂= o !. .', ,‘, ,.,.,!,.,.,.,.,.,.,!,.,.,!,.,.,.,.,!,.,.,!,.,.,.,.,.,.,!,.,.,!,.,.,.,.,!,.,.,!,.,., , ' / i l.V/※*v ,r' v******i゚、ヽ .;、、/.|゙、! 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' ト l! l | / l 斗ヤl .,. 八/ | (圦////\///} } \.. / ,/ /| l _<. | 从 ミ ! !/´ |/ |/l } !. | /\\___ .ィ_ノ \ィ / 十/┤ 十ト l ハ. l /んム` /んムY/ノ l. / У/l_∧_/ 〉-- 、 `ト  ̄| { 示芸 \ |示芸! }... l | l 辷 ソ 辷ソ l ;' ! // /´ ノ/ | { | i \ .j Y\|廴 リ 廴リ,!リ ノ l | | ,, ,, l , , // ∧i/\/} i | | / 廴 | } i ! ゝ \/ u .l ,' /... // / | ,/ | | | \ {/ヽ|\、, > ___ _-__, イN/ | | _> __ ィ / '_ ;;/.彡/ /\ !〈 /| ∨ | \ / 〉 | 〉、 ". |/ ,-| _,,! //´.゙/ / \ 〉 ̄ | ∨ リ \ /`ヽ ヽ〈 V/l ハ >イ 〉 ´ .〉、__∨ { \ | ∨ \....,' | ヽ「」/ ヽ, x>´///! /Y ', /////ヽ、 豊音「ううぅっ……// ちょー似合ってるよー!」モジモジ 胡桃「(一部分がすごく割増されてるよーな)」アセダラダラ 白望「……」ジーッ エイスリン「オヨメサン!」ドヤッ 52 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 22 26 37.96 ID PJaD7AMro [5/15] 胡桃「ま、まだお嫁さんには早いっ!」 エイスリン「???」 豊音「そうだよー! 結婚しちゃイヤだよー!!」 白望「(やっぱりこの男の人、見覚えがある)」マジマジ 胡桃「とにかく結婚ダメ! ゼッタイ!!」 エイスリン「……?」 豊音「そういえば、このモデルの人須賀君だねー」マジマジ 胡桃「……」ジィーッ 豊音「?」 白望「胡桃?」 胡桃「な、なんでも!」アセアセ エイスリン「???」 ガラガラ トシ「あら、勝手に人の雑誌を読んじゃダメじゃない」 豊音「熊倉先生!」 トシ「ほら、練習を始めるよ」 一同「「「はーい!」」」 胡桃「……」ジーッ ゼ●シィ「」 【一時間後 本屋さん】 ウィーン ラッシャセー! 胡桃「……」テクテク ゼ●シィ「」 胡桃「……」ガシッ テクテク 胡桃「これください」 店員「ありやーす」 ウィーン アザッシター 胡桃「……」バリバリ ゼ●シィ「」バーン 胡桃「……」 53 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 22 29 21.44 ID PJaD7AMro [6/15] 胡桃「須賀京太郎……」 ____ ..... ´ ` ...< / ..`、 / ∧ ヽ / / , ',. ' 、 / l .! ∧ } l !ヽ`ト∧! }/ 斗 /! | ふふっ、充電充電…… l !z==ミ x==ミ ! ! l 〃んi刈 ん刈 》 ' l | | Vzソ Vzり | ,' / 、 !/ /// ////. ' ' 从| _ \/ ィ / / |/ =- ---- '" |/--'" {: : : : : : :_:} /"''ー―― '' " ∧ / | i=|=|=i / ∨ . /\.! 1 | , | / ! i=|=|=i ! ! テクテク 塞「胡桃?」 胡桃「あっ」 __ /i i i i i i \ ____. /i i i i i i i;斗ヤ i i i i i i i i i i i i i i i i .. { i i i i 〆i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i . ゞ〆i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i .. 〃i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i . / i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i . /i i i i i i i i i i i i i i i i i i 从 i i i i i i i i从 i i i i i i i i . |i i i i i i i i i i i i i| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄|i i i| |i i i i i i i i i i i i i| ―‐-- 、 , --― |i i i| |i i i i i i i i i i i i ix≦芸ミx x≦芸ミ|i i i| |i i i i i i i i i i 爪 { d { d 川i i| |i i i i i i i i i i i i iゝ乂__,ノ 乂__ノ |i i i | |i i i i i i i i i i i i i | ヽ |i i i | |i i i i i i i i i i i i i | し イi i i | |i i i i i i i i i i i i i > ⊂⊃ < |i i i | \/\|\|\| > - < /i/ |/l/| γ´  ̄ ミY´ `寸 ム/i/ ,′ ゙x,,,,__________,,,i `ヽ. ,′ ゙x,____i ゚ , ,' i ゙x; ! ゚ ,. i i ゙x; ;′ 、 ゚ , i i . ゙x;;/ ゙;. ヽ. i i .. i . ヽ. ! i ... i .. ヽ 塞「どうしたの? 道の真ん中でゼ●シィなんで抱きしめて」コンワク 胡桃「」 塞「ちょ、どうしたの!? 胡桃!? 胡桃!?」ユサユサ 胡桃「」 鹿倉胡桃がファンになりました!! 65 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 22 38 20.80 ID PJaD7AMro [7/15] ヽ. . . . ヽ _,,_\ _,,,,'i. . . . . . ',彡=,,-_- _ . . . ヽ _,,-'''´ ,!. . . . . . i三ミ -_7'iミニ、、. . . . 'i /. . . . . . 彡 ノ. . . . . ノ≡ニ〈/. . iミミ、 `゙-、..'!. . . . i, /. . . . . . _,, ,ノ. . . . . ノニニ/,;. . iミニミ、` . . ゙_ i. . . . ヽ_I. . . /. . . _. . . . . . . . i、、; /., ; . . . iニニミ-丶 ゙`. ※京ちゃんです ',. . . . . . ,.!,/. . /,ッ - ...... _ ´. . . . _i三;;ニニ、ミ、.._ \. . .. イ/. . . . . . . . /. _>`` '、/. . . . . . . . . . _ )_,'=- /. . . . . i-フ,⌒ヾ. . /, i,-="ッ^ト、 ヽ' 'i`´/´ i| '´-、ヾ゙ - ヽ,i 'i;/リ i_|!i,,, ,i,,,, ヽ-゙- ゙i i i/i., ヤセャァ、i-''モエi !, i´'i i、ヾ!;;;;;;ノノ . . ヾ゙',.'i .i !'_ ノ (_ -''''. . . '´/. _/. iヽi '、. .ノ'´ノ r´. . . . _,,. - '' ´ . . .i i ゝ、'''ニ''' / i' ヽ--'´''`´`i . ., - ´ ̄ヽ_,/ !ヽ /`''''- ,,,,../,,-つ ,/ _,,,,,/ r<''-''´ /,' '´ ̄/ i /_rニッi ̄,、,,ッ,''-,_,、,、_,、/ / / ̄`''ヽ''´ i / 地獄アイドル タ~ロ~ この夏、劇場版公開!!! 【一方その頃】 和「こ、これは!!」 ゼ●シィ「」 和「あ、あわわわ!!?」 淡「呼んだ?」ヒョコッ 和「呼んでません!!」 【のどっちハッピーエンド? の巻】 70 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 22 46 57.38 ID PJaD7AMro [8/15] 和「これは、どういうことでしょう?」ポーッ 私……確か東京行きの新幹線に乗っていた筈なのに どうして? 【京太郎のアパート 台所】 和「どうしてお料理してるんでしょうか?」トントントン しかもここは確か、須賀君の部屋。 私……一体? ガチャッ 和「?」 京太郎「ただいまー」フー 和「須賀君……?」キョトン 京太郎「ん? どうしたんだ和。須賀君、だなんて」ハハハ 和「え?」 京太郎「いつもみたいに、アナタって呼んでくれないのか?」 和「ふぇ?」 京太郎「意地悪のつもりなら、やめてくれよ」チュッ ,∠、 / ヽ / | / \へ / ̄¨ヽイ | / / / /|| ! ! | ! .| ! 〈〈 / { ' ,' ' | | l l l l ,ィ ! l ,! ∨ ノ¨ト==イ ! l斗十ナナノ. | / l. /十ト、l i〉 ¨フ´/ ! ! 、トト、!ィチ^ 丁 }/ }' !ノ ! l リ. / 〃 | |ミソ 〈 l{ | rf示、 ノ ノ/ / レイ ト、_| l ヽ 弋 zソ ! }l }イノイヽ |. | . | , 辷リ ! . . . ト、 \ |. | . ト、 | | ⌒ / | . . lミ、Y ‐ - ノ . .|. /, | . . l ! ヽ イ| ! .| // | ハ | ` . _ x< | ! | . !. // . /! ∧. ! | | .| ! . .、| // . /∧ . ∧`ヽ. l ヽl、 | l ト. // . /厶 ヘ. ∧ \ `ヽ. ヽl l | ヽ// , < \ \ \ ∨ `| . . .| 和「」 京太郎「それにお前ももう【須賀】なんだからさ」ハハハ 和「////」ドキドキドキドキドキ ああ、分かりました。 理解しました。 私は今日、死にます(京太郎だけに) 和「やりましたぁぁぁぁぁ!!!」ガッツポーズ 京太郎「和!?」ビクッ 82 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 22 55 33.42 ID PJaD7AMro [9/15] 【十分後】 京太郎「うん、おいしいよ和」 和「い、いえ! これくらい……//」モジモジ 京太郎「いいお嫁さん貰ったよ、俺も」モグモグ 和「……」 なぜか私は今……須賀君のお嫁さんということになっています。 目の前の須賀君から聞き出した情報によると、結婚して二年目…… どおりで須賀君が大人っぽくなっているわけですね 京太郎「和?」 和「あ、いえ! 私も素敵な旦那様がいて幸せです!」ニコッ 京太郎「そうか? 俺なんかよりもっといい男がいたんじゃないか?」 和「そんなオカルトありえません!!!」バンッ 京太郎「!?」 和「あっ」 しまった、つい…… 京太郎「ぷっ! あはははっ!」 和「え?」 京太郎「久しぶりに聞いたな、和のその口癖」クスクス 和「あぅ……//」カァッ 京太郎「覚えてるか? 俺が最初にお前に告白した日のこと」 和「告白?」 京太郎「ほら、結婚しようって言った日だよ」 和「……」コクリ 京太郎「おまえってば、いきなりSOA!! って怒鳴って逃げただろ?」アハハハ 和「(わ、私は何を……!!)」ドキドキ 京太郎「あれは確実にフラれたと思ったなぁ」シミジミ 和「……は、恥ずかしかったんです!」マッカッカ 京太郎「そうだな、和はいつも恥ずかしがり屋だ」クスクス 和「?」 京太郎「初夜の日なんて、最初はクローゼットに逃げ込んで――」アハハハh 和「も、もう!!」 ああ、どうしてですか? どうして私――こんなに幸せなんでしょうか? 93 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 23 07 43.91 ID PJaD7AMro [10/15] 和「もう、知りません」プイッ 京太郎「おいおい、怒るなよ?」 和「別に……怒ってません」ツン 京太郎「……」フー ギュッ アスナロダキ 和「え?」ドキドキ 京太郎「ゴメンな和。からかいすぎたよな」 和「あ、えと……」ドクンドクンドクン 京太郎「和、俺……本当は怖いんだ」 和「怖い?」 京太郎「和と結婚して、アイドルとしても成功して……俺は今最高に幸せだ」 和「……」 京太郎「だからこそ、ふいに思うんだ」 和「思う?」 京太郎「これが全て夢なんじゃないかって。目覚めれば……なにも無かった頃の俺に戻るんじゃないかって」 和「!!」ドキッ 京太郎「もし、これが夢なら……俺は」ギュゥゥ 和「それは……私も同じです」ブルブル 京太郎「え?」 和「私も、これが夢なんじゃないかって怖いんです」ギュッ 京太郎「和?」 和「こんなに幸せなのに、こんなにも嬉しいのに……これが夢のように思えて仕方ないんです」ブルブル 京太郎「……」 和「……須賀君」 京太郎「なんだ? またその遊びか?」 和「……キス、してください」 京太郎「え?」 和「目覚めのキスです。これが夢なら、それで覚めると思うんです」 京太郎「……いいのかよ? もしそうなら、これで目覚めちまうかもしれねぇ」 和「……いいんです」 京太郎「どうしてだ?」 和「……だって、夢は夢ですから」ニコッ 京太郎「和……俺、本気でお前のこと」ギュッ 和「……その言葉、大事に取っておいてくださいね」スッ 二年後の……私の為に チュッ 104 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 23 18 39.82 ID PJaD7AMro [11/15] 【東京】 シュウテン シュウテンデス 和「……」ハッ 駅員「終点ですよお客さん」 和「……やっぱり、夢だったんですね」 駅員「え?」 和「……」 【数分後 本屋】 和「こ、これは!!」 ゼ●シィ「」 和「あ、あわわわ!!?」 淡「呼んだ?」ヒョコッ 和「呼んでません!!」 105 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 23 19 37.21 ID PJaD7AMro [12/15] 【京太郎のアパート近く】 淡「ふーん、そんな夢みたんだ」 和「はい……」テクテク 淡「ねー、どうして目覚めようと思ったの?」 和「え?」 淡「どーせ夢なんだから、もっと楽しめばよかったじゃん」 和「……」 淡「もうこんなチャンス、二度と来ないかもしれ――」 和「来ます」キッパリ 淡「え?」 和「来なければ、私が行きます」 淡「???」 和「そういうものじゃないんですか恋愛って?」フフッ 淡「……」ムスッ ピンポーン ガチャッ 京太郎「よう、和。それに淡」 淡「私をおまけ扱いするなー!」プンプン 京太郎「いや、本当におまけだろ」 淡「ぐぬぬぬぬ」 和「お邪魔しますね、須賀君」スッ 京太郎「ん? どうしたんだ和。須賀君、だなんて」 和「え?」ドクンッ 京太郎「あっ……あれ? 俺、寝ぼけてんのか?」キョトン 和「……」ドクンッドクンッ 京太郎「さっき変な夢見たからだな、ははっ。悪いのど――」 和「!!」バッ ダキッ! 京太郎「うわっ?!」 淡「!?」 和「……」ギュゥゥゥ 京太郎「和……?」 和「絶対、叶えてみせますから!」ウルウル 夢の中の私がどんなに幸せでも……関係ありません 目の前にこの人がいるだけで、私は幸せなんです だから、何があってもどんな辛い道のりでも 和「今度は逃げませんよ? 告白からも、初夜からも」クスッ 私は前に進んで行けるんです カンッ! 123 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 23 32 18.86 ID PJaD7AMro [13/15] <<前回までのあらすじ>> 新たなモデルの仕事もこなし、順調にファンを増やす京太郎 そんな彼の前に現れたのは、長野に置いて来た筈の竹井久だった!! 彼女の目的とは? そして……清澄で一体何が起こったのか!? 京太郎「ぶ、部長?」 久「久しぶりね、須賀君」ニコニコ 京太郎「……あ、あの?」 久「何かしら?」ニコニコ 京太郎「もしかして怒ってます?」 ,.... ‐─ -.., ,.ィ" .......... `.、 〃 ,ィ‐,=‐, ヽ // // /リヽリ ', / ./ ' ⌒` ‐‐-、.| ........ , ! 〃 ,ィ゙ ____ __ .! |. nn ,゙ / !'" ̄` x==、レ ,' .Yi.| | | { ! "" ' "" / / |.i.| | | /} ', 八 t ‐__ァ ./ //. ! , !'./ ヽ |\. rf^ト、_, { // { / ! / ノ | | i' |.! .!〉'/ |/ } {_ 〉___./ ,ィ/ィ{ /ィリ. } ' . }/ ソヽリ. .{ー─‐‐レ"| ト从/ |__/ /゙/ ,/ . . . .>、 /ー──' Y∨ヽ,. . . |-{ ,ィ゙、 {/ . . . .// ヽ 久「ええ。もしかしなくても怒ってるわ」ニコニコ 京太郎「……」アセダラダラ 久「ふふっ」ニコニコ 京太郎「……じゃあ、俺はこれで」 久「ちょーっと待った!!」ガシッ 京太郎「ひぃぃぃぃ?! 勘弁してくださぁぁぁい!!」 久「話を聞いて、須賀君!」 京太郎「俺は悪くねぇ! だってA先生が言ったから!」 久「だぁかぁらぁ! 聞きなさいってば!」 京太郎「うわぁぁぁぁ! 命だけはぁぁぁ!!」 久「話を、聞いてよ……」ギュッ 京太郎「え?」 久「……お願いだから」ウツムキ 京太郎「部長……?」 久「……」 【ドキドキッ! 久さんたまんねぇぇぇぇ!! の巻】 133 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 23 39 51.19 ID PJaD7AMro [14/15] 【芸能事務所アクセル1 会議室】 京太郎「これ、お茶です」コトッ 久「ありがとう須賀君。もう、麻雀部でもないのにね」 京太郎「例え部長が引退しても、俺が清澄を辞めても……部長は部長ですから」ニコッ 久「……どうして、そんな言葉が言えるのかしら?」 京太郎「へ?」 久「回りくどいのは好きじゃないから……単刀直入に言うわ」 京太郎「……なんですか?」 久「……ごめんなさい」ペコリ 京太郎「え?」 久「私……自分の夢のことばかり考えて、貴方のこと……何も考えていなかったわ」 京太郎「え、ちょ? え?」オドオド 久「部長なのにね……ほんと、我ながらイヤになるわ」ブルブル 京太郎「ちょっと待ってください! 一体なんの話で――!」 久「知ってるのよ。須賀君が清澄を辞めた理由」 京太郎「え?」ドクンッ 今、部長なんて……言ったんだ? 久「……全部、知ってるの」 京太郎「!!」ドクンッ 久「もう、ずっと前からね」 ロッカー「(まだ慌てるような時間じゃない)」ドキドキドキ 147 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/02(月) 23 51 09.27 ID PJaD7AMro [15/15] 久「須賀君が教師達の間で疎まれていたことは知っていたし、あの旅行のことだって……気づいていたの」 京太郎「そう、ですか……」 久「幻滅した?」 京太郎「いえ、別にそんなことは」 久「……だけど、それが私だったの。自分のことだけ考えて……須賀君に負担をかけることに何も感じなかった」 むしろ、心地よかったくらい―― そう、部長は続けた 京太郎「……」 久「でもね……須賀君がいなくなって気づいたの」 京太郎「え?」 久「念願の全国制覇も、それで得た大学への推薦も……」 コンマ安価↓3 ゾロ目で大成功 00~19 久「スガクンモスベテ、ワタシノモノニシナキャ……」ニゴッ 20~79 久「私一人の力じゃないんだ……って」トオイメ 80~99 久「須賀君がいないと、ダメなのよ」ポロポロッ 172 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 00 00 06.56 ID /X5uvURDo [1/20] 168 ほのぼの注意(大好物) 久「私一人の力じゃないんだ……って」 京太郎「それは……」 久「ううん。そもそも須賀君がいなきゃ、麻雀部だって存続していなかったわ」 京太郎「……」 久「咲だって部に入ることは無かった。全部――須賀君がいて、始まったことなの」 京太郎「そんなこと……」 久「ねぇ、覚えてるかしら? 麻雀部に入った日の事」 京太郎「え?」 久「今思えば、あれが転機だったのかしらね」 京太郎「……」 【一年以上前 食堂】 ガヤガヤ 久「はぁー、誰かいい子いないかしらねー」グテーン まこ「何言うとるんじゃ。自分でクビにしておいて」ハァ 久「当たり前でしょ? 入部希望者の大半が原村さん目当てなんだから」 ムサイ男軍団「「「「「ぐぬぬぬぬ」」」」」 まこ「じゃがどうする? 最低五人はおらんと廃部にするって、言うとるんじゃろ?」 久「ああ、あの教師Aね。麻雀なんて無駄なことはやめて、受験勉強しろってうるさいのよ」ハァ まこ「とりあえず頭数だけでも揃えればええ」 久「イヤよ。折角一緒に夢を追うなら、それ相応の仲間が欲しいじゃない」ニッ まこ「わがままじゃのう」ハァ 久「いいじゃない、これくらいのわがままなら」フフフ 179 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 00 08 47.78 ID /X5uvURDo [2/20] 久「ま、まだ期限はあるんだし。のんびり構えましょ?」 まこ「後でどうなっても知らん」 久「なんとかなるわよ」アハハ ガタッ 京太郎「ふー、腹減ったぁ」 嫁助「珍しいな、お前が俺を誘うなんて」 京太郎「仕方ねーだろ? 今日は咲が風邪で休みなんだよ」 嫁助「嫁さんがいないと辛いなぁ」アハハ 京太郎「うっせ!」 久「……?」キョトン まこ「どうしたんじゃ? 隣の一年が気になるんかの?」 久「いや、そういうわけじゃないんだけど」 嫁助「そういやさ、別のクラスの原村和を見たか?」 京太郎「ああ。あのすばらなおもちの」 嫁助「麻雀部に入ったんだってさー! しかも元インターミドルチャンプ!」 京太郎「へぇ、麻雀ねー」 嫁助「いいよなぁ。麻雀も強くて、美人で、胸も大きい!」 京太郎「……麻雀って、言うほど面白いかぁ?」 久「!」ピクッ 嫁助「え?」 京太郎「あんなのつまらねーじゃん。ただ牌を引いて並べるだけだろ?」 久「……」ブルブル まこ「お、落ち着くんじゃ」アセアセ 京太郎「麻雀なんてただの運ゲーだろ?」 久「」ブッチィィィィン! まこ「気を沈めるんじゃ!」 久「できぬぅっ!」ガタッ! 京太郎「!?」ビクッ 187 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 00 16 01.34 ID /X5uvURDo [3/20] 久「……」ズンズン 京太郎「な、なんだぁ!?」 嫁助「おい、あれ会長じゃねぇか?」ビクビク 京太郎「なんかこっちスゲェ睨んでる!? しかもこっちに来てるぞ!」ヒソヒソ 久「そこの君!!」 京太郎「ひゃいっ!」ビシッ 久「一年ね……名前は?」ギロリ 京太郎「しゅ、須賀京太郎です」ビクビク 久「今、麻雀なんて運ゲー。脱衣麻雀しか興味ないぜヒャッハーと言ったわよね?」 京太郎「いえ、後半部分は言ってないような……」 久「言ったわよね?」ゴゴゴゴゴッ 京太郎「い、言いました!!」ビシッ 久「よろしい。じゃあ、はいこれ」ピラッ 入部届け「オッス」 京太郎「へ?」 まこ「は?」 久「君に決めたわ」ニッコリ 京太郎「決めた???」 まこ「な、何を言うとるんじゃ!?」アセアセ 久「決めたの。この子がいいわ」 京太郎「あ、あのー? 一体何の話ですか?」オドオド 久「いいからサインする!」 京太郎「い、イヤだ!! 書いたら最後、希望の船に乗る羽目に……!?」 久「ならないってば!」 京太郎「じゃ、じゃあなんの書類ですか?」 久「入部届けよ、それも――」 久「我が麻雀部のね」ニッコリ 202 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 00 24 08.69 ID /X5uvURDo [4/20] 京太郎「麻雀部?」 まこ「何を言うとるんじゃ? さっきこいつは麻雀を馬鹿にしとったんじゃぞ?」 久「あら、だからいいのよ。こういうのが欲しかったの」フフフ 京太郎「あの、イヤなんですけど」 久「拒否権は無し」 京太郎「えぇー!?」 まこ「やめんか!」 久「須賀君だっけ? 貴方、麻雀の楽しさを知りたくない?」 京太郎「麻雀の楽しさ?」 久「その感じだと、あまり打ったことないんでしょう?」 京太郎「いえ、多分打ったこと無いです」 まこ「打ったことないのに馬鹿にしとったのか」コンワク 久「ねぇ、麻雀のルールを知ってもっと楽しみたくない?」 京太郎「えー?」 久「それに、うちの部はこう美女揃いよ?」 京太郎「それはなかなか魅力的な……」グヘヘ 嫁助「嫁にチクるぞ」ボソッ 京太郎「角に刺されるので遠慮します」キリッ 久「角?」 まこ「角?」 京太郎「とにかく、俺は入りませんから!」 久「ぐぬぬぬ」 まこ「もうええ。諦めるんじゃ」 久「でも!」 ザワザワ ガヤガヤ カイチョウガサワイデルゾー チワゲンカカー? 京太郎「(騒がしくなってきたな)」 嫁助「やべぇ、やべぇよ……」 スタスタ 教師A「なんの騒ぎだ!」 久「!」 まこ「!?」 215 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 00 32 40.55 ID /X5uvURDo [5/20] 教師A「竹井……またお前か?」ギロリ 久「……」 教師A「また強引な勧誘か……懲りん奴だな」 久「先生には関係ないですよね?」 教師A「そうもいかないな。こう毎度騒ぎを起こされては」 久「っ!」 まこ「やめぇ!」ガシッ 教師A「ふん。この事は校長に報告しておく」 久「ぐっ!」 教師A「もともと4人しかいない部だ。これを機に廃部にしてやるぞ」 京太郎「廃部?」 久「そんな!?」 教師A「悪く思うなよ竹井。これがルールだ」ハハハハ 久「……」ブルブル まこ「部長……」 教師A「今日中に部室を片付けておくんだな」ハーハッハッハッハ 京太郎「いやだなー何を言ってるんですか先生」ヒョコッ 教師A「ん?」 久「え?」 まこ「!?」 京太郎「四人じゃなくて、五人ですよ?」ニッ 教師A「誰だお前は?」 京太郎「ひどいっ! これでも先生の授業受けてますよ?」シクシク 久「え? え?」 教師A「あーはいはい。それで、関係無いお前がなんの用だ?」 京太郎「いや、だから! 関係あるんですってば!」ピラッ 入部届け「須賀京太郎」 京太郎「ね?」ニッ 教師A「なん……だと?」 久「!!」 まこ「なっ!?」 京太郎「今日から俺、五人目なんで! ハイ、ヨロシクゥ!」 236 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 00 40 58.93 ID /X5uvURDo [6/20] 教師A「ふざけるなっ!」 京太郎「いやいや、ふざけてませんよ」 久「え? なんで……?」 教師A「こんなもの、認めるわけには――!」 京太郎「あれれ~? おっかしいぞ~?」テコリン! まこ「!?」 京太郎「さっき先生が言いましたよね? 四人じゃダメ、これがルールだって」 教師A「!?」 京太郎「なら、俺が入れば万事解決ですよね?」ニコニコ 教師A「ぐっ……」 京太郎「ということで、これの受理。お願いしますね」 教師A「こんなもの!!」 教師B「先生、ちょっと!」 教師A「!?」 教師B「ギャラリーが多すぎます。ここでそれを受理しないわけには」ヒソヒソ ガヤガヤ ナンダナンダー? 教師A「」 京太郎「勿論、受け取ってくれますよね?」 教師A「あ、ああ。勿論だとも」ヒクヒク 教師B「行きましょう」 教師A「(須賀京太郎……!!)」ギリッ スタコラサッサー 京太郎「ふぅ……」 久「あ、あの!」 京太郎「はい?」 久「どうして? どうして麻雀部に入ってくれたの?」 京太郎「んーっと」 久「……」ジッ 京太郎「人が人を苦しめる理由なんて知ったこっちゃありませんが……」 久「?」 京太郎「人を助けるのに、論理的な思考なんて存在しないと思いますよ?」ニッ 久「っ!」ドキッ 246 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 00 49 57.78 ID /X5uvURDo [7/20] まこ「ははははっ! 面白い奴じゃのう!」バンバンッ 京太郎「いたたっ!?」 久「ありがとう、須賀君」 京太郎「いえいえ、どうせ暇な身なんで」アハハ 嫁助「これは嫁影様が黙っていませんね……」 京太郎「ということで、入ったのはいいんですけど」 久「?」 京太郎「俺、麻雀のルールてんで分からないんですよ」 久「大丈夫よ。これから私がみっちり教えてあげるから」 京太郎「じゃあこれからよろしくお願いしますね、部長」ニッ 久「ふふっ、ええ。よろしくね」 まこ「楽しくなりそうじゃな」 こうして、須賀君は清澄高校麻雀部員の一員になった。 それからしばらくは―― 京太郎「ドラ?」 久「ドラも知らないの?」 まこ「前途多難じゃな」 優希「この優希様が教えてやるじょー!」 和「ゆーき、やめてください」 麻雀の指導ばかりの毎日だったわね 京太郎「おお! 初めて上がれました!」 久「やったじゃない!」 京太郎「すげー! 麻雀っておもしれぇ!」 久「ふふ、そうでしょ?」 京太郎「はい! 俺、すっげー勘違いしてました!」キラキラ 久「……」ジーン どうせ全国優勝なんて無理なんだから、いっそこのまま…… 久「次も頑張りましょ?」 京太郎「はい!」 ずっとこんな日が続けばいい そう思っていた…… あの日まで 251 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 00 59 28.50 ID /X5uvURDo [8/20] 【とある日 清澄高校麻雀部室】 バーン! 京太郎「カモつれてきたぞーっ」 咲「いや私……麻雀キライだって……」ナニガヒメダ その日から……全てが変わった ~~~~~ 【一時間後】 優希「うぅ~」 京太郎「おいおい、大丈夫か」 まこ「あのゼロ子がおれば、行けるかもしれんのう」ボーッ 久「……全国に、行ける?」 念願の全国。 あれだけ憧れ続けて、諦めようとしていた全国に行ける? 久「……」ブルブル その日、私は須賀君の部長を辞めてしまったのかもしれない そして……変わってしまった 京太郎「部長?」 久「須賀君……」 ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ; ゙l ゙l ゙l i ゙l ゙| ゙l `、 イ i ゙l l| ゙| ヽ. ,,、 / ゙l lll ゙l `、ヽ、 / ヽ | || ト `、 `ヽ、 / `、 | |ト | `、 `-、 / `、 | | | `、 ヽ、 `ヽ、..._ ,, 爪 ヽ | / ` 、_  ゙̄`'ー‐‐---------ゥ-‐'' / / ;/, ;;;;;;`、;;ノノ `、 `ー--、......____,,,....,、、‐'' ,/ / / /二,,,、、_z `、 ,,,/ ク // ゙l |ト ハ `、 ,,,// ;" ;;/ / 人 ハ `、 ヽ ,,,,,,,, ∠ニニ=== _ク/ Y \ `、 `ヽ、,,,,,,,, ,,,,,,/ / ハ / ゙゙゙゙゙゙゙'''''''''''゙゙゙゙゙゙゙ 久「ちょっと、お使いがあるんだけど」ニコッ 私を取り巻く、全てが…… (そして原作の流れに……) 271 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 01 09 54.19 ID /X5uvURDo [9/20] 【アクセル1 会議室】 久「……」 京太郎「……」 久「思えば酷いことばかり押し付けてきたわね」 京太郎「……」 久「私って本当に最低の屑だわ」 京太郎「……それ、本気で言ってます?」 久「だってそうじゃない! 結果的に私! 貴方のこと利用しただけじゃない!」 京太郎「俺はそう思ってませんよ?」ホジホジ 久「え?」 京太郎「そもそも俺が弱いのがいけないわけですし、おすし」 久「え?え?」 京太郎「むしろ、みんなの優勝に貢献できてすっげー嬉しかったですよ?」 久「」 京太郎「それに……感謝もしてます」ポリポリ 久「感謝……?」 京太郎「だって部長……約束守ってくれたじゃないですか」 久「約……束……」 京太郎「俺、麻雀好きになれましたから」 久「あっ」 京太郎「今でも弱いけど、麻雀を打てることがすっごく楽しくなりました!」 久「……」 京太郎「だから、こちらこそ言わせてください」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧ 俺を部に誘ってくれって――  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ありがとうございます部長! / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 久「うぅっ……ぐすっ……うん!」ポロポロ 291 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 01 20 38.03 ID /X5uvURDo [10/20] 久「だけど、部を辞めて……転校したのは?」 京太郎「話せば長くなりますけど、俺にも夢が出来たんです」 久「それが……アイドル?」 京太郎「本当はそれ……最初は通過点のつもりだったんですよ」 久「通過点?」 京太郎「俺がみんなと並び立つ為の……」 久「須賀君……」 京太郎「だけど今は違う。俺の意思でトップアイドルになりたいと思ってます」 久「須賀君……!」 京太郎「すぐにみんなを置いていっちゃいますから、覚悟しておいてくださいね」ニッ 久「……やっぱり須賀君は須賀君、かぁ」フフッ 京太郎「え?」 久「敵わないって……思い知らされるわホント」クスクス 京太郎「???」 久「こっちがあんなに悩んで、苦しんでたのに……」 京太郎「部長……」 久「それ以上に苦しんだ筈の貴方が、こんなにあっさりしてるんですもの」ハァ 京太郎「そんなこと!」 久「実はね、ここに来る前に……大学推薦蹴ってきたの」 京太郎「え!?」 久「……ついでに、ムカつく野郎の股間もね?」ニッコリ 【一週間前】 教師A「」ビクンビクンッ! 教師B「せ、先生ぇぇぇ!!!?」 教師A「た、タマが……」 【現在】 久「お陰で一週間停学。推薦もパァね」アハハハ 京太郎「」 久「あ、一応セクハラされかけたってことにしたから問題ないわよ?」フフフ 京太郎「お、鬼や……この人鬼や」ガタガタガタ 303 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 01 27 57.10 ID /X5uvURDo [11/20] 京太郎「でも、だからってどうしてアクセル1に?」 久「……須賀君、夢を見つけたって言ったわよね?」 京太郎「は、はい」 久「それ、私も応援したいの」 京太郎「!!」 久「今更虫のいい話だってのは分かってる。だけど、お願い」ペコリ 京太郎「そんな!? どうしてですか!?」アセアセ 久「私の夢はもう叶えて貰ったから」 京太郎「部長……」 久「だから次は私が貴方の夢を手伝う番、そうでしょ?」 京太郎「……」ジワッ 久「ダメ、かしら……?」ウワメヅカイ 京太郎「……」ゴシコシ 久「須賀君……」 京太郎「……」キリッ 選択安価 ↓3 1 京太郎「気持ちは嬉しいです。でも……」 2 京太郎「まだ……分かりません」 3 京太郎「これから、よろしくお願いします!!」 328 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 01 37 14.20 ID /X5uvURDo [12/20] 京太郎「これから、よろしくお願いします!!」 久「須賀君っ!」パァッ 京太郎「ずるいですよ、俺が部長の頼みごと断れないの知ってるくせに」ジトーッ 久「ふふっ、教育の賜物ね」クスクス 京太郎「骨の髄まで躾けられてますから」アハハ 久「でも、これからは違うんじゃない?」 京太郎「え?」 ,,, -='' `` - .、 ,;彡 ミ; ゙ .、 / _;;;,z '' ゙ , / ; ''"/ / ; ヽ // ;/ / /l l i ゙, / / ;/ ″l ハ | l ハ. / , ; '/"゙ヽ ゙ \i l l / j ;イ/,;=、ヽ -─‐-、゙ .. | i l l / i'l /) }! ー___ ゙i l .. l i / ! { 。/ ,ィチ" ̄ミ、. l ! i ... ″ l / ! ゙-" ;_) ゙ハ l / l ../ | ! ; "' , { c;/ノ }/ / /. ヽ`Y ` ‐ " / / /. { 、_ "" , . ' / /. ‘、 ` ー / / /. \ /,l / / /. ヽ !; { / / Y iー―┐¬、! | i l /i | ゙、| l| { /' } l | |ヘ ヽ /' / i | / l. .ハ } /,´ / / /j / 从. . . ゝ、 リ '、 / // ,ノ_/ ;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;ヽ. . .. .ヽ / /. .//>─" ̄. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . }/ 久「――私を躾けてくれるんでしょ?」 京太郎「~~~っ」カァッ 久「楽しみにしてるわね」 京太郎「ぶ、部長!! それより、もっと大事な話があります!」 久「大事な話?」キョトン 京太郎「大学は……行ってください」 久「え?」 京太郎「それが条件です」 久「でも、私推薦は……」 京太郎「なら、実力で入ってやりましょう!」ニッ 久「!」 京太郎「これが俺の初めてのお願いです、部長」 久「……」フゥ 京太郎「部長!」 久「あーはいはい! 分かったわよ」ムスッ 京太郎「それじゃあ!」パァッ 久「ずるいじゃない? 私が須賀君のお願い断れないの知ってるくせに」プクーッ 京太郎「教育の賜物――ですかね?」クスクス 久「ぷっ」 ワタシノマネー? ニテマシター? アハハハハッゼンゼンニテナイ! ワラワナイデクダサイー! 335 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 01 43 11.33 ID /X5uvURDo [13/20] 【そして数時間後】 久「あんっ……ダメよ、須賀君」ギュッ 京太郎「そんなこと言っても、俺……もう止まりませんよ?」ムニュッ 久「いやぁ…ん、ダメェ……」ハァハァ 京太郎「ふふ、部長のここ。硬くなってます」ギュゥゥウ 久「あ、ふぁ……」ゾクゾク 京太郎「もっと気持ちよくしてあげますよ」フフフフ 久「ほら、もっと強くやりなさい」グテーン 京太郎「は、はいぃぃ!」モミモミ ガチャッ 竜華「おは――って、何これ?」 煌「マッサージ?」 久「あ~生き返るわね~」ノホホーン 京太郎「(部長、いい香りがする)」クンクン 竜華「いや、なんで清澄の元部長が……」 煌「???」 久「……」ムクッ 京太郎「?」 久「ということで、よろしくねっ!」 京太郎「ええええええええ!?」 竜華「」 煌「」 京太郎「というか、なんで俺がマッサージしてるんですか!?」 久「いいじゃない、役得でしょ?」クスクス 京太郎「それはもう、堪能しました」グヘヘヘヘ 竜華「……」 京太郎「あっ」 竜華「少し、話そうか京太郎君」ニコニコ 京太郎「あ、いや、その! これは!!」 コノチャンポランガァァァ! カクゴシトキィィィィ! フコウダァァァァァ!!! 久「ふふっ」 339 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 01 47 45.94 ID /X5uvURDo [14/20] 【おまけ】 フコウダァァァァ!! ロッカー「……」 久「あははっ!」 煌「うわぁ、デンプシーロール」 京太郎「あばばばばっ!!」 竜華「おどれはアイドルの自覚あるんかぁぁぁぁ!!」ドゴォッ! ロッカー「(京太郎君を驚かせる為に隠れていたんだが……)」 京太郎「許してくださぁぁぁい!」 竜華「できぬぅ!!」 久「ここは毎日が楽しそうねぇ」 煌「ええ、それはもう」クスクス / ./{ミミ . . .彡≧ . .\ / . /´ . . . . . . . . . . . . . . . .\i / ./ ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ ′ . / . . . . . . . . . | . . . . ヽ. . . . . . . . . , . . . ′. . . . . . . . .| .| . . . . . |. . . . . . . . . . . .| . . . . | . . .| . . | .| . . . . . | . . | . . . . . . . i...... . |..... . .| . . .| . ハ| . . . . . | | .| . |......... | うーん | . | .八 . ./7 /|/ ノ| . . . /| | .| . | . . . . .ハ | . | . . . .Tイ示气  ̄ 示气T . . . . . | . | . . . . . ` ヒ...リ ヒ..リ | . . .| . .| | . | . . . . ∧ . . .| . .| | . .\ . . .∧ ' . \ | . .| | . . . . \ .∧ -- ム . . .| . .| | . . . . . . . ≧ . ..、 イ . . . . .| . .| | . . . . . . . . . . . . .| > <| . . . . . . . .| . .| | . . .| . . . . >-j f\ . . | . . .| . .| | . . .|>イ く }l | . . .| . .| | / \_ __|l i . . .|\ /\ \ / | . . | \ ロッカー「(出るに出られない!!)」ガビーン カンッ!! 370 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 02 12 44.68 ID /X5uvURDo [16/20] 【おまけのおまけ】 ~京太郎が来る十分前~ コンコン 菫「失礼します」ガチャッ 社長「おお、弘世さんか」 菫「はわっ!?」ビクビクッ 社長「今日は麻雀のレッスンの日だったかな?」 菫「ひゃ、ひゃいっ!」 社長「そうか。それなら会議室でゆっくりしていたまえ」 菫「しょ、しょうしゃせてもらいましゅ!」ダダダッ! 社長「そういえば竹井さんと挨拶を――って、あれ? 行ってしまったか」 テクテク 久「どうかしたんですか?」 社長「ん? いや、なんでもないよ」ハハハハ ~~~会議室~~~ 菫「危うくイキかけるところだった」ゼーゼーッ さて、後は京太郎君を待つだけだ 菫「……さて、どれくらいで来るかな?」ドキドキ 折角だからどこかに隠れて彼を驚かせてみようか? 今まで見たこと無い顔が見られるかもしれない 菫「ふふっ。そうと決まれば……」ガチャッ バタンッ ロッカーin菫「暗くて狭いな」 ガチャッ ロッカー「(来たか!?)」 久「ここでいいのかしら?」 京太郎「ええ。お茶を用意してきますね」 ロッカー「(ん? 誰かいるのか?)」 久「……」 ロッカー「(アレは、清澄の部長?)」 371 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 02 14 06.38 ID /X5uvURDo [17/20] ロッカー「(どうする? 出るなら今のうちだが)」ウーン ガチャッ スタスタ 京太郎「これ、お茶です」コトッ 久「ありがとう須賀君。もう、麻雀部でもないのにね」 京太郎「例え部長が引退しても、俺が清澄を辞めても……部長は部長ですから」ニコッ 久「……どうして、そんな言葉が言えるのかしら?」 京太郎「へ?」 ロッカー「(なんだこの空気は?)」 久「回りくどいのは好きじゃないから……単刀直入に言うわ」 京太郎「……なんですか?」 久「……ごめんなさい」ペコリ 京太郎「え?」 久「私……自分の夢のことばかり考えて、貴方のこと……何も考えていなかったわ」 京太郎「え、ちょ? え?」オドオド 久「部長なのにね……ほんと、我ながらイヤになるわ」ブルブル 京太郎「ちょっと待ってください! 一体なんの話で――!」 久「知ってるのよ。須賀君が清澄を辞めた理由」 京太郎「え?」ドクンッ ロッカー「(清澄を辞めた理由?)」ピクッ 久「……全部、知ってるの」 京太郎「!!」ドクンッ 久「もう、ずっと前からね」 ロッカー「(まだ慌てるような時間じゃない)」ドキドキドキ 374 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 02 21 08.97 ID /X5uvURDo [18/20] ~そしてお話が終わり~ ロッカー「(須賀君! 君はなんて……なんていい子なんだ)」ポロポロ 京太郎「なんか、話してたら疲れましたね」 久「そうね。方が凝ってきちゃったわ」 京太郎「じゃあ、俺が揉みますよ」ニッ 久「あら? いいの?」 京太郎「肩くらいいつだってもみますよ」ワキワキ 久「いやらしいわねー」クスクス イチャイチャ イチャイチャ ロッカー「(え? 何この空気?)」ガビーン そして数時間後 京太郎「」ピクピク 竜華「ふん!」 煌「これまた派手にやられましたね」ツンツン 久「大丈夫?」 京太郎「ええ、なんとか」ピクピク 竜華「このままふん縛ってロッカーに閉じ込めたるわ!」 京太郎「いやぁぁぁロッカーはイヤだぁぁぁ!!」 久「ロッカー? うっ……頭が」ズキッ 竜華「いいから大人しく入って――」ガチャッ 菫「やぁ」 一同「「「「え?」」」」 菫「……ど、ドッキリ大成功ー!」 一同「「「「「……」」」」」 ,. '" ,. 、\ ,. -‐ 、 / / ` ´` \ / \ヽ ,.' ' / i ! ヾ / ' l / ,'./ l. !| ! ゙ l ' / .l / // 'l l ! l ! !l. ' .' l/ ー '-―_-' リ└- _!,!_ ! ! ' l l イ~~~下 ,.二、、ー,、/l! l l .l l ヽ ノ 'i リ ヽ.! l . l | ! l! ` " l l l l ー- _! , l l.!. l ! | ト、 |! l l ! .l.ヽ , ― 、 ,. | ` ┘ l ! !.l 丶 ⌒ .イ ! ! l l ! .! < .!. l l ! ゙、 i ` ´ ! l l ! ヽ 、 .! ! ! l /ヽ. ヽ \ l、 ! l l./ 、 丶 ヽ. \ヽ` 、 l ,.' 丶ヽ ヽ \_.ヽ、 ノ. l ヽ\ \ ヽ ヽ\ 、 l \ 丶 \ヽ ヽ. l i ヽヽ. \、. ヽ . l / l ヽ ヽ ヽ.\. ヽ lヽ カンッ!! 380 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 02 25 28.63 ID /X5uvURDo [19/20] 【もう一つおまけ 今回出番の無かった照さん】 照「……」ボーッ __ ´ ``ヽ / ∧ / ⌒. /\ i | | | | . i ′ ̄| | | ト、 |人 | | . | /_| | ̄ |_,.\| えア ヽ ... |  ̄ | | | えア r' | | | | 人 '. - / | i | |i ト、 . >─┐ {ノ. / ノ. 八 | \__ rァ'´ /\ ヽ /∨|/⌒/-‐= \ r' 人V_.∠-‐='/ \ 人__く_) ̄ ̄ | _ / 〉、_ //| _./─〈_∨ 三=/ / | 〈 | |. 三∧ / / '. | | 三Ξ∨/ ′ | | 三Ξ _.∧ | | ノ/ニニニニ[]ニニニニ∧フ| | / / . i i / / _〉 / . ̄. / . / i .′ | \__ } \ ̄ ̄| ̄ `\ / \ | |二二==‐-ィ ー|ニニニニi| | | |ニニニニi| |ニニニi| 淡「どうしたのテルー?」 照「さっき京ちゃんと結婚した夢を見た……」 淡「それで?」 照「妊娠したかもしれない」キリッ -‐==‐- ´ ` / ヽ / , ! | | i. / |i , ‐‐i| . ト、_|‐‐ | i| | l / |i | |/八 . | | | i| | へ? |/ 〔!| N ○ \| ○ |ノ ,リ. 〔 八! l圦 ,, ' ,, l // | N | . v ァ . ∨/ . | ヽ| | l_≧=ァ≦ト /_,′ 八 ノ厂| l 〔, / / `丶、 ` /∧ i| | 「⌒ / / /∧ / イ′ j ト、∧ / ′´ .イ ' / | |\ハヒ/| |ニニ/ 〉 / ノ〈 i i ニ| | ´y' ! | .' / 〉 / j / ノ i| | 〔___! ト、〕. 〔′| `ー‐' /// | | i| Υ─| | .′ 照「にんっしんっ!」 淡「バカじゃないの?」 カンッ! 383 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/03(火) 02 32 15.36 ID /X5uvURDo [20/20] / .ト、' , l lニミ.、丶 ∧薔、ー<.j )} / .,薇=ニ'らノ / 〔 / ! | ト、 | | i ′ vrkヘ', ′ ∨ | i| | ´ ̄ } i| }i | .束‐'彡ト、 . | 〔´⌒ヽ八 | ∨リ | 八_| .i',.',`ー、.、. / | i{ __ \{ ,ィjア苅、.〕/ } .,i',',、ヾ、` 、 /__! ト、 {ィ灯j芯ヽ 乂 ソ ′ 人 iiト'、` ', _,. . / ..八| \{ 乂(ソ /////// ,r ´ | } i¨i ; `、 幸せにしてね、京ちゃん…… / ./ ∧///// ` ./ i | i.、ヽゝ.丶ー ;`、 / .′ / . ャ .ァ ._ | j ! l| ', / .. / 个 `´ .イ〔_ リ /| | リ , ', / /.. l/ i| ! ≧ ‐ ' リ乂j \-― - 、イ/ ‘, ',. / / | / { ∧ j ,。゚ ‘, .', ', / / .〔′ , ' '' "¨ ゚.o。。o ゚,.' ',. ', ', ., ' / / ,'.i/′  ̄` § '" _.ry! ', 、 / / / .i | ト、nv、 r、゙、',i,'l ', ',_,.. ''" , ' / 「▽マノ ii i//i⊂= o !. .', ,‘, , ' / i l.V/※*v ,r' v******i゚、ヽ .;、、/.|゙、! ', ‘, / / .l ,/彡 ^^※※※※※※^^_∠- il゙、ゝ' `"^^'i i ', ', / / l /ヽ >‐'⌒ _ ,、 ,r'^) ,://,.、) i, i i ゙、 ', / ./. l ,'-/・ ,.-、' r 、)-、`.゙、 .l ゙、 {、¨ノ ).', i i ‘, .i ., ' ./ l i ゛'_,.ゝ、,ノ _ノ .,、,r`-、`ーニΞ-イ ', i i ‘, i. , ' / l ', i ,r',、ヽ)ヽ・.。', f f´=)ヽ ', (r'o',r-、.',. i. i ‘, .i.' l ゙、 ゝ¨イノノf´`).丶ゝ.ト@ノノイ゚゚_,..' ・ °', i. i ', i .l \ミ彡' ヽ .,``ゝー_'ノ‐' ,、 ノ ハ i i ', i l .l ヽノ-‐' `ー' ;. ¨( ゝ ` イ`ー.'"ゝ. ,' ', i i. / l .i. ゙、 ノ .,' i,..- l. i / / ゙、 i , ' ,'. i. / / i', 〉 / ./....i_、 / .,.' ,' i _ム ./ ; 7- ._ }) , ' /.'/i _,.. .,r' ,' , 、ノ_ 7‐-ノ / ,.'" .,' ゝ..-‐ ''" /,'. ,__ lヘ 、 ; ノ_,...ゝ-''7 / __,,.. .‐'" ,' l. i i. ,' .;`! ii. ヽヽ (ヽ'...,> て;_,,. .-‐ '''""~ ̄ ,' ,.'" ヘ.', . i .l ,' ノ ヽ' ', \ 人_ ア ,.'" v.、i l ,' /.' ', \ `、' ( _,.. ,.'" l J._.し‐'' ノ ヽ \,、ノ ,.'" ,.'" i ´ / ヽ } ; ○ 0 o _ _。 ./ . . . . . . . . . ..\ / . . . . . . . . . . . ヽ , . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .| . . . .\|. . . . .| . . . . . | . . . | .|. .トー ≧ |. . . . .| . . . . . | . . . | .j从 . . . . .| . . . . . | . . . {ノ/ ドゥフフフフ……. | |. . . . . . . . . .| . .| .| __ ___. 八 | . .| {\ . .l | . .ハ| / / / ──────く ̄ ヽ / ゼク / シィ / | l ∧ / / / | | 、 ⌒ j l ^ テ ⌒ ̄___ _ | | ノ / ノ´ ̄`ヽ | |ー l| / / | | |― イ / ' | | |ヽ Y / 京太郎「こんだけ胸があればなぁ」ハァ 照「」ガーン! ~ほんとの終わり~
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京太郎「和の胸囲98cm…!? 嘘だろっ!?」 京太郎「俺の方が胸囲あるじゃん……」 京太郎「91……92……93……」 咲「こんにちは~…って、京ちゃんだけ?」 京太郎「ん……94…俺だけだぞ……95……」 咲「……なんで部室で腕立て伏せしてるの……」 京太郎「96……やっぱ唯一の男子……97……部員だし……98……力仕事とか……99……出来た方がいい…だろ……っと、100」 咲「100回もしてたの!? もう…どんな体力してるの……」 京太郎「1…2…3…」 咲「今度はスクワットし始めた……もしかして、それも一日100回するつもり?」 京太郎「100回っていうか……20……一日500回だな……25……………30……」 咲「500回!? それ五セットもするの!?」 京太郎「そうだね……40……まぁ毎日してるわけじゃないしな………45……」 咲「…中学の時以上に筋肉バカになってる……」 久「ちょっと買い出し行ってくるから、皆で打っといてね?」 京太郎「あ、買い出しなら俺が行きますよ?」 久「え? そりゃ行ってくれるのなら任せちゃいたいけど……いいの? そんな自分の練習時間を削ってまで……」 京太郎「えぇ。お気遣いなく……ただ」 京太郎「出来るだけ重い荷物だと嬉しいです」 久「あ…荷物が持ちたいだけね」 久「クラスマッチの内容……マンネリを打破するのも勿論だけど、公平な内容にするのも大事よね!」 彩乃「そうですね。確か去年は、2年のサッカー部が一つのクラスにまとまってたというのも苦情で来てましたし」 一太「身長にバラつきがないと、バレーボールやバスケも不公平になりますね」 久「そうねぇ……公平……公平ね……」 久「一年男子はダンスとかにしない?」 菜月「ダンス……ですか? まぁうちはダンス部ないですし、公平っちゃ公平ですが……」 久「ダンスなら接触プレイで相手にケガ『させる』こともないしね」 彩乃「?」 京太郎「頼まれてた荷物取ってきましたー」ガチャ 和「お疲れ様です」 まこ「ロン」 京太郎「あぁ……」 久「須賀君……流石に今の振り込みは集中力が足りてないわね。親リーなのに現物切らないなんて……今、何か別のこと考えてなかった?」 咲(和ちゃんのおっぱいのこととか) 優希(のどちゃんのおっぱいのこととか) 京太郎「別のこと……いえ、特に考えてませんよ? しいて言うなら」 京太郎「腹筋から力を抜かないようにはしてましたけど……」 京太郎「??? つまりどういうことだ?」 和「ですから、例えば手の中に①③と牌が並んでたとして、④を引いたら①を切りますよね? その場合、③④となって待ちは②⑤…つまり、②と⑤を警戒しないといけな……」 京太郎「ごめん。筋肉で説明してくれ」 久(無茶言うなぁ…) 和「えっと……須賀君の前にボクサーがいます。このボクサーの持ち技は右ストレートと左フックです。右ストレートが①、左フックが③だと思ってください」 筋肉「ふんふん」 和「ここで、相手は左の広背筋を後方に引き、左の上腕二頭筋が後ろに下がったのが須賀君には見えました。これが左フックの攻撃体制に入った…つまり、④を引いてテンパイし、右ストレートである①を捨てたということですね」 京太郎「なるほどな」 和「右ストレートを捨て、左フックがくると分かった須賀君は、顎かボディーにその左フックが刺さることを警戒しなければいけません。つまり、顎である②や、右脇腹の⑤を守る必要があるということです」 久(頑張るなぁ、和) 和「これが裏スジといって、危険牌を読むのに便利ですよ。また、逆に安全牌を読むための表スジというのもあって…」 京太郎「ふんふん……」 咲「うっ…体重がまた少し増えてる……」 京太郎「よしっ! 体重がまた少し増えたぜ!」 咲「ちょっと運動してお肉減らさないと……」 京太郎「もっと運動して肉増やしまくらねえと!」 咲「ごめん京ちゃん、少し黙ってて」 まこ「んじゃ、今週末よろしくな」 京太郎「はい。こちらこそよろしくおねがいします」 久「?」 久「まこ。須賀君と何の話してたの?」 まこ「んにゃ。うちの店の雀卓が一つ壊れての。新しいのが来週の頭に来るから、それまでに片づけなっちゅう話をしとったんじゃ。そしたらな…」 京太郎『じゃあその雀卓、俺が運んでもいいですかっ!?』 まこ「って」 久「…雀卓って50kgくらいあるんじゃなかったかしら」 まこ「そう言ったら大喜びしとったわ。カピバラよりも重いもんが持ちたかったんじゃと」 久「…カピバラで45kgくらいだものね」 優希「こんちゃかわ~っ!!! ……って、二人とも何してるんだじぇ?」 京太郎「腕立て伏せ」 咲「読書」 優希「それは見れば分かるけど………咲ちゃんは揺れて読みにくくないのか?」 咲「もう慣れちゃった」 優希「…京太郎は重くないのか?」 京太郎「乗ってるのが咲だからなぁ……全然負荷になんねぇ」 まこ「……久よ。いくらなんでもあの荷物は多すぎゃせんか? 京太郎の背負ってるリュック、ものすごい大きさじゃったぞ?」 久「え? 私、そんなに買い出し頼んでないけど……」 まこ「……? ……じゃあ…あのリュックの中に入ってるのはいったい……」 京太郎「……はぁ……はぁ……さすがにこれはミスったなぁ……」 京太郎「……土嚢はやっぱり重すぎたか………」 京太郎「……リュックが破れそうだ……」 京太郎「やっぱトレイルランニングは楽しいな~。自分の体が悲鳴をあげてるのがよく分かる」 京太郎「ただ、トレイルランナーは登山者からはあまりよく思われてないらしいから……ちょっとでもイメージを払拭できるよう、誰かとあった時には紳士な態度でいないとな」 京太郎「あ、こんにちわ~」 穏乃「お、こんにちわっ! ……今から向かうところですか?」 京太郎「はい。……そちらは帰りですか?」 穏乃「はい! 山登り、頑張ってください!」 京太郎「ありがとうございます。そちらも、お気をつけて」 穏乃「はいっ、ありがとうございます!」 京太郎(クロスカントリーか。あんな軽装備で山に挑むなんて、すごい女の子だな) 穏乃(トレイルランニングか。あんな重装備で山を走るなんて、すごい男の子だな) 久「オーストラリアには、サメがいるゴルフ場があるらしいわよ?」 京太郎「そうなんですか。すごいですね」 久「織田信長の身長って、私よりも低かったみたいね」 京太郎「そうなんですか。想像もできませんね」 久「握力の鍛え方ってね…」 京太郎「ちょと待ってください。メモの用意を……」 優希「やっぱり今一番熱いプロは三尋木プロだじぇ!! ドドーンと構えてババーンと和了っ!! かっこよすぎだじぇ!!」 和「私はやはり瑞原プロの打ち方が好きですね。理に適っていて、手の速さをいかに重視しているのかがよくわかります」 久「身内としては靖子こと藤田プロを推したいわね。なんやかんや言って、あのまくりは芸術的よ?」 まこ「わしも、プロと言って最初に思いつくのはやっぱ藤田プロじゃのう。咲は?」 咲「え……私はその…あんまプロとか詳しくないので……」 久「じゃあ直接負けてるわけだし、咲も靖子派にしときなさい。これで3対1対1で優勝(?)は靖子ね」 優希「ま、まだ京太郎がいるじぇ!!」 和「そうです! きっと須賀君なら瑞原プロを推してくれるはずです!」 京太郎「遅れましたー」 優希「お、いいところに!!」 久「ねぇ須賀君。プロと聞いて、最初に思い浮かぶのは?」 京太郎「え…? プロと聞いて最初に思い浮かぶもの………?」 京太郎「……プロテイン……ですか?」 泉「…あれ? 江口先輩、それなんの動画ですか? 麻雀ちゃいますよね?」 セーラ「ん…筋トレ動画やな」 泉「なんでそんなもん見て……うわ、背筋ごっつ…」 セーラ「やっぱ憧れるわぁ…この筋肉。俺もこれくらいなりたいもんや」 泉「いや、こんな女いたら引きますよ? ………うわ、腹筋も割れとるし」 セーラ「ん? 腹筋くらいやったら俺も割れとんで?」 泉「………マジすか?」 京太郎「……お、コメントついてる。何々……『脚力鍛えとるとことかも見てみたいな~。頼むで京やん!』………脚力なら……最近対局中にやってるレッグエクステンションとかにするか」 京太郎「またお会いしましたね」 穏乃「ですね」 京太郎「前回は奈良。今回は長野……ということは?」 穏乃「今回は私がここまで遠征してきた形ですね」 京太郎「今日はどういったコースを?」 穏乃「今日はこの、迂回路の方をいくつもりです。そちらは?」 京太郎「こっちの長い階段を上っていくコースです。それに合わせて、今日は軽装にしてるので」 穏乃「ホントですね。それじゃあ、頂上で」 京太郎「えぇ、お気をつけて」 久「ねぇねぇ、須賀君。あの、アニメとかマンガでやってる、一気に力を入れて服を破裂させるやつは出来ないの?」 京太郎「なに言ってるんですか、部長。そんなこと出来るわけないでしょ」 和「そうですよ。あんなのはアニメの誇張表現……」 京太郎「そんなことしたら服が勿体ないじゃないっすか」 和「……………え?」 玄「ちなみに…和ちゃんがジャージで同じようなことをしかけたこと、私は知っていますのだ」 和「こんにちわ……って、何してるんですか? 三人で」 京太郎「腕立て伏せ」 咲「読書」 優希「タコス食べてる」 和「いやまぁそれは見たらわかりますけど……そこ、揺れないんですか?」 咲「もう慣れちゃった」 優希「広いし、以外と快適だじぇ?」 和「…須賀君は、重くないんですか?」 京太郎「乗ってるのが咲と優希だしなぁ……まだまだ負荷になんねぇや」 京太郎「ついにインターハイの舞台…東京にきたわけだが……」 シロ「ダルい……」 京太郎「……すいません。こんなところで寝てると風邪ひきますよ…」 シロ「歩くのダルい……控え室まで運んで」 京太郎「よしきたっ!!」 シロ(………よしきた?) シロ「……ただいま~」 塞「あ、シロ! どこ行って……ってその人だれ?」 京太郎「こんにちは」 シロ「筋肉。それより、ちょっと豊音にお願いが……」 豊音「え…? 何かな……?」 京太郎「う~ん……まだ軽いですねぇ」 豊音「うぅ…お役に立てず、申し訳ないよ~」 京太郎「……あ、久しぶり。まさか東京でも会うとはな」 穏乃「おぉ、京太郎じゃん! やっぱここに来たかぁ」 京太郎「そりゃなぁ。でも、穏乃は大会出場するんだろ? こんなとこ来ていいのかよ」 穏乃「本来のポテンシャルを引き出すためには、普段と同じことをするのがいいのっ! それは筋トレも麻雀も一緒だよ!」 京太郎「なるほど…一理ある。それでここに来たわけだ」 穏乃「ずっと楽しみにしてたんだよね! やっぱ東京といえばここが有名だし……ここも元は修験道らしいしね」 京太郎「そうだったのか。んじゃ、登りますか」 「「高尾山に!!」」 特にオチもなく、おしまい。 穏乃「やっほ~、遊びに来たよ~……って、何してるの?」 京太郎「腕立て伏せ」 咲「読書」 優希「タコス食べてる」 和「エトペン抱いてます」 穏乃「揺れないの?」 咲「もう慣れちゃった」 優希「広いし、以外と快適だじぇ」 和「流石に3人にもなると狭いですけどね」 穏乃「京太郎は重くないの?」 京太郎「まぁ、ちょうどいい感じかな。三人も乗ってるとはいえ、咲と優希と和だからな」 穏乃「…なんか疎外感…………私だけ仲間はずれじゃん」 和「……乗りたいなら、私がどきましょうか?」 穏乃「和」 和「はい?」 穏乃「私の背中に乗ってよ! 私も腕立てする!!」 和「そっちで来ましたか……」 シロ「この背筋のフィット感……いい……」 京太郎「はいはい。宮守の控え室に帰りますよ~」 京太郎「お邪魔します」 シロ「ただいま」 塞「あ、また須賀君におんぶで連れてこられて……毎度ごめんね? 須賀君」 京太郎「別にかまいませんよ。広背筋とか三角筋とか鍛えられますし。あと大腿筋も」 シロ「そゆこと。ギブアンドテイク」 胡桃「コラ」 京太郎「それでは、失礼します」 シロ「胡桃」 胡桃「え? 何?」 シロ「……いいね。充電」 胡桃「…つまり須賀君の電力が私にそのまま供給されてるってこと?」
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2 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/06(水) 22 57 30.46 ID /L+gJUY9o [2/7] > -─── < / ` 、 / \ / / \ ./ / ヽ / / / / l ヽ どうして、こうなっちゃうのかな? .∨ j ∨ / ル , j l Y .j Y´ ノ ,; ノ/j イハ ! } .イ ト'´Y ナ卅'‐x- zノ/j /ハ } } l ! ! ! レ'≠=≦、ノ ./ イ/.! イ ! ! ! ! ! Y .Y { んzハソ ノ ノ ノ/∧!' ! ! ハ } 〉 l | .! | ゝ-ク' ´ r=≦'.`メ ノ /ノ.リ ./ { ! ! l ん.v/.}ノ ノ' /' ./ 〉 ト-! ! ゝ.乂./ / ノ / /´∧ !`| | ` ./ /イ ノ -‐' .ヽ {. { ! r--, ./ ! j , r '´'´ .∧ ∧.、 {.`ヽ、  ̄´ ノ !リ リ´ /,r ‐ .、 .∧ ∧ヽ ゝ `ヽ -‐<r‐-、' / /r.⌒ヽ、 `ヽ、 ∧ ∧、\ゝ  ̄ /./Y ! / { ヽ 〉、∧ ∧` ,v‐ー-、 / }l | { / /.!. ヽ ∥} `} | ヽr' ´ >./ /j' j .!' .! ∨' l .} l Y´ r'´ r./ 〉' { .ト, | ∥ .j l j }ゝ-{ / \ .' }、 l .∥∨ }/ } ∨ \ .∧ 【須賀京太郎】 <アイドルランク>(ファン人数) Dランクアイドル(10000~100000) <容姿> A(63) <雀力> E(29) <歌唱力> E(23) <演技力> C(42) <特技> タコス作り <担当> 清水谷竜華(プロデューサー) 花田煌(マネージャー) 弘世菫(麻雀コーチ) 瑞原はやり(トレーナー) 竹井久(事務員見習い) 龍門渕透華(スポンサー) 松実宥(メイク) <アイドル経歴> 雑誌特集 パンフレット サイン会 ドラマ主演 いい○も出演 CM出演 |. G | F | E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS―――┼―――――――――――――――――――――――――容姿 |llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll雀力 |lllllllllllllllllllllllllllll歌唱力|lllllllllllllllllllllll演技力|llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll <須賀京太郎のファン> 宮永照 宮永咲 蒲原智美 愛宕洋榎 愛宕絹恵 江口セーラ 鹿倉胡桃 染谷まこ 片岡優希 原村和 国広一 福路美穂子 深堀純代 藤田靖子 滝見春 34 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/07(木) 00 35 31.29 ID ZNMj1rFRo [3/4] 【おまけ】 ビッグスターバブル「お兄ちゃんの応援をしなきゃ」シメイカン パソコン「」ウィーン コードネームたかみー「ねぇ、なんで私達が?」 コードネームフィッシャー「こう見えて忙しいんだけど」 ビッグスターバブル「うるさーい! いいから会員サイトを作って!」プンプン たかみ「……はぁ」カタカタ フィッシャー「やれやれ」カタカタ ¨ ̄ ̄ ̄¨ 、 / _/ ̄} ̄`ー-、 / ./ /{____ }⌒ _ \ / ./ /└.//-‐ /l \ \ | |. /'‐-// |. / .i-‐''\ \ / .| {.〃⌒ヽ |/〃⌒ヽ | | 》 // ./| |.{i. (^ノ i} {i (^ノ i}リノ / -‐=ニニ二二二二二二 / ./ | ヾ 二ノ ヾゝ.イ| / ふっふっふっふっ. / / ./ ∧ ∧ 丶 フ | |r,人 (( // ./ / \. \┌--‐ /「/^i \. ヽ /. / ./ / ‐-┐ヽ. / { ヽ\ 二二二ニニ==‐ /.. / / 〈 -==} i} } .}\\ ヽ / // / ∧ } // ̄\/ / / \\ ノ / /. / / /∧{ {.{\. \/ / \\ / / ./| / //└-= \\ / \\ ( (. | / / ∧ 〉 \/ ) ) ヽ } / ̄{{__ .// } / // \ / . \.. ´ 《∨ / / .| . -===={ }=r‐-==‐-┐ ノ {/\ / / / ̄ ‐- -‐=='´ ∨/ ‐-‐ / / } < i/ ∨/// / / | \ i ∨//// { /‐-===┐ | \ ∨// ヽ../ } | /\ |-‐  ̄ ̄ | /| \__ -===┘  ̄ ̄| / \ |. / ,. ` | | / ,. ` |. |. rr/ ` |. |. / {冂./ | | / / } |. {{. { {二二二ヽ_. \__〕 {_____〕 一体彼女は、何星何淡なんだ……? 続く 66 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 22 37 07.44 ID Iz5s8tB/o [2/11] 【アクセル1】 あのCM撮影から三日後のことだ ※まだ放送されていません 大事な話があるからと、竜華さんに事務所に呼び出された そこで俺を待っていたのは…… 京太郎「クリスマス……ですか?」キョトン 煌「はいっ!」ニコニコ 京太郎「クリスマスがどうかしたんですか?」 煌「んふふっ、それはですねぇ」ニコニコ 竜華「ちょっと待った」 京太郎「竜華さん?」 竜華「その前にこれを見て」サッ 京太郎「どれどれ」ノゾキ PC[須賀京太郎ファンクラブ]デデーン 京太郎「……」 竜華「……どう?」ドヤァ 京太郎「……え? 何これ?」 久「京太郎君のファンクラブよ」 京太郎「はえー、ファンクラブですか」 宥「凄い……」カチカチ 京太郎「……」 竜華「……」 京太郎「アイエエエ!?」 一同「反応遅っ!?」ガビーン 67 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 22 44 38.49 ID Iz5s8tB/o [3/11] 京太郎「す、すごいじゃないですか!?」 竜華「まぁ、非公式なんやけどな」 京太郎「ど、どれくらい……!」ドキドキ 煌「今のファンクラブの人数は……1919人ですね」 宥「これって多いのかな?」 久「出だしだし、十分じゃない?」 京太郎「う、うぉぉお……」ブルブル 久「京太郎君もアイドルらしさが増してきたわねー」シミジミ 京太郎「……んー?」モヤモヤ 久「あら、どうしたの?」 京太郎「いえ……何か違和感が」 竜華「え? 十分な人数やん」 京太郎「いえ、そっちじゃなくて……」 煌「?」 京太郎「なんだ、なんなんだ……」 久「変な京太郎君ね」 京太郎「……んー?」 コンマ安価↓3 ゾロ目でラキスケ 00~89 違和感に気づかない 90~99 違和感に気づく 回答安価 ↓1~3 違和感の正体に気づいた人は回答ドゾー 75 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 22 52 56.25 ID Iz5s8tB/o [4/11] 73 勿論サービスイベント 竜華「京太郎君、話続けてもええ?」 京太郎「あ、はい」 久「ちゃんと聞きなさいよ、京太郎君」 京太郎「!!」キュピーン! 煌「!?」 宥「??」 竜華「どうかした?」 京太郎「分かりました! 違和感の正体!」 久「?」 京太郎「部長ですよ! 部長!」 久「!!」ドッキィイン 竜華「竹井さん?」 煌「はて、何かおかしいところがありましたか?」 宥「うーん?」 久「きょ、京太郎君の勘違いよ」アセアセ 京太郎「ほらぁ! またですよまた!」 三人「?」 京太郎「名前ですよ名前!」 久「……」モジモジ 三人「あっ、そっか」 京太郎「急にどうしたんですか部長?」 久「だって……」ソワソワ 京太郎「?」 久「私、もう部長じゃないのに……その、ずっと部長としか呼んでくれないし」モジモジ 京太郎「!!」 ,; ヽ / ; ハ. / .. / / /l ,. / ... / . / / /ノ乂 ; l ! l ─ - 、 / // ノ,l |. | l ;;r''"\/" | | | | / ,/`ヽ ,=--─-| !. | l.' __., - ,4 /. | i ト、`ヾ==、 .__ / | / l | ; i 、、、 `== / | / / l l } 、 `゙ / l/. / / } } ! _ / ; / // / //ノ\ ‘ー '゙ ,. イ /ノ. / i ;l (、 ` ,z‐= 爪 / | { ;x〈 ヘ.\ /ヘミ 、 ( ( ,ゞ-‐'". . . 丶、 ハ. . \ ( \ヽ\ \ 久「だからその……気づいて、欲しかったのに……バカ」カァァァ 京太郎「」キュン 81 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 02 27.53 ID Iz5s8tB/o [5/11] 79 可愛ければ許されるのじゃよ 京太郎「いや、なんかすみません……俺にとって部長はその……」アセアセ 久「……」ツーン 京太郎「あの、話を聞いてくださいよ部長」 久「……」ツンツーン 京太郎「あわあわ!?」 淡「呼んだ?」 京太郎「呼んでねぇっての」ペシッ 淡「あぅっ……えへへ」スリスリ 京太郎「それにしても……どうすりゃいいんだ」 煌「ここは別の呼び方をしてみては?」 竜華「うん、それがええと思う」 宥「頑張ってー」ブルブル 京太郎「別の呼び方……」 とは言っても、一体なんて呼べばいいんだ? うーん…… 選択安価 ↓2 から最初に二票orゾロ目 ※ 呼び方が成功するかどうかは好感度依存 呼べない呼び方もあり ※ 成功すれば今後の呼び方が変わります 1 竹井さん 2 上埜さん 3 久さん 4 久ちゃん 5 先輩 6 竹井先輩 7 ひさりん 8 ひさっち 9 女王様 10 ハニー 92 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 10 43.84 ID Iz5s8tB/o [6/11] 京太郎「あの、すいませんでした……久さん」 久「!」ピクッ 京太郎「えと……これで、いいですか?」ビクビク 久「……い」プルプルプル 京太郎「ひっ?!」 久「……かい」ボソッ 京太郎「え?」 久「も、もう一回……呼んで?」ニヘラァ 煌黒龍「「めっちゃ顔とろけとるゥー!?」」ガビーン 京太郎「久さん」 久「ふっ、ふふっ……いいわね、これ」ニマニマ 煌「……」パシャパシャ 竜華「なんなんや一体」ゲンナリ 宥「あったかそう」コナミカン 久「それじゃあ私も呼び方変えてみようかしら?」クスッ 京太郎「え?」 久「何がいいかしら?」フフフ 選択安価 ↓2 から最初に二票orゾロ目 ※ 呼ばれ方が成功するかどうかは好感度依存 呼ばれない呼び方もあり ※ 成功すれば今後の呼び方が変わります 1 須賀君 2 ガースー 3 すがっち 4 京太郎君 5 京ちゃん 6 京君 7 キョン 8 犬 9 下僕 10 丁稚 104 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 18 25.19 ID Iz5s8tB/o [7/11] 京ちゃんの能力はリーチ一発……? ぶっこぉすのか……(困惑) 久「やっぱりこれがいいわ、京太郎君」 京太郎「いやいや、それ以外になんて呼ぶ気だったんですか?」 久「すがっちとか、どう?」フフ 京太郎「似合わないですって」アハハ 久「犬とか丁稚は?」 京太郎「似合いすぎるのでやめてください」キリッ 久「あら残念♪」 京太郎「もう、久さんってば」ムスッ 久「ごめんなさいね。でも……」 ,.. ; ハ;' \ ;k;ヾxヘ⌒ ,, 、 ヽ; \. / / イ ヽ ' 〆' ,;;≠ヌミヾ; !; ヽ i / i /i /' ;彳 ヽi! | ヽ | i i i .| " 斤ヾろ c} | ヽ. ! i i i. | ' ゙ゝ; ノ | } ! i レ|"` // | }、 .! i /i | _`__ _ i ヽ、. ! || ' !| レシ;キ=ミ; { ゝ、_ ゙ i|. |, ;il゙ヘ; ヽ , \ ~ヽ, iト 'l ;ゞ、 ゝう; ゚ノ , / l `ヽ ヽ. !| ゙、 |ミ\. / / / `ヽ、 i~\ | i|. \ |; \ i l ! ー- ' ゙ミ | ) / 'i! \.{ \ / i ソ ' '! ヾ; .ヽ.._____ , .イ" ノ /. \ \ \ { / ヽ ゞミ,;;; ヽ /i\ , ヾ; i|  ̄ ̄ ゙ ミ、 Y ,イ ヽ ./ /j 久「これからは先輩じゃなく……【一人の女】としてよろしくね、京太郎君」 京太郎「はいっ!」ニッ キャッキャウフフ アハハハー 竜華「……」 煌「まぁまぁ」ポムッ 竜華「妬いてへんもん」 淡「うーん、義姉としては嫌だなぁ」カキカキ 宥「?」 竜華「って、そろそろ本題や!」 京太郎「あ、そういえばそんなこともありましたね」 デデーン! 部長の呼び方、呼ばれ方が変わったお! 107 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 28 49.46 ID Iz5s8tB/o [8/11] 竜華「とにかく、このファンクラブを正式に認めようと思うんよ」 淡「えー? 別にいいよ……」フワァァ 京太郎「それすっげーいいと思います!」 / \ _人_ ' ` 、 \ Υ'/ / / ト、 丶 / / / | | | Χ } .′ il / | | \ | / `、 リ | i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } | 私もそう思う! | | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j | |l l|斗示芋ミ、 ''h! } ,′ , |l 八 И'h! } 乂___ノ / / || \| 乂__ノ /i/i/ / /l| .八 ゝ /i/i/i i / / / / | ‘,\ ハ r ア /l/ / / | ト、 込、 _ノ // ,イ l| |l l\ \> .,_ /∨ /l| 八_ |ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ | | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧ | |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \ | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶 宥「?」 煌「それでですね、今度のクリスマスにパーティでも催そうかと」 京太郎「パーティ?」 竜華「ファンクラブから抽選で、京太郎君と食事会! みたいな感じやね」 京太郎「お、おぉぉ!!」 久「これでファンクラブに入る人も増えそうね」 淡「……クリスマス……お兄ちゃんと……食事」ブツブツブツブツ 宥「???」ブルブル 京太郎「じゃあ、善は急げですよ! ファンクラブ会長に連絡を!」 竜華「とりあえずメールを送ってみるで……」カタカタカタ ソウシンチュウ 淡「!」ブーッブーッ 京太郎「ん? 淡、携帯鳴ってるぞ」 淡「あ、うん。そだね」 竜華「これで後は返信待ちやな」 淡「……」カチチカチカチカチカチカチカチカチカチ ジュシンチュウ 煌「あっ。返信が来てますよ」 竜華「はやっ?!」 京太郎「なんて書いてあるんですか?」 久「なになに……」 112 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 38 04.99 ID Iz5s8tB/o [9/11] 差出人:ビッグスターバブル タイトル:光栄です 本文 初めまして、アクセル1のスタッフの皆さん。 私は須賀京太郎ファンクラブの会長、ビッグスターバブルです。 この度は~~~ ~~~中略~~~ それでは、当日を楽しみにしております 久「あら、礼儀正しい人ね」 竜華「これなら任せても安心そうやなぁ」 煌「早速アクセル1のブログにも載せましょう」 京太郎「おぉぉ、俺のファンクラブが出来るなんて」ジィィーン 淡「そんなに嬉しい?」 京太郎「ああ! むちゃむちゃ嬉しいぜ!!」 淡「え、えへへっ……! やった……//」ギュッ 宥「(さっきから忙しそうだなぁ)」ボーッ 久「それじゃあ会場の手続きとイベントのプランを練りましょうか」 竜華「せやな、スポンサーに連絡せんと」 ???「その必要はありませんわ!!」バーン!! 京太郎「!?」 l´ ,' \ヽ∨//_ ヘ l . ', l !| ̄  ̄/' ´ ',ト ',. ,' Ⅵ /' l!∨ ', / ,'_!|__.{( _≦千‐<へヽ. //レ//「 ',l -- ´ \ ‐‐ / ',iヽヘ`ト、 //ノヘ // -ヽ_‐ | , ====ミ !| `\ // i! ! '´ ̄ ̄` / ` jレi . ', \. /// |ヘ.', ' /!´ ! ∧ `', // { | ト ー-....‐ 丶l ,' } ノ i!. l ! ヽ \.ヘ ', ,' -'/ /ヘ. j! ヾ / \ ヽ人 ヽ ; -'-‐っ /「/ ∧. ∨ \ ∨!> . /, ィ≦ イ / ∧ ヘ / / ヽ ∨ _レ ´ ヽ _.,ィl }┤ | / ∨ \. / / !_ |/ \ ヽ'‐ヘ」つ、 ! { \ \ / --‐‐ フ ヽ /´__ l ├──-ヽ _ \. / / \ イ ト r‐‐ {/ / ヽ \ | `.i \ ト、. / ! イ⌒ヽ ∧ヽ __ 、イト 、 / \ ヽ l \ \ / /` 彡' ∨ ∧ク ̄ // .!', `ヾ /、 Y i ! |、 \ \. / /イ ∨ イ. /イ | ヘ `i } ノj/ i ,' ,┐、 ヽ ___./_/´ ∨ / ヾ//i !. !|ヽ\ /,' / i / ' | \ ∧ 、ヽ 透華「私ですわ!!」ババーン 京太郎「あ、透華さんだ」 久「相変わらず騒がしいわね」 竜華「寒いから早く扉閉めて」 宥「寒い……」ブルブル 煌「暖かいココアですよ、どうぞ」スッ 淡「……いい気分が台無し」ボソッ 透華「」 117 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 42 50.99 ID Iz5s8tB/o [10/11] 透華「なんなんですの!? なんなんですのぉぉ!?」キィィィ __ /| , -、____/,、 \ r‐' ̄_/ / |\\|//| | ̄ r‐' | |ミミァ‐''''"| | \ | | / | | | / / 〈 _,`ィヽ、 | | / /`ー、Y", -‐'iヽ | \ | キィ~ / ,イ !、ii〕'!、`┸" ノ 〉 i ) \. ( | r‐' ,二、" / //、 \___ \ 、!(三ニ´ー~)( \ ___  ̄`ー--、_ \ ゞ、"゛  ̄ _, ゙、 h_/ ̄_, -‐ヽ `ー-、`ー-、 ) r≧ーtく /\ ) / ト、 `ー-、 `ヾ 、_ \ /ノ| .| ,个、 ノ / / ./ \ 丶 \ ヾi /人|\ !' ∧ V" V / | \__ \ | .| / | \ /| |\ ===|/ /、 \ |\ | | .ノ. / ζ | U| .|`U 〉 | \ \ 丶 \ | |/ / / | .{ ハ | / /、 \ \ \ \ | ||/| / | ゙、 ゙、 ./ / \ ゙、 ゙、 ゙、 | ノ|| | | ,| ゙、 人 / / | | | | / \ | | ゙、 ζ 入 | / / | | | ノ/ \ | ゙、 / V. / /\ ハ | / / ハギヨシ「透華お嬢様、落ち着いてください!」 京太郎「うわぁハギヨシさんだぁ!」ワーイ 久「あらいらっしゃい!」ニコッ 竜華「そんな場所におらんで、こっちのストーブに当たったらええよ」ニコニコ 宥「こっちはあったかいよ?」 煌「ハギヨシさんもココアをどうぞ」スッ ハギヨシ「んっふ、困ったものです」アセダラダラ ,r'´ ̄ ̄ ヽ /丶 _//∧ l'⌒ヽ-、_ / .|ヽヾ、7/ i| ヘ_/^ヽヘヘ / |,⊥ミ∨/l| ト、 └ユ ! .i ト、 ヘ ヌ二¨ ヽ ! l |L_ ゝヽ_/ ャ=ヽャ‐ \-、 i '7_,.≧=- }} ′ ` ヘ. \ヽ j ff'"⌒ヽ ノ 、_,.ィi レ、 l ヘ!. ノ 7弋 , , 爪从 . i l. イ ハ tt彳′ l j ∧ // ! ト、 _ ‐ュ /7 ∧ヘ. /,ハ ヽヽヘ f二´-‐'' " / / / ヘ ヘ { { ヘ 丶 ゝ _ /∨ / ヘ ヘ ヘ! ゝ \ ` ┬-‐' /! ィ′ ヘ ヘ 丶、_ \ 广弌irく l l 〉────'┼‐-、 !| \ Y/ /V ≦ヽl ∨ l ト !| ハ l| ィイ' 7ソトミ、 ヽヽ ヽ. l l 厶イ j ∧/ //ハヽ\∨lルl l f´ i ノ/ ∧∨// ヾ 、 ゝ'.ノ l 透華「」 121 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/07(木) 23 53 07.10 ID Iz5s8tB/o [11/11] ~~そんなこんなで~~ 透華「私だって、私だって……」グスグス / / / ├-、 / / / ノ レi 〉 // / / N ' / /;' / // / /!|.| /// // r='/ , ナメ ハ!.| i/.// 《/ i,.cイナソノノ ! ト、// メ、 ! `′{ リ ノ !))/ //メ、! | __ ノ/ / ノ(. ///ノ,ハ |_ / ノ /_/ //-‐=<\ ゙、 |/ / /// ∧ \\\ハ i! 〈 (/ / \ \! i |. | 丶、ヽ 、 / \\ト-V ノ ヽノ \ \ 〉/ / ノ ヽ ヾ、( ゙、 \ Vイ ゙、 \ Y! i ` ! ゙、 京太郎「冗談ですよ透華さん」ナデナデ 久「からかい甲斐があるわねぇ」ヨシヨシ 竜華「もうちょっとメンタル鍛えんとなぁ」ポンポン 宥「みかん食べる?」スッ 煌「ほら、涙を吹いてください」スッ 透華「みんな……暖かいですわ」ジィーン 竜華「ということで、かくかくしかじかなんやけど?」 透華「ええ! 勿論! 私が全身全霊をかけてイベントを成功させますわ!」 一同「おー!」パチパチ 透華「これも仲間の為ですわ!」ウルウル 京太郎「あの、非常に罪悪感が……」ズキズキ 煌「もっと別のやり方があったんじゃないかな?」 竜華「うちはまだ、以前のドッキリ(合宿)のこと許しとらんし」プイッ 久「私なんて連れて行ってもらえなかったし」ムスッ 淡「なんでもいいよー」フワァァ 透華「ああ、仲間……いい響きですわ!」ジィィン ハギヨシ「(透華お嬢様が変な男に騙されないか、非常に心配ですね)」サメザメ 京太郎「後でフォロー入れておきます」 ハギヨシ「助かります」ハァ 124 名前: ◆RwzBVKdQPM[] 投稿日:2013/11/08(金) 00 05 08.69 ID 6YCnRf2Qo [1/10] 竜華「この龍門渕グループのホテルなら安く借りれそうや」 煌「京太郎君のファンは学生が多いですから、なるべく安くしたいですね」 久「旅費や宿泊代もバカにならないしねぇ。クリスマスならなおさら」 竜華「いっそのこと泊まりがけのイベントにする?」 煌「しかしそれでは予算が……」 アーダコーダ ワイワイガヤガヤ 京太郎「なんだか白熱してるな……」 透華「そういえば、一つお聞きしたいことがありますの」 京太郎「え? 俺にですか?」 透華「ええ。貴方、天江衣をご存知ですわね?」 京太郎「天江衣……? ああ、あの県大会決勝で咲と戦った……」 透華「……その様子ですと、覚えてはいないようですわね」ハァ 京太郎「はい? いや、ちゃんと覚えてますよ。あのうさ耳ですよね?」 透華「いえ、そういう意味じゃありませんのよ」ウーン 京太郎「???」 透華は悩んでいた―― 京太郎と衣を合わせるべきかどうか。 もはや京太郎はそれなりのアイドルとして成長し、活躍もしている。 まだ荒らさこそあるものの、衣に合わせるには申し分ないスペックだ。 しかし、彼には大事なものが欠けている。 それは……衣との思い出 透華「(やはり彼にとっては大した思い出じゃないようですわね)」 たまたま泣いていた女の子に声をかけて励ました。 された方には心に残る思い出なのだが、 年がら年中そんなことばかりしている京太郎にとってはそうではない。 それゆえに、思い出すのは困難の極み 京太郎「透華さん?」 透華「……」 128 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 00 14 01.53 ID 6YCnRf2Qo [2/10] 透華「もしも、の話ですわ……」 京太郎「はい?」 透華「もし、遠い昔に貴方が……一人の泣いている女の子を見かけて」 京太郎「女の子……」 透華「その女の子を励ましてあげて、やがてその女の子は泣き止む」 京太郎「……」 透華「ですが、貴方と分かれてすぐにまた、涙を流すような日々を送ることになってしまう」 京太郎「え?」 透華「それから十年近く、辛い毎日に耐えながら……ずっとずっと」 京太郎「……」 透華「貴方と再会することだけを希望に……生きてきたとしたら」 京太郎「……」 透華「貴方はその子に再会した時……なんて言葉をかけてあげますの?」 京太郎「……」 コンマ安価↓ 3 00~39 京太郎「(あれ、もしかしてこれ……口説かれてる?)」キュピーン 40~69 京太郎「いや、いきなりそう言われても……」 70~89 京太郎「……分かりません」 90~99 京太郎「……」 ゾロ目 京太郎 覚 醒 134 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 00 20 26.78 ID 6YCnRf2Qo [3/10] 京太郎「いや、いきなりそう言われても……」 透華「……そう、ですわね」ウツムキ 京太郎「あっ」 透華「気にする必要はありませんわ」スタスタ 京太郎「透華さん?」 ハギヨシ「京太郎君、今は……」スッ 京太郎「ハギヨシさん……」 ハギヨシ「大丈夫、きっと……分かる日が来ますから」 京太郎「……はい」 この時、胸の中に残したわだかまりが…… まさかあんなことになるなんて 透華「(やはり衣に会わせるわけには……)」 今の俺には、まだ知る由もなかった 京太郎「……」ギュッ 【???】 //////\/ハ ///,/ \! ,....-―-.、 //// , イ////////\ //// , イ/////,/ ^ーァ/ヽ≠//,.く ///////,/ ,ィ///////////\ ////> '´ ///////////////,ハ /> '´ 〃////////////////! ,..'/ 从////////,γ⌒ヽ//,| /' `i///////,乂__.ノ//,ハ /////////////////ヽ ////////////////////\ ///////////////////////,\ , イ///////////////////////////ヽ ,.....イ/////////////////////////////////\ ,...イ´///////////////////////////////////////>.、 ,..イ///////////////////////////////////////////////,>.、 .//>ァ//////////////////////////////////////////////////>、 .///.///////////////////////////////////////////////////////.ヽ. ///.////////////////////////////////////////////////,ヾ.、/////ト、/\/// ///,イ///////////////////////////////////////////////ハ ヾ///ハ ヾ//ヽ// ///〃////////////////////////////////////////////////ハ ヾ///} Y//ハ/ //// {//////////////////////////////////////////////////} Y//! .|///! ?「……須賀、京太郎」ボソリ 続く 282 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 22 37 00.28 ID QaBiZFySo [7/13] 【6話終了後 アクセル1】 トゥルルルルッ ガチャッ 久「はい、アクセル1です。ええ、はい、はい……」 トゥルルルルッ ガチャッ 煌「はい、アクセル1です。はい、いえ、それは……」 トゥルルルルッ ガチャッ 竜華「はい、アクセル1……ぐっ」 ガヤガヤガヤ 和「……」 京太郎「」ズーン はやり「あはは……気持ちは凄くわかるよ」 菫「なに、気にすることはない」ポム 京太郎「いえ……いいんです」シクシク 和「私も、それなりに批判などを受けていますから」 京太郎「新人に辛いよな、この世界」 はやり「特に下積みの無いとね……やっかみもあるし」 社長「また手紙が届いているよ」ザッ 京太郎「……読みます」 菫「いや、そこまでしなくても……」 京太郎「これもファンの声ですから」ガサガサ ヨムヨム 京太郎「Oh……」 和「うわっ……酷い」 はやり「罵詈雑言ってこういうことをいうんだねー」ゲンナリ 菫「おのれ……射抜いてくれる!」シュッシュッ 京太郎「やっぱり、俺もまだまだだなぁ」ブルブル 和「須賀君……」 京太郎「ドラマの主役に選ばれて、ちょっと浮かれててたのかも」ズーン 菫「須賀君?」 京太郎「やっぱり俺なんかが主役なんて……」ウジウジ 宥「それは違うよ!」バキューン 一同「?!」 京太郎「宥さん……?」 宥「京太郎君じゃなきゃ……ダメ、だよ」ギュッ 京太郎「……」 宥「だから、その……! えと……」オロオロ 283 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/08(金) 22 47 03.21 ID QaBiZFySo [8/13] 京太郎「……すいません」ペコリ 宥「え?」 京太郎「情けないっすよね! これくらいでへこたれてちゃ!」グッ 和「須賀君?」 京太郎「……まだ、折り返しなんです」 はやり「うん、そうだね!」 京太郎「これから……もっともっと頑張らないと」 誰にも負けないくらい頑張って、最高のトップアイドルになるんだ こんなところで、諦めてたまるか! 京太郎「ありがとうございます、宥さんのお陰ですよ」ギュッ _,, ----- _ , r ´ ` ヽ.、 / \ / \ / \ ./ / ヽ / / i ヽ / / / ハ | | i ヽ ./ j | ハ | | | | | ヽ j | | , r ナ'ナ.|` メ, | |i_,rハ- 、i | i ヽ .i ii | / / / .j / | /1 / ! /iヽ、 リ | ヽ | || | /_ノ--i / .| /| / .V ._i / .| / |i | | | | | /r' ノ' ヽ | / i/ r'´ y ヽ| イ |i | | | | |/.{ .} レ { .レ'/ / /| リ .〉 |´| |. ゝ ノ 、 .ノ./ /| / レ / | |. ! ! ゝー''´ ゝ _.ノ / / ノ' ' / | |ゝi | \ \ \ \ \ \ \ \ \/ ノ | イ 〈 | | | | ´ i j | .ゝ | | ヽ |、 / ̄ ̄ ̄ヽ ノ ノ | ヽ | | ヽ |.ゝ、 ゝ-------'__ -- ' / / ヽ、 〉 ! | i ` ヽ------- ' ´ __, --/ / ヽ / ! i / ヽ i、 __ - ' ,,ノ / i ヽ ./ ヽ Y 〉、 ヽ、__, ´ _ -´ // .ヽ iヽリ / ヽ | ./ \ゝヽ _, r ´ r⌒ヽ ノ レ / ヽ | | `]-___, r ' ノ / ヽノ 宥「う、うん……頑張ろうね」ジュゥゥ 和「……」ジェラジェラ 社長「……やはり、演技力はともかく音楽の先生が必要なようだね」 透華「どうやらそのようですわ」 社長「ふむ、しかしどうするか……」 透華「誰か知り合いはいませんの?」 社長「……! ティンと来た!」 透華「?」 社長「あの子がいいな、うん。そうしよう」ウンウン 透華「あの子?」 社長「……ふふふ、待っていてくれ京太郎君。最高のボイストレーナーを用意しよう」 透華「最高の??」 713 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/02(土) 00 40 26.70 ID kLWQah23o [3/9] あっ、やべ おいらも↓3だと思って明華で書いちゃった テヘペロ 没にするの勿体ないから、一応透華(72)します ※ この1レスのみです 明華「……」ニコッ 京太郎「(美人っ!!)」ピカーン 煌「確か、臨海の雀明華さん?」 明華「お久しぶりです」ペコリ 煌「ええ。ですが、それにしてもどうしてこんな場所に?」 明華「それは……」チラッ 京太郎「?」 明華「……あの日、私は勇気が無くて見て見ぬフリをしました」ウツムキ 京太郎「??」 煌「あの?」 明華「須賀京太郎さん」ジッ 京太郎「はい?」 明華「私に、貴方を調教させてください!」ズザザーッ 京太郎「……」 煌「……」 明華「いい声で、鳴いて欲しいんです!」 京太郎「」 煌「」 ※ 明華ちゃんは社長にボイトレで雇われてきた設定だったっす 竜華Pごめんよ、すぐに書き直すから 422 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 21 59 27.83 ID +kF/cFuio [2/18] 【アクセル1】 テレビ「テレテレテレテレテレ♪」 竜華「おぉ、もうCM流れとる!」パチパチ 京太郎「うわぁ……こうして見ると緊張しますね」 煌「結果が出るまではあと二、三日待ってください」 宥「うーん、クール過ぎてちょっと苦手かも」 久「あら、私はいいと思うけど」フフ 社長「京太郎君、ちょっといいかな?」 京太郎「あ、はい!」 社長「年末の予定の事なんだが……本当にいいのかい?」 京太郎「……はい。決めたことですから」 竜華「ほんと、勿体無いで京太郎君」ポン 煌「ほんとそうですよ、年末の仕事を全部キャンセルだなんて」 京太郎「……俺、CMの仕事を受けて気づいたんです」ボソリ 竜華「え?」 京太郎「やっぱり今の俺じゃ、折角の仕事も活かせない。たまたま成功しても、いずれボロが出るって」 社長「……うむ」 京太郎「それに、他の仕事にかまけて……大切なドラマの仕事をおろそかにしちゃいましたし」 竜華「そう……」 京太郎「だからまずは、ソルサキを完璧に成功させます!」 もう二度と、ファンの期待を裏切るわけにはいかねぇから…… 社長「……その心意気、その覚悟。本物のようだね」 京太郎「はいっ!」 久「じゃあ、社長。あの話を進めてもいいですよね?」 社長「ああ。勿論」 京太郎「……あの話?」 竜華「おじさん、なんのこと?」 社長「……須賀京太郎育成計画」ボソリ 京竜「!?」 社長「その最終段階に入るのさ!」デデーン 426 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 22 10 09.20 ID +kF/cFuio [3/18] 煌「なんですか、それ」ジトーッ 京太郎「??」 社長「今、京太郎君に付いているトレーナーは三人だ」 久「総合の瑞原プロ、容姿の松実さん、あとおまけの弘世さん」 菫「おい」 社長「おまけはともかく、残りの演技、歌のトレーナーが欲しいとは思わないかね?」 京太郎「確かに……」 竜華「確かにおまけはともかく、歌と演技はすぐにでも欲しいかも」 菫「ちょっと待て」 社長「そこで、新たにトレーナーを二人追加することにしたのだよ!」デデーン 一同「な、なんだってー!?」 照「やったね京ちゃん! 仲間が増えるよ!」 菫「おい、やめろ」 社長「つまりこれで、須賀京太郎のトレーナーが勢ぞろいということになる!」 京太郎「お、おぉ……」 竜華「正直麻雀トレーナーは見直しても……」 宥「うん、いいんじゃないかな?」 菫「ぐぬぬぬっ……おのれ、あの時の借りを!」 照「菫、うるさい」 菫「」ポンコツーン 久「とりあえず続きを聞きましょ」 社長「これにより四人の専属トレーナー、そしてそれらのまとめ役の瑞原プロの五人が君を鍛えることになる!」 京太郎「す、すげぇ……仲間がいっきに二人も増えるのか」ゴクリ 淡「妹は仲間に入る!?」ガバッ 京太郎「いや、妹は普通に家族だろ」jk 淡「か、家族っ!?」 京太郎「うん」 淡「……」フニャァ 京太郎「??」 434 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 22 19 39.62 ID +kF/cFuio [4/18] 433 それもう孫を選べばよくね? 社長「そして、その二人はもう既に雇ってある」 京太郎「!?」 竜華「うちに相談もせんといつの間に……」 煌「何やら最近こそこそしていると思ったら」ハァ 社長「二人の初出勤日は、クリスマスパーティの翌日の予定だよ」 久「ふふっ、そしてもう一つ大事なことがあるのよ」ウィンク 京太郎「?」 社長「実は慰安旅行を計画しているのさ」 一同「!?」 社長「まぁ、私達は年末の仕事があるから行けないが……アイドルチームは予定が無いからね」 久「つまり、そこで新メンバーのお披露目と、京太郎君の強化合宿を兼ねた旅行ってわけ」 竜華「……すばらぁ」 煌「すばらっ!」 宥「どこかなぁ?」 菫「温泉がいいな、うん」 透華「出資は私ですのよ」ドヤァ 淡「家族同伴はオッケー?」 照「(未来の)妻はどう?」 久「ダメ」バッサリ 淡照「!?」 久「ダメ」 淡照「」ブクブクブク 441 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 22 30 22.00 ID +kF/cFuio [5/18] 社長「それと、スタッフのみんなに新しい知らせがある」 久「あ、私も含めてね」 一同「?」 社長「トレーナーの二人が揃ってから詳しく話すが、君達にも新たな目標が追加されるよ」 竜華「新たな目標?」 久「……上を目指すのは京太郎君だけじゃないってこと」 煌「まさか……」 宥「??」 菫「なるほどな(分からないけど分かったフリをしておこう)」 京太郎「?」 社長「さて、そろそろ仕事の時間だ。では詳しい話はまた今度」 久「ふふふ」 透華「……生きてますの?」ツンツン 淡「……許さない」ブツブツブツ ~~ ~~ -―――- ~ ~ ..... . `丶 / \ } } . . { { / / . . │ |\ |\ | . } } / | / | | ト- |--∨\ | { { / /| |ノ| 八 | _..斗-=ミ\| | | / | /-匕-=ミ\|\| 〃⌒゙ヾⅥ | | }  ̄ ̄ | | イ /〃⌒ヾ {{ }} }|/| | | { { | 八ハ{ {{ }} ゞ==(⌒) | / | } |/| {. ハ (⌒)=='' /// |/} | | ヽ_| /// __,ノ | }. { | 八 _.. ‐~‐-、 イ | {. } | 个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ | レヘ _≧=一ァ 〔/⌒T iT7ス / ∨\ /r ̄ ̄ ̄7____/ / ∧/ } { ∧ | / / / ∧ { } / {\/⌒)_∠__/| / ∧ / ゙T{ 二(__ `ヽ _ヽ / ∨ハ. {_ / \/ _〉. { /\ _ | ノ _) 人._ |_/|/ } } \_____,|/ /i i\  ̄ ̄`ヽ j { ∨ / /|i ハ i \ | / / i i i ハ i i i i 丶 ... ______丿 〈 i i i i/ i i i i i| | } 、___/ i i i i/ Ⅵ i/ | { 照「ふえぇぇ咲ぃ」ボロボロッ 透華「わーお、ですわね」ドンビキ 竜華「……上を目指す」ギュッ 530 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 19 20.35 ID +kF/cFuio [12/18] 【クリスマスパーティ 当日】 スタッフ「花田さん、準備できましたー」 煌「うーん、そこの証明機材をもっとこっちに向けて貰ってもいいですか?」 スタッフ「ういーっす」 ガヤガヤ 京太郎「お、おぉ……」 竜華「いよいよ、ファン感謝パーティやね」 久「抽選で選ばれた30人だったっけ?」 菫「うむ……」プルッ 京太郎「ん?」ピクッ 菫「? どうしたんだ京太郎君」ボヨーン 京太郎「い、いえ……いつの間にそんな」 菫「ど、どこを見ているんだ!?」カァァァ 京太郎「あっ、いやっ! すいません!」アワアワ 菫「全く……//」カァァ 竜華「偽物やな」 煌「偽物ですね」 久「偽物に決まってるじゃない」 宥「にせもの?」 菫「おい、これは自前だぞ!」イライラ 煌黒龍「え? ナイナイ」プークスクス 菫「確かめてみろ!」バッ ポロンッ 京太郎「」ハナジブーッ! 宥「あわわっ!?」 久「な、なにやってるのよ!?」エーッ? 菫「うぁっ!?」カァァァ 京太郎「黒のブラ……」グッ b 菫「わ、忘れてくれ……//」ブシュゥゥウ 竜華「ぐぬぬ」サッ 煌「卑怯な!」サッ 久「はいはい、そこは対抗して脱がないよーに」グイグイ 539 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 25 57.64 ID +kF/cFuio [13/18] 535 割り切れよ……でないと、死ぬぞ 竜華「なんかピンク色空間できとる」 久「いいんじゃない? たまにはそっちの需要に答えても」 煌「さてと、そんなこんなで開場まであと十分ですね」 竜華「食器の配膳とかはまだなん? テーブルクロスも」 久「あ、それは今あの子が……」 ?「すいません、今運びますねー」トテトテ 京太郎「ん? この声は……」 ,. - ──‐- 、 /,,.-‐‐──- 、 ゙ 、. ∠/´ `.、 ヽ /./ / / ハ ヽ ' ,ィ゙ {. ム--.、l | | !ハ! i .i , ゙ / ヾヽ|人|ヽィリヽ! !ナ'リメ、_ノ.} | } ! / / ヽ| ィ==、 ___ ",ィノ リ |/ {. ヽ7 l  ゙̄ヽ / |__'、_ { |. ' /} i| {/ | {\. v ̄リ ./小 | | | ||" \ `ー , <二| ! ! | ||ィ=| ` _..!≧_i_/| } リ/ ̄ ̄ ̄¨二二 ̄ ̄`゙ー-、_r‐‐'"´/´′/ ,>リ ./リ /、 .二二/, ─-、\___)〉 /-‐/ , .ィ " ─ 、"、∨ミ==!ミ 、___..冫 )__..)/∧/ /, .// / '. | | `ー- 、.ミ.`──‐} ̄\_/ /, ' }.| | `゙ 、 `' 、ノ 〃 ,'. | | ` 、 ` 、../ ./// | | __ヾノ"´ /゙./__」 ! 〆 〃 /_____」 ─-‐'" `ー─ " ./i/ 美穂子「お久しぶりですね、須賀君」ニッコリ 京太郎「福路さん!」 541 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 27 23.18 ID +kF/cFuio [14/18] コピペミスってた 菫「……」マッカッカ 宥「赤くなってあったかそう」ギュゥゥ 菫「くっ、は、離せぇっ!」 宥「あったかい……」ムニムニ 菫「ぬわーっ」 宥「えへへ」 竜華「なんかピンク色空間できとる」 久「いいんじゃない? たまにはそっちの需要に答えても」 煌「さてと、そんなこんなで開場まであと十分ですね」 竜華「食器の配膳とかはまだなん?」 久「あ、それは今……」 ?「すいません、今運びますねー」トテトテ 京太郎「ん? この声は……」 ,. - ──‐- 、 /,,.-‐‐──- 、 ゙ 、. ∠/´ `.、 ヽ /./ / / ハ ヽ ' ,ィ゙ {. ム--.、l | | !ハ! i .i , ゙ / ヾヽ|人|ヽィリヽ! !ナ'リメ、_ノ.} | } ! / / ヽ| ィ==、 ___ ",ィノ リ |/ {. ヽ7 l  ゙̄ヽ / |__'、_ { |. ' /} i| {/ | {\. v ̄リ ./小 | | | ||" \ `ー , <二| ! ! | ||ィ=| ` _..!≧_i_/| } リ/ ̄ ̄ ̄¨二二 ̄ ̄`゙ー-、_r‐‐'"´/´′/ ,>リ ./リ /、 .二二/, ─-、\___)〉 /-‐/ , .ィ " ─ 、"、∨ミ==!ミ 、___..冫 )__..)/∧/ /, .// / '. | | `ー- 、.ミ.`──‐} ̄\_/ /, ' }.| | `゙ 、 `' 、ノ 〃 ,'. | | ` 、 ` 、../ ./// | | __ヾノ"´ /゙./__」 ! 〆 〃 /_____」 ─-‐'" `ー─ " ./i/ 美穂子「お久しぶりですね、須賀君」ニッコリ 京太郎「福路さん!」 543 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 34 21.15 ID +kF/cFuio [15/18] 京太郎「あれ、どうしてこんな場所に?」 美穂子「それは若の為……げふん、上埜さんの為……げふんげふん、色々あって」 久「私が頼んだのよ、バイト探してるみたいだったから」 竜華「へぇ、長野の人なん?」 美穂子「風越女子の福路美穂子です。初めまして」ペコリン 煌「感じのいい人ですね、すばらっ!」 京太郎「まさに聖人」 菫「ふんふむ」 久「挨拶はそれくらいにして、早く仕事に戻らないと」 美穂子「そうですね。では皆さん、また後で」 京太郎「お願いします」 美穂子「はい、頑張りますね」ニコッ - ´ ` / \ ' / ./ ゛ / / ./ ./__' ./ i i ゚. / / .' ´/ /| / ./ .l ! / .゚ .i ./ / .|/ /l ヽ' / i l ' l x≠ミ ´ // ./ ' '| i ゚. | x、 // .// | ,. 、 | , _ ゛/ ./ _ -, ‐ , ´ ヽト、 l `, .' ./ / / .' 'ヽ_|ヽ_─‐ ´ / /─ ' ‐-、./.| -- _ ' } / / / |´ | / / _ ´ / .|, i  ̄ i '´./ - ' '--、 ┌ '  ゚̄. ´ r' ¨ タタタッ 京太郎「天使……あとおもちが大きい」ジィーン 竜華「……むっ」グイッ フニュン 京太郎「ファッ!?」 竜華「ほら、主役も用意せんと!」グイグイ ムニュムニュ 宥「あ、メイクしなきゃ!」グシッ フニュフニュ ボヨヨーン ズルズル 京太郎「幸せ……」ビクビクッ 564 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 55 44.10 ID +kF/cFuio [17/18] 【開演 パーティ開場】 ウワァ、ゴチソウガイッパイナンダヨ! オ、オチツケ! オネェサマァァァ!! ゲ!?ナンデアンタガインノヨ! ネーネーアナタハドウシテコンナパーティデモウルトラマンナノ? ッテワタシハワタシハキイテミル チッ、ウッセェナァ ギャハハハッダイイチイハレイギモシラナインデスカー? 優希「うわぁ、人がいっぱいだじょ」キョロキョロ 久「あら、優希じゃない」 優希「おー! お久しぶり!」トテテッ 久「咲や和はどうしたの? まこにも招待状を出した筈だけど?」 優希「咲ちゃんやのどちゃんは現地集合だから分からないじぇ。染谷先輩はキャンセルだって」 久「店が忙しいのかしら、クリスマスだし」ウーン 優希「そう言えば犬はどこ?」キョロキョロ 久「今は準備中よ。もう少し待っててね」 優希「うぅ……別に犬に会いに来たんじゃないじぇ」モジモジ 久「ふふっ、可愛いわねー」ナデナデ 照「……あ、バイキング式なんだ」 ケーキの山「」ズモモモモ 照「……」ジュルリ パクパクパク 憩「うーん、先生にチケットもろたんはええけど……」キョロキョロ ~~~一週間前~~~ BJ「以前担当した患者から貰ったんだが、私には無用でね」 少女「あー! ちぇんちぇー! それ須賀君のパーティ券なのら!」 BJ「お前にはまだ早い」 少女「あっちょんぷりけー!!」ピョイン ~~~~ 憩「うーん」 565 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/10(日) 23 57 08.23 ID +kF/cFuio [18/18] 小蒔「い、いよいよ会えるんですね」ドキドキ 春「うん」ポリポリポリ 小蒔「……これも、運命なのでしょうか?」 ※チケットが当たったのは巴さんです ~~一週間前~~ 小蒔「……外れました」ズーン 巴「あ、当たった!」 霞「ふふっ、よかったわね」ニコニコ 巴「え……?」 霞「よかったわね」ズイッ /| __ {. | / _⌒ヽ -─……─‐- `∧ / .\ . / `ヽ . . .ヽ ' ., . . ハ ′ / ∨ .l | i l / l! ト、 ト、 | . ., | | |' | |'´\ |‐- } |i. . ., | |\|'⌒ | l | \| ∨ 八 . . ., ' | l __ 乂 | ,イ示冬、〉 / ミ . . . ., |l | l_ ,竹冬、\| .乂 ン / } | 〉 . . . ... 八 | l〃乂ン/ ̄`ー─‐‐′| |〉/. . . . . ..`、 \{ |i ハー‐" ' u r| | '. . . . . . . . . .\ | | 人" __ ,イ_}∧. . . . . . . . . . 、 ..\ ' } ‘ ′ ... |八 ∧ |. . . . . . . .ト、. . .. >-< / 〉-}/|. . . . . . . .| \| / ∧ / / \. . . . . . .| 巴「……」アセダラダラ 霞「よかっ」ゴゴゴゴゴッ 巴「姫様にどうぞ」スッ 小蒔「え?」 巴「私は興味無いので」 小蒔「ほ、本当に?!」パァァァ 霞「Gut!」 巴「……」シクシク 初美「きっとそのうちいいことありますよー」ポンッ 春「……当たった」ニマニマニマ ~~~~ 572 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 00 07 23.02 ID LGCvCxbEo [1/6] 胡桃「……」ドキドキドキ ~~一週間前~~ 豊音「うわぁ、ダメだったよー!」ガックリ エイスリン「ガッテム!」 塞「あー、残念」 シロ「ダル……」グテーン 胡桃「うっ……ひぐっ……」メソメソ 豊音「げ、元気だして!」アセアセ エイスリン「ダイジョウブ、ネクストトライ!」 白望「次があればねー」ボソッ 胡桃「うわぁぁぁん!」ビエー 塞「シロ!」クォラ! 白望「あ、ごめん」シュン ガラガラッ トシ「なんだい騒がしいね」 一同「!?」 トシ「……ん? 泣いてるのかい?」 胡桃「あぅっ……」ゴシゴシ トシ「うーん、飴でもあればいいんだけど……そうだ!」ガサゴソ スッ 胡桃「これは……?」 トシ「以前結婚相談に乗ってあげてた子からもらってね。私はいらないから、あげるよ」 豊音「ああああっ!! そ、それは!?」ビクッ 塞「嘘……」 パーリィ券「」デデドン! 胡桃「……」バチバチバチバチバチッ!ッ!! シュインシュインシュイン! 一同「す、スーパーサ○ヤ人2!?」 胡桃「……」ニパァァァァ ~~~~ 577 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 00 16 47.56 ID LGCvCxbEo [2/6] アッ、イイトモアノオンナガイルワケヨ! チョウスガクントナカノイイヤツデスネ ブ チ コ ロ シ カクテイネ ダイジョウブ、ソンナノドッチヲワタシハオウエンシテル オッパイオオキイカライイジャン ウゥゥウマヅラァァァ!! ヒィィィイ!? 和「なんだか居心地が悪いですね」ズーン 智美「……やぁ、清澄の」 和「え? 蒲原さん?」 智美「久しぶりだなー」ワハハ 和「はい、本当に久しぶりですね」 智美「……」 和「……?」 智美「……負けないぞ」ボソリ 和「はい?」 智美「なんでもない、なんでもない」ワハハ 和「???」 ウワッ! ナンカデッカイビーカーガアル! シカモナカニヒトガハイッテンゾ! コドモノヨウニモロウジンノヨウニモオトコニモオンナニモミエルゾ! ナニヤッテンダリジチョウォォォ!? 咲「うぅ……京ちゃんはどこかなぁ?」キョロキョロ ??「きゅいきゅい」 咲「うん、ごめんね。無理に連れてきちゃって」 ??「きゅいー」フルフル 咲「えへへっ。ありがと」ギュゥゥ ??「きゅぅう」スリスリ 584 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 00 29 27.23 ID LGCvCxbEo [3/6] 【舞台裏】 宥「よし、できた!」 京太郎「おお、いい感じですよ」シャキィーン 竜華「もう時間や!」 煌「京太郎君、急いで急いで!」 京太郎「はいっ!」タタタッ 【ステージ】 ザワザワ ガヤガヤ 煌「それでは皆さんお待たせしました!」 ヒューパチパチパチ アクシロヨ ンァッー! イキスギィ! アァ~イイッスネ~ 煌「いずれトップアイドルになる男、須賀京太郎君の登場です!」バッ _ , 、 /ィ--∨ .- 、 __/ , , } l \ ` ー-, | /{ { l | | . /_/ | / 从 ,-}/、 |l | / 从 -rォⅥ /rォ- }イ { _` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ } }∧ Y {{ |Y } 从∧ _ 八{ 「l | || | | | Ⅵ 、 ` ー` イ / ' { ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、 | ' ノ_,」// | |/()| . /´ //////∧_ r '///>- 、 ∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、 {//\___「///////// ∨////////////∧ |////()/}//////////{/////====/// //| ////// //////////(_)//////////|////| ,'//////イ/////////////////////l|////| ////////j//////////////////////|////| {////////{//////////////////////|////| ∨//////イ////////////////////// ///∧ マ//// |//////////(_)///////// {//////}  ̄ |/////////////////////,イ///// | |/////////////////////} 〉/////| |////////////////////{ {//////| //////////////////////∨///// } //==///////////////==/\///イ 京太郎「どうも! 須賀京太郎です!」 \キャーッ!!/ \イキマスヨーイクイク! ヌッ!/ \んあー/ \ファッ?! くぅーん……/ 590 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 00 40 44.83 ID LGCvCxbEo [4/6] 588 基本的にAAの服装は気にしないのがマナー(大嘘) 煌「それでは須賀君より一言どうぞ」 京太郎「あーえっと、折角のクリスマスを俺なんかと過ごしてくれて、本当にありがとうございます!」 \シアワセダヨー!/ \アタリマエダヨナァ?/ \ソウダヨ/ 京太郎「あははっ、すっげぇ嬉しいっす!」 \コッチミテー/ 京太郎「はいっ!」ニコッ \カミネクゥーン/ 京太郎「お前とやる音楽なら悪かねぇ!」キリッ \キャーッ!!/ 京太郎「ありがとうございます!」ペコリン 煌「(いい感じですね)」 京太郎「えーっと、とにかく今日はガンガン楽しみましょう! 俺も楽しみます!」 \ウン!/ \スガクントイッショニタノシミターイ/ \ダイテー!/ 京太郎「あぁ、クリスマスにこんなにモテるなんて……」ウルウル \ナカナイデー/ \カワイイー!/ 京太郎「へへっ、それじゃあ挨拶はこれくらいにしておきます! 早くごはん食べたいですしね!」 煌「はい、ありがとうございましたー!」 ガヤガヤガヤガヤ 煌「この後須賀君はテーブルを回りますので、皆さんはそれぞれのテーブルでお待ちくださいね」 タノシミー! アクシロヨ 煌「食事を取りに行く時以外はあまりフロア内を歩き回らないでくださいね」 626 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 21 30 29.85 ID mlj3/utfo [2/16] 624 気にしたら負け 【パーティ会場】 ワイワイガヤガヤ 京太郎「さて、まずはテーブルを回らないと」 竜華「一人で大丈夫?」 京太郎「折角ですし、一人で向き合ってみます」 竜華「京太郎君……」 京太郎「大丈夫ですよ」ニッ 煌「それじゃあ私達は席で見守ってますね」 透華「さて、なにから頂きましょうか」 久「お腹が空いたわ、もうぺこぺこよ」テクテク 宥「あったかそうな料理……」キョロキョロ 菫「コレクッテモイイカナ?」 はやり「わーい、ご馳走だねっ☆」 ガヤガヤガヤ 京太郎「……さて、順番に席を回るかな」テクテク \キャーッ!/ \コッチミテー/ 京太郎「後で行きますからー!」 よし、まずは知り合いから話してみるか 【Aテーブル】 京太郎「よっ、お前ら」ニッコリ 咲「京ちゃんっ!」パァァァ 和「ふふっ、楽しませてもらってますよ」 優希「来るのが遅いんだじょ!」パクパク 京太郎「そういうなよ、おまえの好きなタコス用意したの俺なんだぜ?」 優希「!?」 京太郎「うまいか?」 優希「う、うん……ありがと」モジモジ \タコスガスガクンノテヅクリ!?/ \ウバエー!/ \リャクダツダー!/ \ジョウシキハツウヨウシネェ!/ 京太郎「あ、あはは」 優希「先に取っておいてよかったじょ」モグモグ
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京太郎「こんちはー、って誰もいない?」 バサッ 京太郎「ん?また部長が寝てんのか?」 咲「すー……すー……」 京太郎「なんだ咲か。寝相悪いな、布団落ちてんぞ」 咲「ん……むぅ……」 京太郎「ん?Kちゃんぬいぐるみ抱いて寝てるのか。つーか学校まで持ってきたのかコイツ」 咲「んん……京ちゃん……」 京太郎「……なんだよ」 咲「……カン……りんしゃんかいほー……飛んだ」 京太郎「夢の中でもやってんのかよ。このポンコツめ」プニプニ 咲「あぅ……すー……すー」 京太郎「ほっぺ突っついてるのに起きねーな……結構やわらかいな」 咲「……京、ちゃぁん……」 咲「行か……ないで」 京太郎「うん?」 咲「置いて……かないでよぉ……一人……やだよぉ……」 京太郎「……安心しろよ」手握る 京太郎「お前は一人じゃないし、俺もお前を置いてくようなことはしねーよ」 咲「すー……すー……」 京太郎「ったく眠り姫ってか……ゆっくり寝てろよ咲。一人にはしないからな」 咲「……えへへ……京ちゃん……大好き……」 京太郎「そりゃどーも……俺もだよ」 その後、二人が同じベッドで寝ていたことによりひと波乱があったとか カンッ!!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342535506/ ―部室― 咲「プール…?」 京太郎「ああ。県大会も無事終わっただろ?それで息抜きも兼ねてプールにでも行かないかって思って」 優希「ほう、面白そうな話だじぇ。詳しく聞かせろー!」ドーン 京太郎「痛てて…乗っかるなっての優希…」 和「プール…ですか。そういえば最近暑くなってきましたしね。でも海じゃだめなんですか?」 京太郎「いや、最近隣町で大型プールがオープンしたろ?せっかくだからそこに行ってみようと思うんだ」 咲「あーそういえばそうだったね。でもあのプールオープンしたてなのにトラブルが続いてるって聞いたんだけど…」 和「ニュースでやってましたよね。流れるプールの流れが止まったとか、スライダーの水が止まったとか…」 優希「ふーむ…流れないプールっていったい何の意味があるんだじぇ…普通のプールだじぇ」 咲「スライダーが途中で止まるなんて、危なすぎるしね…」 京太郎「まあ、あれからしばらく経ってるし、さすがにもう大丈夫じゃないか?」 京太郎「それにせっかくだから新しいプールってのに行ってみたいんだよ」 ガチャ 久「あら、面白そうな話してるわね」 咲「あ、部長。こんにちは」 和「会議のほうはもういいんですか?」 久「ええ。ちょうどさっき終わったところよ。会議室にクーラーがないから、ホントに暑くてたまらないわ…」 咲「染谷先輩は今日はどうしたんですか?」 久「まこは今日は家の手伝いで来れないらしいわ」 久「で、なんか面白そうな話してなかった?プールに行くとかなんとか」 京太郎「あ、部長達もあとから誘おうと思ってたんですよ」 京太郎「今週の日曜日に、最近オープンしたプールに行こう、っていう計画で」 京太郎「麻雀部の県大会終了慰安企画、って感じです」 久「なるほど、面白そうね…さっきも言ったけど、最近すごく暑いし魅力的な提案だわ」 久「それに慰安計画をわざわざ須賀君が立ててくれたんだから、部長の私がのらないわけないわよ」ニコッ 京太郎「部長…」ジーン 久「当然、須賀君が全部お金出してくれるのよね?」 京太郎「え?」 久「交通費とか、プールの入場料とか、昼食代とか…あとうきわとかのレンタル代とかも」 京太郎「え…?ちょ、ちょっと」 久「ホント先輩思いの後輩をもって私は幸せだわ」ニコッ 京太郎「あの…部長?」 久「なあに?須賀君」ニコッ 京太郎「あ、あの…」 久「ん?」ニコッ 京太郎「う…わ、分かりましたよぉ…」 優希「やったじぇー!さすが私の犬なだけはあるな、京太郎ー!」 咲「あ、あんまり無理はしないでね、京ちゃん」 和「まあ、本当に足りなくなったら私たちも出しますから大丈夫ですよ」 優希「あー日曜日が楽しみだじぇー」 ワイワイガヤガヤ 久「須賀君」ヒソヒソ 京太郎「なんですか、部長」ズーン 久「そんなに落ち込まないの。それに…皆の水着をタダで見放題だと思えば安いものでしょ?」ヒソヒソ 京太郎「それはそうですけど…」 久「それに…何かあったとき、須賀君がお金を払ってるから」 久「ってことで不満を反らして皆が須賀君に当たらないようにする、っていう意味合いも込めてるわ」ヒソヒソ 京太郎「あ、なるほど…意外と考えてくれてるんですね、部長」 久「あら、私はいつもみんなのためになるように行動してるつもりよ。それは須賀君相手でも例外じゃないわ」 久「それに…払ってもらう分はちゃんと価値を提供するから安心して?」ニコッ 京太郎「は、はい。ありがとうございます(どういう意味だろ…)」 久「(ふふ…主に和や咲や優希たちがね)」ニヤニヤ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 久「じゃあ、今日の部活はここまでにしましょうか」 優希「はあー今日も疲れたじぇ~相変わらず咲ちゃんはなぜかカン材持っててリンシャンであがるし!」 咲「あはは…」 優希「のどちゃんはおっぱいでイカサマしてるし!」 和「してません!//」 京太郎「お疲れーじゃあ帰ろうぜ、咲ー」 久「須賀君、ちょっと女子だけで話すことがあるから、今日は先に帰ってくれる?」 京太郎「あ、そうなんですか、分かりました」 咲「(あれ…そんな予定あったっけ…?)」 京太郎「じゃあ、お疲れさまでした」 バタン 久「…」 久「さて、須賀君帰ったわね」 和「部長?急にお話ってなんですか?」 優希「もう今日は麻雀の話はしたくないじょ~…」 久「そうね、私も急に思いついたから仕方ないわ」 久「今週の日曜日にプールに行くでしょ?だからその前日に皆で水着を買いに行かない?」 久「私ちょうど新しい水着がほしいと思ってたところなのよ」 久「それで皆もどうかなって思ってね」 咲「水着…ですか」 和「なるほど…そういうわけですか」 優希「私も新しいのほしいーじぇー」 久「どうする?せっかくだから可愛い水着着たくない?」 久「それに…皆須賀君に可愛いところ見せたくないの?」ニヤニヤ 咲、和、優希「「「?!」」」 咲「わ、私は別に…」アセアセ 和「そ、そうですよ!須賀君は関係ありません!」 優希「い、犬ごときに見せる水着なんてないじぇ!」 咲「(京ちゃんに…水着…可愛いの来て行ったら褒めてくれるかな?)」モワモワ… 「お、咲新しい水着買ったのか?」 「ふーん、い、意外と似合ってるな…」 「まあその…咲らしくて可愛いんじゃないか?」 咲「(っていう感じで…)」ポー 優希「はぁ~犬に水着を見せてもなんの得にもならないじぇ…でも買いにいくのは楽しみだじぇ~」 和「全く部長は…でもたまには皆で買い物もいいかもしれませんね。ねえ宮永さん…宮永さん?」 咲「」ポー 和「宮永さん?どうかしたんですか?」 咲「はっ!い、いやなんでもないよ!別に京ちゃんのことなんか考えてないよ!」 和「え…?」 咲「あ、じゃなくって今日は暑いなって…(く、苦しい…私ったら何言ってるのバカー!)」 和「そうですね。当日も暑くなったらいいですね」 優希「大丈夫だじぇ!のどちゃんのおっぱいに誓って、必ず日曜日は晴れるじぇ!」 和「そんな必ず晴れるかなんて分かりませんよ…って私のおっぱいは関係ありません!」 優希「のどちゃんが怒ったじぇー逃げるじぇ!」タタタ 和「まったくもう…優希ったら…」 咲「あはは…(でも原村さんの胸…やっぱり大きいから水着ですごく目立つんだろうなあ…なんかうらやましい…)」 咲「(それに比べて…私は…)」グスッ 久「はいはい。その辺にしときなさい。じゃあ、来週の土曜日の午後二時に長野駅に集合ね。じゃあ今日は解散!」 久「(一年生は皆初々しいわねえ…ま、一応私もまだ18なんだっけ…)」 久「(華の女子高校生が水着を見せる相手もいないなんて寂しいわねえ…)」 久「(まあ、別にいいわよね。そういえばまこも誘わないとね)」 久「(………)」 久「(あのワカメみたいな髪の毛は水につけても大丈夫なのかしら?)」 ―土曜日 長野駅― 和「ふう、今日はとても暑いですね」 久「ホント、最近の夏の暑さは異常なくらいだわ。でも明日はこれぐらいだといいわね」 優希「その点なら大丈夫だじぇ。天気予報では明日も晴れるって言ってたじぇ!」 優希「わたしのおっぱい眼に間違いはないじぇ!」 和「だから何言ってるんですか優希は!!//」 優希「冗談だじぇ~あんまり怒ってるとしわが増えるぞ、のどちゃん」キリッ 和「怒らせてるのは誰なんですかもう…」 和「だいたい胸で天気だなんてそんなオカルトありえません」ボソボソ 久「あんたたちのやりとりは相変わらずね~」 優希「おうよ!のどちゃんは私の中学時代からの友人だからなんでも知ってるじぇ!」 和「なんでもは言いすぎですが、確かに長い時間を過ごしてきた友人ではありますね」 優希「のどちゃん素直じゃないじぇ~素直じゃないのはこのおっぱいか、このっ!」ポヨン 和「ちょっ…こら!優希!いい加減にしなさい!」 優希「うわ~ん。のどちゃんがいじめるじぇ~」 久「ほーんと、仲いいわね~」 久「それにしても咲はどうしたのかしら、遅いわね。ってもしかして遠くから走って来てるのは咲かしら?」 タッタッタッ 咲「す、すいません遅刻しちゃって…」ハアハア 咲「(どんな水着にしようか考えてて眠れなくなって寝坊しちゃったなんて言えないよー)」 久「じゃあ、全員そろったから行きましょうか」 咲「あれ…?染谷先輩はいないんですか?」 久「ああ、まこなら水着はあるからいいって。明日はちゃんと来るから、清澄麻雀部は全員参加よ」 咲「なるほど、分かりました」 久「まあ、まこらしいと言えばまこらしいわ。」 久「で、…あんたたちはいつまでやってるの?」 和「…もうやめてくださいね、優希」ハアハア 優希「…今回はなかなかのどちゃんしぶとかったじぇ」ゼエゼエ 咲「えーと…二人とも…大丈夫?何かあったの?」 久「気にしなくていいわ。二人の自業自得だから」 和「部長…ひどいです!元はといえば優希が…!」 優希「のどちゃんのおっぱいが原因だじぇ!」 和「~~!まだ言いますか!!」 久「じゃ、行きましょうか。咲」スタスタ 咲「はい、そうですね部長」スタスタ 和「あ…ま、待ってください!」 優希「わたしを置いていかないでほしいじぇ~」 ―デパート― 久「この店は割と品揃えがいいわね、ここで買いましょうか。じゃあ、各自自由に選びましょう」 咲、和、優希「了解です(だじぇ)」 ・ ・ ・ ・ 和「(それにしても、水着のデザインってたくさんあるんですね…)」 和「(あ、これなんか結構可愛いかも…)」 サイズ C~D 和「(……無理ですね)」 ・ ・ ・ ・ 優希「あー夢中になってるうちにみんなとはぐれちゃったじぇ…」 優希「うーむ。水着を買うのは楽しみにしていたものの、どれを買えばいいか分からないじぇ…」 優希「あ…これとか可愛いじぇ」 サイズ:C~D 優希「(…無理だじぇ)」ズーン ・ ・ ・ ・ 久「さて、今年はどんな水着にしようかしら」 久「(ふむ…やっぱり男の子がいるわけだから、多少は可愛いやつにするべきよね…)」 久「(…別に私は皆と違って可愛いところを見てもらおうとか思ってないわ)」 久「(お金を払わせるわけだし…あ、当たり前よね)」 久「(…誰に言い訳してるのかしら私)」 店員「水着をお探しですか?」 久「あ…はい。明日プールに行くことになったので、買っておこうと思いまして」 店員「なるほど~お客様可愛いし、スタイルもいいから、これなんてどうですか」 久「えっと…少し大胆すぎじゃないですか…その…特に下とか…」 店員「じゃあ、下にパレオを巻いてみてはいかがですか?この水着でしたら…これがぴったりですね」 久「あ、これいいですね。色は…これにしようかしら」 店員「パレオの中身は彼氏さんだけに見せてあげてくださいね」ニコッ 久「ち、違います、別に彼氏と行くわけじゃ…」 店員「そうですかー友達と行くんでしたらバレオはいりませんよね、もったいないですもんね」ニヤニヤ 久「!じゅ、純粋にこのパレオが気に入ったんで…」 店員「なるほど~どうもお買い上げありがとうございます」 久「じゃあ、お会計をお願いします(いったいなんなのよ…この店員は…)」 久「とにかく、私の分は買えたわね…皆はもう買ったかしら」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 咲「こ、ここどこ~?水着探してたら迷っちゃたよお~…」ウロウロ ・ ・ ・ ・ 優希「むむむ…なんか考えるのめんどくさくなってきたじぇ~」 優希「よく考えたら家に水着がないわけじゃないし…」 優希「よし!明日はいつも通り学校の水着でいくじぇ!余ったお金でタコス買って帰れば完璧だじぇ!」 ・ ・ ・ ・ 和「(なんとかサイズを探してもらって買うことができましたね…)」 和「(…あそこでウロウロしてるのは、宮永さん?!)」 和「宮永さん、そんなところで何やってるんですか?」 咲「あ…原村さん…!実は水着探しててウロウロしてたら迷子になちゃって…」 咲「原村さんが来てくれて助かったよお…」 和「(こんなところで迷うなんて…麻雀だけじゃなくて方向感覚もオカルトですね…明日は大丈夫なんでしょうか)」 和「もう…気をつけてくださいね。ところで水着はもう買いましたか…って迷子になってたんでしたね」 咲「う、うん。もう皆は買ったよね?早く選ばないと、皆待たせちゃうよね…」 和「じゃあ私が一緒にいますから、咲さんは水着を選ぶのに集中してください」 咲「ありがとう、原村さん!私、頑張るよ!」 和「大げさですよ…とにかく、急ぎましょう」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 久「よし、皆買えたみたいね。じゃあ明日も早いことだし、今日は帰ってゆっくり休みましょうか」 和「そういえば、明日は何時に集合なんでしょうか」 久「あ、忘れてたわ。明日は長野駅に午前九時に集合。電車で隣町に行ってそこから歩いてプールに行く」 久「持ち物は…今日買った水着と、あとはまあ常識の範囲内で持ってきてね」 久「うきわとかレンタルするやつは須賀君が全部出してくれるから問題ないわ」 久「以上よ。何か質問はあるかしら?」 久「…特にないわね。あ、それと優希」 優希「なんだじぇ?」 久「優希は学校指定の水着で明日行くつもりなんでしょ?水着をつけて来るのはいいけど、下着を忘れないようにしてね」 優希「!いくらわたしでもそんなの忘れたりしないじぇ!!」 和「部長、忠告ありがとうございます」 優希「のどちゃんひどいじぇ?!」 咲「優希ちゃんならありえるかもね」アハハ 優希「咲ちゃんまで…皆ひどいじぇ~…」 久「ま、こんなところね。じゃあ、解散!明日は遅刻しないでね、咲!」 咲「は、はい!分かりました(うう…私も人のこと言えないな…)」 ―原村家― 和「改めて見るとこの水着サイズが大きいですね…」 和「自分で見てて恥ずかしくなってきました…//」 和「形が崩れないように、ここにかけておきますか…」 和「ふう、ちょっと疲れましたね。少し麻雀してから寝ましょうか」 和「よいしょと…いつもの部屋は…空いてますね」 和「ふむ…なかなか調子は悪くないですね…」 和「」チラッ 和「……」 和「ちょっと試しに水着を着てから寝ましょうか」 和「あ、明日着てみてサイズが合わない、なんてことがあったら困りますから、仕方ないですよね」 和「……」ヌギヌギ 和「……」 和「あ、ぴったりですね…よかった…」 ―片岡家― 優希「確かこの辺に…あったじぇ!」 優希「う…改めてみるとなんて普通の水着だじぇ…」 優希「ま、まあ犬に見せるために明日行くわけじゃないから関係ないじぇ!」 優希「そーと決まったら明日のためにさっさと寝るじぇ!」 優希「…やっぱ可愛いの買っとけばよかったかな…」ボソッ ―竹井家― 久「さて、明日のために一回この水着を着ておきましょうか」 久「あの店員のせいで、試着できなかったし…」 久「……」 久「なにこの露出量…よ、よかったわ、パレオ買っておいて…」 久「まあ、サイズは問題ないわね、それじゃあさっさと寝ましょうか」 久「明日が楽しみね」 ―染谷家― まこ「明日は京太郎がプールに招待してくれるらしいの、なかなかあいつも粋なことするのお」 まこ「明日がいろいろ楽しみじゃ」ニヤニヤ ―日曜日― 京太郎「みんなおはよう!部長、染谷先輩おはようございます」 まこ「おう、おはよう京太郎」 久「おはよう須賀君。お、今日は皆時間以内に集合してるわね。やっぱり遅刻しないのが一番ね。ねえ咲」ニヤニヤ 咲「そ、そうですよ。遅刻なんて…うう…」 和「(うろたえる宮永さん…可愛いですね…)」 優希「それにしてもホントにいい天気になってよかったじぇ!これも私のおっぱ…むぐっ?!」 和「その先はもう言わせませんよ!」 優希「んーんんんんー!んー!!」 久「ふふ。今日は和が先制したわね」 まこ「わりゃ駅前でそんなに目立つ行動はやめんさい…」 京太郎「けどホント暑いっすね~皆を誘ったのが今日で良かったです」 咲「京ちゃん、ちゃんと水着持ってきた?」 京太郎「あ、当たり前だろ!もしなくても絶対入るからな!」 咲「は、裸で入るのはちょっと…//」カーッ 京太郎「違うって!プールで買うに決まってるだろ!!」 久「あんたら…でも一年生同士仲がいいのは良いことね、でもあまり時間もないし、そろそろ行くわよ」 ―プール― 優希「ふえ~大きい建物だじぇ~」 和「噂に聞いてたよりずっと大きいですね……さすがに噂になるだけはあります」 京太郎「だろ?あ~泳ぐの楽しみになってきた!」 久「そうね。じゃあさっさと中に入りましょうか」 京太郎「おい、咲、ちゃんとついてこいよ!」ニヤニヤ 咲「!わ、分かってるよ」ムッ まこ「みんなまだまだ子供じゃの~」 久「じゃあ、須賀君一旦お別れね。レンタルはうきわ一つとそうね…ベッド型のうきわを一つで合計二つでいいわ」 京太郎「分かりました。じゃあ入場料とかまとめて払っておくので、先輩たちは先に行っててください」 和「須賀君、ありがとうございます」 優希「サンキューだじぇ!後でタコス食わせてやるからな!」 京太郎「優希には期待しないでおくわ…」ハハハ 咲「京ちゃん、ありがとう」 京太郎「気にすんなよ!今日は皆のための慰安企画だからな!」 まこ「われ気前いいのお。なんか企んでおらんじゃろな?」ニヤニヤ 京太郎「なっ…善意ですよ善意!染谷先輩人が悪いですよ!」 まこ「そうか~すまんすまん」 京太郎「(みんなの水着が見れるから、承諾した、とは言えないな…)」 京太郎「ふう…うきわ二つはちょっと持ちにくいな…一つはベッド型だし…」 京太郎「みんなそろそろ来るか…?」 久「須賀君!おまたせ」 まこ「またせたのう」 優希「よく待ってたな褒めてやるじぇ!」 和「お待たせしました」 咲「うう…(恥ずかしくて京ちゃんの前に出れないよ…)」 和「宮永さん、なんで私の後ろに隠れてるんですか」ヒソヒソ 咲「だって…京ちゃんに水着見られるなんて恥ずかしいよ…」ヒソヒソ 和「何のために買ったんですか…私も恥ずかしくないわけじゃないんですよ」ヒソヒソ 久「(咲ったら…須賀君に水着見られるのが恥ずかしいのね…可愛らしいわ)」ニヤニヤ 京太郎「あれ?咲。なんで和の後ろに隠れてるんだ?」 咲「!」ビクッ 京太郎「全く…何かあったのか?」グイッ 咲「あ…」 京太郎「(って咲、これは…手で必死に隠してるけど…新しい水着、とか?)」 咲「きょ、京ちゃん、お願い、あんまり、見ないで、」カーッ 咲「は、恥ずかしいの…」ウルウル 京太郎「(なんだこれ…なんだこれ…)」 京太郎「(ちょーかわいーよ!)」 京太郎「(じゃなくて!誰だ今のは)」 京太郎「(でも…本当に可愛いな…花のフリルのついた水着……咲によく似合ってる…)」 京太郎「(もしかして買うとき、嶺上開花をイメージして買ったとか)」 京太郎「(あれ…咲ってこんな可愛かったっけ…)」 優希「こらー犬!いつまで咲ちゃんを見てるんだじぇ!咲ちゃん涙目になってるじぇ!」 京太郎「はっ!す、すまん咲!そんなつもりじゃ…」 久「あれー?咲の水着ばっかり?ここには可愛い女の子があと四人もいるのよ?」ニヤニヤ 京太郎「(言われてみれば…みんな今日可愛い水着ばっかり着てるような…もしかして部長が言ってた価値ってこれのことか?)」 京太郎「(すばらっ…実にすばらです…ってなんだすばらって)」 京太郎「(部長…なんて大胆な水着なんだ…下はパレオ巻いてるから見えないけどきっときわどいんだろうな…)」 京太郎「(和…まさかあんな大胆なビキニでくるとは…正直言って直視するのもつらいレベルだぜ…)」 京太郎「(優希…スクール水着でくるとは王道中の王道か…寸胴で背も低くて全くもって健全だ…だがそれがいい)」 京太郎「(そして染谷先輩…目をそらさずにはいられないな!)」 京太郎「(これはみんなと来た甲斐があったぜ…!)」 久「ふふ。満足してもらえたかしら?じゃあそろそろ行きましょうか」ニコッ 和「(少し恥ずかしいですが…)せっかく来たんですし、早く泳ぎましょう!」 優希「京太郎ー!うきわを一つ貸してくれい!」 京太郎「ほいほい、そらっ」ヒュッ まこ「京太郎、女の水着をじっと見てるなんて感心せんのう」ニヤニヤ 京太郎「す、すいません(………)」 優希「まずは流れるプールにGO!だじぇ!」 久「あ、ちょっと待って」 京太郎「どうしたんですか?」 久「いや、行くのはいいんだけど、今日すっごい混んでるじゃない?だからチーム分けしたいと思うの」 久「六人いるから二人ずつね」 久「一時間ぐらいしたらもとの場所に集まってメンバーチェンジ。これでどうかしら」 久「今が十時過ぎだから…ちょうど二周したところで昼食にしましょう」 京太郎「確かに、みんなで行ったら身動き取れなさそうですね…」 和「それも致し方なし、ですかね…」 咲「うう…(せっかく京ちゃんと遊べると思ったのに…)」 優希「なんでもいいから早くきめるじぇ!プールに入りたいじぇ!」 久「まあ、あせらないでよ。分け方は…グーチョキパーで別れましょ、でいいわよね」 グーチョキパーで別れましょ! グー:久、和 チョキ:まこ、優希 パー:咲、京太郎 久「決まったわね。じゃあ和。私まずスライダーに行きたいからついてきてくれる?」 和「分かりました」 まこ「じゃあ、優希、どこか行きたい場所はあるかの?」 優希「流れるプールに行きたいじぇ」 まこ「了解じゃ。じゃあさっそく行くかの」 優希「ダッシュだじぇ!」タッ まこ「こら!優希、待ちんさい!」タッ 京太郎「はは…みんな行っちまったな。咲、俺たちはどうする?」 咲「うえっ?あ…えっと…(どうしよう!京ちゃんと二人きりになっちゃった…)」 咲「(というか、まだ水着見られるのも慣れてないよお…)」 京太郎「咲?」 咲「え、えーと…あの…その…」 京太郎「ははっ。咲らしくねえなあ…なんか顔赤いな。熱でもあるんじゃないか?」ピトッ 咲「(…!京ちゃんの手がおでこに!)い、いやっ!」バッ 京太郎「さ、咲…?」 咲「(あ…私、京ちゃんに…なんてこと…)」 京太郎「ご、ごめんな。咲。俺なんか咲の気に障ることしたかな…?」 京太郎「…ちょっと俺飲み物買ってくるから、そこで待っててくれ」 咲「っ!待って!」 京太郎「え?」 咲「ち、違うの…」 咲「……しいの!」ボソボソ 京太郎「何だ?聞こえなかったぞ?」 咲「だから!恥ずかしいの!さっきも言ったでしょ!?」カーッ 咲「昨日みんなで水着を買いに行って…」 咲「せっかくだから可愛い水着買おうって思って…」 咲「それでこの水着選んだんだけど…」 咲「ダメだよ…やっぱりこんな可愛い水着私には似合わない…」 咲「私は原村さんみたいに胸も大きくないし、部長みたいにスタイルもよくないし…」 咲「ごめんね…?変なところ見せちゃって…」 京太郎「咲………」 京太郎「(さっきも思ったけど…こいつこんなに可愛かったっけ…?)」 京太郎「(っていうかなんでこいつは似合ってないなんて思ってるんだ…)」 京太郎「(そうか、それであっきあんなに…)」 咲「(京ちゃん黙り込んじゃったよ…きっと不甲斐ない私にあきれ返ってるんだ)」 咲「(うう…もういや…)」 京太郎「咲…」 咲「なあに…京ちゃん…?」 京太郎「その水着、すげえ似合ってる」 咲「え?(えっえっ…聞き間違いだよね?)」 京太郎「だから、その水着、すげえ似合ってるよ」 京太郎「胸も、スタイルも関係ねえよ」 京太郎「だから、似合ってないなんてそんな寂しいこと言わないでくれよ」 京太郎「お、お、俺はその水着も…その…咲も可愛いと思うぞ」 咲「きょ、京ちゃん…(い、い、今可愛いって言われたの?)」 咲「(嘘じゃない、よね。うう、嬉しいよよお)」グスッ 京太郎「咲?!…泣くなよ…なんかごめんな」 咲「違うの。嬉しかったの。そんな風に今まで私のこと見てくれたことなかったから…」 咲「だから、ありがと…、京ちゃん…! 咲「ごめんね、時間とらせちゃって…」 京太郎「いや、咲がいつも通りになってくれてよかった」 京太郎「なあ、咲。一つ聞いていいか?」 咲「なあに京ちゃん?」 京太郎「(うっ可愛いなあおい…)…その水着の花のフリルってやっぱり嶺上開花を意識したのか?」 咲「うん…やっぱりばれちゃったか」エヘヘ 咲「この水着を見つけた時なんとなくお姉ちゃんのことを考えちゃって…」 咲「気が付いたらこれにしてたんだ」 京太郎「そっか…」 京太郎「咲、全国大会で姉ちゃんと話せるといいな!」 咲「うん!私頑張る!」 京太郎「じゃあ、泳ぎにいくか!」 咲「うん!」ニコッ ― 一時間後 ― 久「みんな戻ってきたわね」 優希「流れるプール最高だったじぇー!」 まこ「…われが暴れるけえこっちは目立って恥ずかしかったがのう」フウ 和「なかなか刺激的な体験ができました。スライダーって面白いんですね」 京太郎「(和が刺激的な体験!?)」モワモワ 「ダメです…そんな…」 「そこは刺激が…強すぎますよ…」 「もうっ須賀君!いけませんよ…」 京太郎「(これは…くっ)」 咲「京ちゃん?」 京太郎「はっ!(うわあ…さっき咲のことを考えといて、次は和とか…なんて俺はお構いなしなんだ)」 久「咲たちはどうだった?楽しめたかしら」ニヤニヤ 京太郎「あ、はい!咲意外と…ってはっ!」 咲「ちょ、ちょっと京ちゃん?!」 久「あら、意外となんだって?」ニヤニヤ 優希「なんだー!はっきりしないやつは男らしくないじぇー!白状しろー!」 咲「な、なんでもないですー!」 久「(ふふふ…やっぱりこの子たちをいじるのは最高ね)」ニヤニヤ まこ「(部長…ニヤニヤしおって…どうせ一年達のいじりは楽しいなとか思っとるんじゃろ…)」 まこ「(けどあんたも巻きこまれる可能性はあるんじゃ…もしそうなったら面白いの)」ニヤニヤ 久「それじゃあ、一時間経ったから、一旦メンバーチェンジしましょうか」 久「いくわよー」 グーチョキパーで別れましょ! グー:和、京太郎 チョキ:まこ、咲 パー:久、優希 久「決まったわね」 久「そうね…私またあのスライダーに乗りたいわ。優希まだスライダー行ってないんでしょ?いいわよね?」 優希「かまわないじぇ!あのスライダーなかなか高い位置から始まるから面白そうだじぇ!」 久「そうなのよね。あれはホントに病みつきになるわよ」 まこ「われはどうするぞ?」 咲「そ、そうですね…」 咲「さっきあんまり泳げなかったんで、次はたくさん泳ぎたいです…」 咲「向こうの25メートルプールとかどうですか?」 まこ「了解じゃ。次は存分に泳いだらええ」 久「あら、なんでさっきはそんなに泳げなかったの咲?ん?」ニヤニヤ 咲「うう…えと…その…(部長…なんか今日はいつもにまして意地悪だよお…) まこ「こらこら、後輩いびりもいい加減にしんさい」 久「あらいやだわ。私そんなつもりで言ったんじゃないわよ」ニヤニヤ まこ「(まったく…)ほら、行くかの、咲」スタスタ 咲「はい…」スタスタ 京太郎「さて、和、俺たちはどこに行く?」 和「そうですね。さっきはスライダーでしたから、次は普通のプールに入りたいですね」 和「さっき優希が流れるプールが楽しかったと言っていたのでそこに行ってみませんか?」 京太郎「OK!流れるプールだな。じゃあ、行くか」 和「あ、あのちょっと待ってください!」 京太郎「?どうした和?」 和「あの…さっき宮永さんと何かあったんですか?」 和「普段より何か嬉しそうな顔をしていたので」 和「それに…さっきの反応も気になります」 京太郎「あはは…和にはバレバレだな…」 京太郎「実はこういうことがあったんだ」 (事情説明中) 和「なるほど…」 京太郎「そういうわけなんだよ(あれ、全部話す必要はなかったか?)」 和「それで宮永さんはあんなに喜んでたんですね」 京太郎「ああ。なんか昔から咲のことそういう目で見たことなかったからなんか新鮮だったんだ」 和「新鮮…ですか」 京太郎「ああ。そういえば一緒にプールに行ったのも久しぶりだったしな。あんなに可愛くなってるとは…」 京太郎「ってごめんな。和の前でする話じゃなよな」アセアセ 和「いえ、大丈夫です…それより…」 京太郎「ん?まだなんかあるのか?」 和「要するに須賀君は宮永さんの水着を褒めてあげたってことですよね」 京太郎「まあ、結果的にはそうなるな」 和「いや…だからその…」 京太郎「なんだよ。和もどうしたんだ?」 和「いえ。なんでもありません(ま、まあ須賀君のためにこの水着を買ったわけじゃありませんし…)」 和「でも何もコメントしてもらえないのは少し寂しいですね」 京太郎「えっ?」 和「ってあれ?(あ…今思ったことを口に出してしまいました…須賀君に怪しまれてしまったかも知れませんね)」 京太郎「もしかして和も水着を褒めてほしかったのか?」 和「!べ、別にそういうわけじゃないですけど」 京太郎「す、すまん。俺女の子への配慮の仕方が分からなくて…」 京太郎「逆に水着を褒めたりしたらセクハラになるんじゃないかって思っちまうんだよ」 和「須賀君…」 和「(確かに普段からあんな感じで女の子に対応されてれば素直な意見もいえなくなりますよね…)」 和「(ちょっとそれは反省しないと…って素直な意見って私何を言ってるんでしょうか)」 和「(須賀君が素直な意見をいったら私のことを褒めてくれるなんて…)」 和「(そんなうぬぼれありえません)」 和「(恥ずかしいです…反省しないと…)」 京太郎「いや…わざわざ言うまでもないんだけどな」ハハハ 和「え?」 京太郎「いや、だからさ。和の水着、似合ってるよ」 京太郎「見たときからそう思ってたし、それに情けないこというと、昨日和がどんな水着着てくるか想像しちまったしな」 京太郎「だから…もう一回言うけど、すげえ似合ってると思うぜ」 京太郎「和の水着を見れるなんて俺は幸せものだよ」ニカッ 京太郎「って臭すぎたか」アハハ 和「」カーッ 京太郎「って和?」 和「」ポー 京太郎「おーい和ー?」 和「ってはっ!私は何を…」 和「(今まで男の子に褒められたことなんてありませんでしたから…こんなに嬉しいものだったなんて…)」 和「(少し須賀君のことを誤解してたみたいですね)」 和「(…昨日頑張って水着を選んだ価値はあったのかもしれませんね)」 京太郎「和?大丈夫か?」 和「ふふっ大丈夫です」 和「それより、褒めていただいて、ありがとうございます」 和「須賀君も…けっこうかっこいいと思いますよ」ボソッ 京太郎「え?今なんて…」 和「なんでもないです!じゃあ、流れるプールに行きましょうか」 京太郎「お、おう…」 ―流れるプール― 和「それにしても…本当に今日は人が多いですね」 京太郎「ああ。でもたくさん人がいた方が、なんか楽しくないか?」 和「ふふ、須賀君らしいですね」 京太郎「じゃあ、せっかく流れるプールに入ったから、うきわでのんびりしないか?」 京太郎「和がそこに座ってすれれば俺が押すからさ」 和「う、うきわに…ですか?」 和「(そういえば今までうきわを使ったことってありましたっけ?)」 京太郎「ん~もしかして和、使い方が分からないとか?」ニヤニヤ 和「な!馬鹿にしないでください!乗れますから!」 京太郎「お、おい!急に乗ったら…」 和「え…」ツルッ バッシャーン!! 京太郎「(……)」 京太郎「(お、落ち着け、落ち着くんだ)」 京太郎「(状況を、状況をだな…)」 京太郎「(あ、ありのままに起こったことを…)」 京太郎「(ってそんな丁寧な思考は俺には無理だ!)」 京太郎「(うきわにはまりそこねた和に俺が覆いかぶさって…)」 京太郎「(今抱き合ってるような状態になってる…)」 京太郎「(てか和の胸が…俺のお腹にモロに当たってる…)」 京太郎「(しかも今和の手?らしきものが俺の…俺の…)」 京太郎「(やばい…これはさすがに…俺男だし…)」 和「(何か起こったんでしょうって思った瞬間)」 和「(須賀君が私の上に…)」カーッ 和「(というか須賀君けっこう筋肉あるんですね…)」 和「(顔は前から悪くないと思ってましたけど…)」 和「(そういえば中学校の時はサッカー部だったって宮永さんが言ってましたっけ…)」 和「(ってこんな時に分析してどうするんですか私ったら)」 和「(麻雀じゃありませんし…ってあれ)」 和「(何か手に変な感触が…)」 和「???!!~~~~!!!」 和「(わ、私のてが…す、す、須賀君のその、こ、こ、ってこれ以上は言えません!)」 和「(こんなところで叫び声をあげたりしたら須賀君の立場が…っていうか全国出場が危ういかもしれません)」 和「(ここは…ぐっと抑えて)」グッ 京太郎「?!」 和「(って抑える、の意味が違います!何文字通り須賀君のええと、とにかく!何文字通り抑えてるんですか!!)」 京太郎「(やばい…今和に刺激されて…和のやつ何考えてるんだ…)」 京太郎「(普通に考えて巨乳の美人に押し倒してるうえに股間まで刺激されて無事な男なんかいるのか?!)」 京太郎「(でもここで変なことしたら…皆の全国が…台無しに…俺のせいで…)」 京太郎「(耐えろ!耐えるんだ俺!)」 京太郎「(今は偶然物陰に隠れてて目立たないけど…ここは流れるプール!動き出したらこの醜態が白日のもとに!)」 京太郎「(て、あれ?なんでさっきから位置が変わってないんだ?)」 京太郎「(まさか…このプールトラブルが多いって言ってたけどまさかこんなときに…)」 和「(さっきから流れるプールが流れてませんね…これがニュースでやってたトラブルですか…)」 京太郎「(って!俺がさっさと和から退けばいい話じゃないか!今頃気づいてどうする!)」 京太郎「(でも…和すっげーいい匂いするんだよな…なんか離れたくないというか、離れがたいというか…)」 京太郎「(言ってみれば…岩手のばあちゃんちであったかいコタツに入ってるような…)」 京太郎「(うるさい!そこ!…ってまた急に俺は何を言ってるんだ)」 京太郎「(というか、なんで和は抵抗しないんだ…)」 京太郎「(相変わらず股間も…そのままだし…さすがにもう…膨張は抑えられません)」 京太郎「(……)」 京太郎「(やべー和の胸すげー気持ちいー…)」 和「(須賀君…どうして退いてくれないんでしょうか…)」 和「(いや…それ以上にどうして私は抵抗してないんでしょうか…)」 和「(須賀君がこんなに近くにいて、いやじゃないと思ってる私がいる…)」 和「(というか、いい加減こっちの手を離したほうがいいですよね…ってあれ?)」 和「(なんかさっきより大きくなってる?)」 和「(そういえば、保健の授業でやってましたね)」 和「(男の子は、ここを刺激されると、固くなったり大きくなったりするって…)」 和「(あと性的に興奮するとそうなるとか…)」 和「(今私がやってるのはきっとその両方ですよね…)」 和「(須賀君がかわいそうです、もう手を離さないと…)」 和「(……)」 和「(……もう少し…)」 京太郎、和「(……どうしよう!)」 京太郎「(俺がすぐ退けばいい話だろ!何がどうしよう、だよ)」 和「(私がどいてくださいと言えばいいだけの話ですよね…何ですか、どうしようって…)」 京太郎、和「「あの…」」 「のどちゃんたちはどこにいるんだじぇ!もうとっくに一時間過ぎてるじぇー!」 「そうね…全くあの子達ったらどこで何やってるのかしら」ニヤニヤ 「部長!京ちゃんはそんな人じゃないですよ!」 「けんかしとる場合じゃないじゃろ…どこに行ったんじゃろか」 京太郎、和「「……」」 京太郎「い、行こうか、和」ドキドキ 和「そうですね、須賀君」ドキドキ 久「あ、あの二人やっとでてきたわ」 優希「おーいのどちゃん~!犬~!」 まこ「遅いのう…いったい何をやっとったんじゃ」 久「何って…まこそれはもちろんナ「おい部長、それ以上はいかんじゃろうが」」 久「あはは、ごめんごめん」 咲「遅いから心配したよ~」 久「それで、二人とも何してたの?」 京太郎「……//」 和「……//」 久「(えっえっ?何この空気。どういうこと?まさかこの二人…)」 まこ「(…部長の読み、まさか当たったんか…?)」 優希「(のどちゃん…顔真っ赤だじぇ…さすがの私でもこれには突っ込めないじぇ)」 咲「(二人とも顔真っ赤にして…そんなにたくさん泳いだのかな?)」 久「えっと…それじゃあ、ご飯にしましょうか」 久「席を取る組と買いに行く組に別れましょうか」 久「………」 久「じゃあ、和と須賀君、着いてきてくれる?」 久「遅れてきた罰ゲームよ」ニコッ 京太郎「は、はい。分かりました…」 和「分かりました」 咲「ぶ、部長にわざわざ買いに行かせるなんて…私、行きますよ?」 久「構わないわよ、それに今日はそこまで上下関係を意識しなくていいわよ。せっかくの慰安会だし」 まこ「(部長の奴…またなんか考えとるんか?)」 久「みんな何がいいかしら?」 優希「当然、タコス一択だじぇ!あと口直しにオレンジシュースだじぇ!」 咲「じゃあ、私は焼きそばとアイスティーをお願いします」 まこ「ん~わしはワカメうどんとメロンソーダにしとこうかの」 久「はいはい、了解。皆ちょっと待っててね」 久「で…二人とも大丈夫?」 久「二人ともうわの空だったから…」 久「何かあったの?」 京太郎「いえ…そんな何か問題があったとかじゃないので安心してください」 和「はい…ちょっと須賀君と話しこんでたら、時間を忘れちゃって…」 久「そう、ならいいんだけど…」 久「(まあ、たぶん何かあったんだろうけど、これ以上は詮索しても無意味ね…)」 久「でも、一応私たちは全国大会出場の身よ?それだけは忘れないでね」 京太郎「!…はい、すいません…」 和「はい…気をつけます…」 久「(まあ、これだけ言っとけば大丈夫でしょ)」 久「じゃあ、さっさと買いに行きましょうか」 3120円になりまーす 久「はい。じゃあ私がゆっくり運ぶから、二人で少し話しなさい」 京太郎「え?」 和「ぶ、部長?」 久「さあ、いいからいいから!私持って行っとくわ」 京太郎「あ…部長行っちゃったな…」 京太郎、和「「…」」 京太郎「あ、あのさ…和?」 和「は、はいなんでしょう、須賀君?」 京太郎「あの…さっきはごめんな…退こうと思ったんだけど」 和「い、いえ…その…」 京太郎「隠してもしょうがないから全部話すけど、あのときなんか和から離れたくなかったんだ」 京太郎「その…なんていうか…そのままがいいって思っちゃったんだ」 京太郎「だから、本当にごめん」 和「いえ、私も抵抗しなかったのが悪いです」 和「それに…謝るのはこっちです…」 和「その…えっと…須賀君の…その…大事な…えっと…」カーッ 京太郎「(…和のやつ分かっててやってたのか…ちょっとびっくりだ)」 和「その、とにかくごめんなさい!」 京太郎「…よし!じゃあ、これで仲直りな!」 和「え?」 京太郎「だから、俺も謝ったし、和も謝った、それでいいじゃねえか」 京太郎「それにもともとこの企画は全国出場をねぎらうもんだからな」 京太郎「和達が満足してくれれば、俺はそれでいいんだ」 京太郎「(…まあ水着とかシチュエーションとかちょっとおいしかったのは否めないが)」 和「…ありがとうございます」 和「私、本当に須賀君のこと勘違いしてました」 和「部活中いっつも私の胸ばっかり見て…」 京太郎「うっ…」 和「でも須賀君は本当はとても優しくて、心の温かい人だって分かりました」 和「これからも変わらず素敵な須賀君でいてくださいね」ニコッ 京太郎「(あ…和の笑顔だ…たぶんこれは和が俺に本心から向けてくれた初めての笑顔だろうな…)」 京太郎「(これまで麻雀部で雑用ばっかりでホントにやめたくなったときもあったけど)」 京太郎「(この笑顔が見れたんだから、それだけでも今まで頑張った価値はあったのかも…)」 京太郎「(これからも皆のために頑張りたいな…)」 和「須賀君?」 京太郎「なんでもないぜ!それより和」 和「なんですか?」 京太郎「お前可愛いんだから、もっと笑ったほうがいいと思うぜ」 和「なっ//」 京太郎「なんだ和、照れてるのか?」ニヤニヤ 和「そんなんじゃありませんっ!もう…」 和「(でも一瞬ときめいてしまいました…須賀君…あなどれませんね。)」フフッ ―昼食― 優希「う~むプールの屋台もなかなかあなどれないじぇ…」モグモグ 咲「この焼きそばもおいしいよ」 久「なかなかこういうところのっておいしいイメージはないんだけど、思ったよりおいしいわね」 和「須賀君はラーメンですか?」 京太郎「ああ。一心不乱に食べれるものにしようと思ってな」ズルズル 優希「のどちゃんはたこやきかーおいしそうだじぇー!」パクッ 和「!?ちょっと油断したら…もう!待ちなさい!優希!」 久「(とりあえず、二人ともいつもどおりね、よかったわ…)」 まこ「さすが部長やのお」 久「」ピクッ 久「あら、まこ。一体何のこと?」 まこ「いや~周りをよく見とるなって思っての」 久「……」 まこ「まあ、全国を率いる部長じゃけえの、神経質になるんはしゃーない」 まこ「でも今日ぐらいは気を休めたらどうじゃ?」 まこ「二年以上もあんたは頑張ってきたんじゃから罰はあたらんと思うがの」 久「ふふ、そうね」 久「ありがとね、まこ」 まこ「部長からお礼を言われるなんて珍しいのお~」 久「もう…失礼なこと言わないでくれる?」ハア まこ「冗談じゃ冗談!それより…」 久「それより、何よ?」 まこ「部長も変なトラブルに巻き込まれんようにな」ニヤニヤ 久「何言ってるの?まこ?」 まこ「いや、咲にも和にも何かしらのトラブルがあったんじゃから、あんたにあってもおかしくないと思っての」ニヤニヤ 久「ばかばかしい…それならまこにだって同じことが言えるじゃない」 まこ「それがそれは絶対ありえんのじゃ。なぜだかは分からんが、天からそう言われてるような…」 久「ますます荒唐無稽ね」 久「ま、万が一そういった事態になったとしても、普段通り冷静に対処する」 久「それだけでしょ?」 まこ「まあ、そうじゃな。すまんかったな変なこと言って」 久「まあ、別にいいけど…」 久「じゃあそろそろ午後の部いきましょうか」 まこ「ちょっと待ちんさい…残りのワカメを…」モフモフ 優希「いえーい!だじぇー!」 咲「今度はどこに行こうか迷うね」 和「その前にまたチーム決めですか?」 久「そうね。午後は午前より客が多いからなおさらね」 久「じゃあいくわよ」 グーチョキパーで別れましょ! グー:和、まこ チョキ:優希、咲 パー:久、京太郎 まこ「(お…これはこれは…)」 久「…決まったわね(ぐ、偶然に決まってるわ!)」 優希「おー今度は咲ちゃんと一緒だじぇえ!」 咲「そうだね…ねえ、優希ちゃん、私まだスライダー乗ってないから乗りたいんだけど…」 優希「じぇ?別にかまわないじぇ!あのスライダーは何回のっても、たまらないじぇ!!」 和「染谷先輩、私たちはどうしますか?」 まこ「どうじゃのう…正直ちょっと疲れたけん、休みたいんじゃが…」 和「じゃあ、私は宮永さんたちとスライダーに一緒に行きますね」 優希「お、のどちゃんも一緒にくるかい?」 優希「でもあのスライダーにのどちゃんのおっぱいは耐えられるかどうか…分からないじぇ!」キリッ 和「もう優希には突っ込みませんよ…」 優希「む~のどちゃんつめたいじぇ~」 咲「じゃあ、三人で行こうか」 優希「そうときまれば、ダッシュだじぇ!!」ダッ 和「優希!プールサイドを走ったら危ないですよ!…って行っちゃいました」 咲「あはは…私たちも行こう、原村さん」タタ 和「ええ、行きましょう」タタ 久「…」 まこ「で」 まこ「あんたらはどうするんかの?」 久「そうねえ…」 京太郎「あの、部長…」 久「なにかしら、須賀君」 京太郎「さっきの三人とかぶるから言い出しづらかったんですが…」 京太郎「俺も今日一回もスライダー乗ってないんですよね」アハハ 京太郎「隣町のプールにしたのはどうしてもスライダーに乗りたかったってのもあるんですよ…」 京太郎「でも部長は午前中ずっとスライダーに乗ってたんですよね…」 京太郎「えっとその…」 久「別に私はスライダーでも構わないわよ」 京太郎「えっ?」 久「それに午前中ずっとスライダーに乗ってたわけじゃないわ」 久「スライダーに飽きたら適当に他のプールとかに行ってたから」 久「だから行きましょ?私に気を遣うことないわ」 久「慰安会っていっても須賀君が楽しめないのならそんなのこっちから願い下げよ」ニコッ 京太郎「ぶ、部長…ありがとうございます」 久「ん!じゃあさっそく行きましょうか」 まこ「お~気をつけての~」ニヤニヤ ―スライダー階段下付近― 京太郎「おー遠くから見てもでかいと思ったけど、近くで見るとホントすごいな…」 久「そうね。長野にこんな大きなプールができるなんて思いもしなかったわ」 京太郎「じゃあ、早速並びましょうか…ってあれ?階段の下に三人ともいますね」 久「?どうしたのかしら。ちょっと行ってみましょうか」 ―スライダー階段下― 京太郎「おーい!咲ー!和ー!優希ー!」 優希「お!どうしたんだじぇ京太郎。もしかしてお前もこのスライダーに乗りたいのか?」 京太郎「ああ、そんなところだ」 京太郎「って、咲、どうしたんだ。そんなに震えて」 咲「ううう…」フルフル 久「いったいどうしたの?」 和「いえ…宮永さんこんなにスライダーが高いとは思ってなかったらしくて…」 咲「うう…こんな高いの無理だよお」 咲「それになんかこのスライダー…」 咲「作り全体が生き物みたいで…なんか今にも襲いかかってきそうで怖いよ…」 咲「まるで…この間読んだ小説に出てきた魔王みたいだよ…」ブルブル 久「(…魔王、ね)」 久「それじゃあ、和か優希、ちょっと咲をまこのところまで連れて行ってくれる?」 久「まこならさっきの場所で休んでると思うから」 優希「わたしはスライダーにまだ乗りたいじぇー」 和「しょうがないですね…まあ、でも私が行くつもりでしたし」 和「宮永さん?大丈夫ですか?立てますか」 咲「う、うん…なんとか…」 和「じゃあ行きますよ。部長、須賀君。優希のことよろしくお願いします」 久「りょーかーい!」 京太郎「おう、タコス女は俺に任せとけ!」 優希「こらっ!犬のくせに生意気だじぇ!!」ポカッ 京太郎「いてっ!やったなこのっ!」 久「こらこら、こんなところで暴れないの。他の人に迷惑でしょ」 久「それより順番はどうする?」 優希「もちろん私が一番手だじぇ!」 優希「麻雀でもなんでも一番手はおまかせあれ!」 京太郎「なんかその「おまかせあれ」ってお前が使うと違和感あるな?」 優希「そうか?まあとにかく私が一番手だじぇ!」 久「はいはい。じゃあ二番手は…須賀君、先に行っていいわよ」 久「(まさかトラブルなんてないと思うけど…先に須賀君を行かせたほうが間違いなく安全だしね)」 京太郎「ありがとうございます、部長」ジーン 久「いえいえ(なんか罪悪感あるわね…)」ニコッ ―スライダー階段中盤― 久「ふむ。やっぱりこの待ち時間は退屈ね…」 京太郎「そうですね…でもこの待ち時間があるから、スライダーに乗った時の喜びもひとしおなんですよね」 久「ふふっ。そうね。須賀君てホントに前向きよね」 優希「確かに犬はどんなにこき使ってもへこたれないじぇ…犬にしてはやるな…」ムム 京太郎「俺は犬じゃないっつーの!全く…」 久「あなたたち二人も仲いいわよねー」 京太郎「仲いってこいつがこんな風に絡んでくるだけで…」 優希「そうだじぇ!こいつはわたしの言うことを聞いてくれるから仕方なく相手してやってるだけだじぇ!」 京太郎「なんだ!そこまで言うことねえじゃねえか!」 優希「む!なんか文句あるのかー犬のくせにー!」 久「ははっ…だからそれがうらやましいのよ」 京太郎「やめろ優希っ!ってえ?部長?」 久「だから、そんな風にじゃれあえるほど仲のいい、友達が欲しかったなあ、って」 久「私ね、あんまり同級生の友達がいないの」 久「慕ってくれる人はたくさんいる…と思うわ。それは学生議会長をやっててそう思う」 久「だけど親友、と呼べる友達はほとんどいない気がするわ…」 久「たぶん…まこ…ぐらいかしら。私の心の奥まで理解してくれてるのは…」 久「って私何語ってるのかしら」アハハ 久「なんか恥ずかしくなってきちゃったわ」 優希「…部長は私たちの部長だじぇ!」 久「え?」 優希「だから、部長は私たちの部長だじぇ!!」 久「え、ええ…もちろん私はあなたたちの部長だけど…」 京太郎「優希…」 京太郎「部長…俺も優希の言うとおりだと思いますよ」 京太郎「優希の伝え方が下手くそすぎて何言ってるか分かんないかもしれないですけど…」 京太郎「部長、たぶんこいつはこう言いたいんですよ」 京太郎「『部長は今のままでも十分魅力的です』って」 京太郎「たぶん部長の抱えてる悩みは俺たちは解決できないと思います 京太郎「それに部長ほど頭のいい人間が解決できないことを俺たち馬鹿二人が解決できるとは思えません」 優希「む…馬鹿は余計だじぇ…」 京太郎「でも…それが部長の欠点だとしても、部長にはそれを補ってあまりある」 京太郎「むしろありすぎて迷惑なぐらい魅力をもってると思います」 京太郎「さっき昼食を和と買いに行った時だって…」 京太郎「罰ゲーム、とか言って俺たちに気を遣ってくれましたよね」 京太郎「先輩の周りを冷静に見て的確な判断を下せるところ、いつも俺、かっこいいって思ってます」 京太郎「それに…俺たちは部長の親友にはなれませんけど…」 京太郎「先輩の悩みに親身に付き合ってあげられる後輩にはなれますし、そうなりたいと思ってます」 京太郎「きっと…俺たちだけじゃなくて咲だって、和だって…」 京太郎「みんな部長の力になりたいと思ってるやつばっかりです」 京太郎「こんなに親身になってくれる後輩が集まる部長に魅力がないなんて」 京太郎「和だったらこう言うと思いますよ『そんなオカルトありえません』って」 京太郎「だから…」 京太郎「先輩は今のままでいいんです」 久「……」 京太郎「…先輩?」 久「……ふふっ」 優希「大丈夫かー部長ー?」 久「ええ、大丈夫よ。二人ともありがとう」 久「本当に嬉しいときとか感動するときって声が出ないっていうけど、まさにそれよね」 久「私は本当にいい後輩を持ったわ」 京太郎「…部長!」 優希「ふ!通訳御苦労!京太郎!私の部長への励ましの言葉を全訳したお前に感謝状を送ろう!」 京太郎「お前…あんな短いセリフで俺の苦労に並んだと思うな!」 優希「うるさいじぇ!京太郎!今日という今日は決着付けてやるじぇ!」 京太郎「お?やるってのか?やってやろうじゃねえか!」 ギャーギャーワーワー 久「(須賀君ってば…泣かせてくれるじゃない)」 久「(ふふ…なんだか心が軽くなちゃった…)」 久「(須賀君って本当にたまにかっこいいのよね…)」 久「ねえねえ?」 優希「ふう、今日は私の勝ちにしておいてやるじぇ…」 京太郎「なんだそれ!意味分かんねえぞ!って何ですか?部長」 久「あなたたちって付き合ったりしないの?」ニヤニヤ 京太郎「え?!」 優希「じぇ?!」 久「いやーだからそんなに仲がいいもんだからもしかしたらって思ってね」ニヤニヤ 京太郎「そ、そんなわけないですよ!どこがいいんですか…こんな年中タコス食ってるような女の!」 優希「ムカッ!?なんだとーお前みたいな生意気な駄犬はこっちからお断りだじぇ!」 久「ふーん…そっかあ…じゃあ、私が須賀君の彼女に立候補しちゃおうかなー」ニヤニヤ 京太郎「ぶ、部長?」 優希「!だ、ダメだじぇ!京太郎が別にどうなろうとどうでもいいけど、私の言うことを聞かなくなるのは困るじぇ!」 久「別に優希の命令はそのまま聞き続けてもいいわ」 久「だから…須賀君?」ギュッ 京太郎、優希「「!?」」 京太郎「(うわ…部長、俺の腕に抱きついて…ていうかまた胸の感触が…うう…)」 久「ねえ…須賀君…私の…気持ちいい?」 京太郎「え、えっと…(いきなりどうしたんだ部長…というか感触が…やばいやばいやb)」 久「もし…私と付き合うなら…」 久「私のカラダ…好きにしても…いいのよ?」ギュッ 京太郎「(うわ…胸の感触もそうだけど…なんか…部長の体エロすぎる…)」 京太郎「(和ほどじゃないにしても胸は結構あるし…というか今の感触からして、ホントに張りのある胸だ…)」 京太郎「(大胆な水着からこぼれおちそうな果実に…水に濡れて妖しく光った体……)」 京太郎「(ホント、なんで部長はこんなにエロいんだ…うう…)」 久「ほら…ここ触って…ね?…確かめてみて…?」 京太郎「え!?(え?部長?俺の手をつかんでどこに持っていくつもりですか?)」 久「いいわよ…須賀君なら…」 京太郎「(や…やばい!)」 優希「だ、だめーーーーー!!「冗談よ」」 京太郎「あれ?」 優希「え?」 久「だから冗談。ちょっと二人が仲がいいから、からかいたくなっちゃって」アハハ 京太郎「」ポカーン 優希「」ポカーン 久「けど、私でも意外と男をひっかけられるのねー」アハハ 京太郎「っ!部長!からかわないでくださいよ!」 久「ごめんごめん。優希が可愛いからからかっただけ」 京太郎「やめてくださいよ…ていうか、原因は優希で俺はとばっちりですか…」 久「あら…須賀君は私とは付き合うのはいや?」 京太郎「え…あの…いや…」 久「そうよね…私みたいな女の子と付き合うなんてお断りよね…」ウルウル 京太郎「!そんなことないです!部長は十分魅力的です!俺にはもったいないくらいですよ!」 久「ふふっ…須賀君ならそう言ってくれると思ってたわ」 久「(そう……そう誘導すれば…、ね…)」 優希「全く…たちの悪い冗談だじぇ…」ボソボソ 久「あら優希?私が須賀君と付き合ったら何かまずいことでもあるの?」 優希「ち、違うじぇ!だからそれは…」 久「だから冗談よ優希ったら可愛いんだから」アハハ 優希「うーなんか釈然としないじぇ…」 久「(……そう、からかっただけ、なんだから…)」 ―スライダー階段最上階― 京太郎「おーようやく俺たちの番だな!」 優希「なんかさっきより待つのが長かった気がするじぇ…」 久「まあまあ。お、さっそく優希の番ね。いってらっしゃい」 優希「む!よし!ここでスライダーにのって一気に波に乗るじぇー!」 係員「こちら滑られるのは初めてですかー」 優希「私は初めてじゃないから大丈夫だじぇ!気づかいサンキューなアラフォー係員殿」キリッ 係員「アラサーだよっ!って…大変失礼致しました…」アセアセ 係員「それではどうぞ」 優希「いっくじぇーー!!!」ヒュッ 京太郎「おーこんな風になってるのか…すげえなあ」 久「ホント何回乗ってもここ楽しいのよね」 京太郎「しっかし…これ高いなあ、何メートルぐらいあるんだ?」 係員「(こーこちゃんが急にバイト代わってくれっていうから来たけど…)」 係員「(ここってカップルばっかりだよ…)」 係員「(うう…めげるなあ…)」 京太郎「すいませーん係員さん」 係員「は、はい、なんでしょうか」 京太郎「このスライダーホントに高いですよね?これって高さ何メートルぐらいあるんですか?」 係員「(急にバイト代わってもらったからそんなの知らないよ~)」アセアセ 久「(あれ…この係員どこかで見たことがあるような…?気のせいかしら)」 係員「え、えーと!大体えーと(う~いまどきの若い子にどう答えたらいいのか分からないよ~…)」 係員「(ええい!もうやけくそだよ!!)あ、思いだしました!」 京太郎「それで、何メートルぐらいなんですか?」 係員「君の…その彼女への思いのたけくらいかな…」フッ 京太郎「………」 久「………」 係員「えっと…これはスライダーの高さと彼女への思いのたけをかけてて…」 京太郎「………」 久「………」 係員「き、きっと彼氏さんは彼女のことが大好きなんだろうなーって……」 京太郎「………」 久「………」 係員「………」グスッ 京太郎「(やべ、泣かせちまった!!な、なんとかしないと…)」 久「(あら…泣いちゃったわね…というか早く滑らなくていいのかしら…偶然私たちの後ろには誰もいないからいいけど…)」 京太郎「あ、あーそうなんですよ!僕この人のことものすごく愛してるから、その…いやあ通りで高いわけだ」 久「(うわ須賀君…なんていい人なの…でもさすがにちょっとそれは苦しいんじゃ…)」 係員「ほ、ほんとですか?良かったー若い人ってこういう冗談通じるのか心配だったんです…でもほんとによかった…」 京太郎「(ふう…とりあえず、泣きやんでくれてみたいでよかった…)」 久「(なんて単純な人なの…ていうか、やっぱりこの人どこかで見たような…)」 係員「あ…す、すいません。スライダーですよね?」 係員「このスライダーは安全のため、前の人が下に着いてから次の人のスタートになります」 係員「そこの金髪の子はスライダー初めてだよね?ここに滑り方が書いてるから読んでおいてね」 係員「(ふう…危うく醜態を見せるところだったよ…こーこちゃんにあとで絶対に文句言ってやる!)」 ?「おーい!!こっかっじプロー!」 京太郎、久、係員「「「!?」」」 係員2「おーい福与プロから、アラフォープロはもうへばってるだろうから交代してあげてって頼まれて来たよー!」 係員1「ちょ、ちょっと!三尋木プロ!!」ヒソヒソ 係員2「もう~なんだよ~せっかく代わりに来てやったのにさあ~」ヒソヒソ 係員1「なんだよ~じゃありませんよ!なんで本名で呼んでるんですか!」 係員1本名はまだいいとしてプロとかつけたらいろいろとばれるじゃないですか!」ヒソヒソ 係員1「それにアラフォーじゃなくてアラサーです!この子たちが勘違いしたらどうするんですか!」ヒソヒソ 係員1「それになんでバイトに着物で来てるんですか!あーってもう突っ込みどころ多すぎるよ!」ヒソヒソ 係員2「も~細かいこと気にしすぎだって~小鍛冶プロー」ヘラヘラ 係員1「っていうかもう小声で話すつもりもないんですか!?」ヒソヒソ 係員2「もう~しゃねえなあ~私が説明するから見ときな~」 係員2「おーい君たちー!おいてきぼりにしちゃってごめんねー?」 京太郎「いえ…別に大丈夫ですよ…(なんだこの人…着物でバイト来たのか…?このプールのバイトは変な人ばっかりなのか?)」 係員2「いや~さっきのは気にしないでね~プロとかただのあだ名だから~」 久「いえ、説明は不要です、小鍛冶プロ、三尋木プロ」 すこやん「え!?」 三尋木「ふ~ん私たちのこと知ってるんだ~そりゃ光栄だね~♪」 すこやん「光栄どころか…もうただの恥さらしだよ…」ズーン 久「ちょっと雑誌等で見かけたことがありまして…それでそのプロがなんでこんなところで働いてるんですか?」 すこやん「それにはちょっと…事情があって…(ていうかこーこちゃんはなんでここで働いてるのかな?)」 三尋木「まあ~どうでもいいじゃん~?てか、さっきなんか三人とも揉めてなかった~?」 すこやん「見てたの!?だったら助けてよ!」 三尋木「あはは~なんか小鍛冶プロの慌ててる姿が面白くてね~」 三尋木「で、小鍛冶プロのつまらないギャグで君は笑ってあげたんだって?えっと…」 京太郎「須賀です。須賀京太郎です」 三尋木「須賀君か~まあ京太郎でいいや。そっか~京太郎はすこやんのつまらないギャグを笑ってあげたんだ~」ニヤニヤ すこやん「そんなに早くから見てたんだ…ってそんなことないよ!この人…えと…須賀君はそんな人じゃない、絶対そうだもん!」 三尋木「ん~どうだかねい…京太郎、小鍛冶プロのギャグは面白かったかい?」 京太郎「(ここで面白くなかったって言ったら泣かせることになるな…別にどうでもいいけど、泣かせるのは嫌だな…しかも大人を…)」 久「(なんなのかしら…もういいから早くスライダーに乗りたいわ…)」 京太郎「(…よし)はい!とても面白かったですよ」 京太郎「俺の先輩への想いそのままだったので、なんの違和感なく受け入れられましたし」ニコッ 三尋木「へ~」ニヤニヤ 久「(須賀君も平気な顔して嘘つくのね…人って怖いわねー…っていうか三尋木プロはいったい何が目的なのかしら…)」 すこやん「ほら!やっぱり須賀君がそんな人じゃないでしょ?分かったらさっさと三尋木プロ交代してください!」 三尋木「そっか~そんなに二人は愛し合ってるってわけか~」 三尋木「だったらあたし二人がちゅーしてるとこ見てみたいなー!」 京太郎「?!」 久「(…は?)」 京太郎「え…ちょっと…なんでそうなるんですか?」 三尋木「ん~いや~小鍛冶プロのギャグに共感した人あんまり知らないからさー」 三尋木「きっとよっぽど共感するほどの愛だったんだな~って」 三尋木「だから、その愛確かめてみたくね?知らんけど」 すこやん「ちょっと、三尋木プロ!」ヒソヒソ 三尋木「もう~今いいところでしょ~見てなかったのかいい?」ヒソヒソ すこやん「私たちバイトの身なんですよ??こんなことしてクレームつけられたら…」ヒソヒソ 三尋木「ちょっとぐらい大丈夫だってー。知らんけど。それに小鍛冶プロ見たくないのかい?」ヒソヒソ 三尋木「高校生のカップルのちゅーだぜ?もしかしたら今後の婚活の参考になるかもしれんよ~?」 三尋木「(ま、たぶん参考にならないだろうけどねい)」ヒソヒソ すこやん「…………………………!」 すこやん「(それは…ちょっと見てみたいかも…でも…)」 すこやん「(ってでもとか言ってる余裕が私にあるの?)」 すこやん…………このまま…こーこちゃんに馬鹿にされ続けてホントにアラフォーになって…)」 すこやん「(私は追い詰められているの…だから…ちょっとくらい…いいかな?)」 すこやん「(それにこの二人付き合ってるんだよね?だったら別にキスぐらいしても問題ないはず…)」)」 京太郎「はあ、もういいですか?そろそろスライダーを…」 すこやん「…」 すこやん「…キス…」ボソッ 京太郎「…え?」 すこやん「だから、キスして見せてほしいなって…」 すこやん「「僕この人のことものすごく愛してるから、その…いやあ通りで高いわけだ」って言ってたよね?」 京太郎「(なんだこの無駄にすごい記憶力は…)」 すこやん「だから…証明してくれないかな?」 京太郎「あ、あの、それはちょっと…人前だし、よくないですよ…」アセアセ すこやん「う…ぐすっ…。私のギャグに共感してくれたのは嘘だったの…?」ウルウル 京太郎「(なんだこの状況は…ていうか部長はさっきからなんで黙ってるんだ?)」 三尋木「(う~んなかなか小鍛冶プロも演技がうまいねえ~)」ニヤニヤ すこやん「うっ…ううっ…やっぱり嘘だったんだ…」グスン 京太郎「あー分かりました!!やりますよ!やればいいんでしょ!!」 久「ちょ…」 久「須賀君、本気?」ヒソヒソ 京太郎「このままじゃ埒があきません。大丈夫です、あくまでする『フリ』にしますから…」ヒソヒソ 久「…分かったわ…お願いね」ヒソヒソ 三尋木「(見たところこの二人は絶対付き合ってないねえ~でも…もうひと押しな気がするんだよねい~)」 三尋木「(せっかくだからこの三尋木プロがひと夏の思い出をプレゼントしてあげちゃうよ~)」ニヤニヤ すこやん「………」ワクワク 京太郎「部長…俺の陰に隠れてください…なんとか見えない角度で演技しますから…」ヒソヒソ 久「わ、分かったわ…」ヒソヒソ 京太郎「(よし…この角度なら見えにくいはず…)」 京太郎「(けど適当にやって文句つけられたら何回もやり直しとかありそうだから、割と真剣に…)」 京太郎「(よし。やるぞ…!えっと…まず…そもそもキスってどうやって始めるんだ?…経験もないし全く分からん…)」 久「(まさか三尋木プロがこんなことを企んでいたなんて…まったく可愛い顔してやることがいやらしいわね)」 久「(それにしても…キスって…どんな感じなのかしら?ま、まあフリだし関係ないんだけど…)」 三尋木「ん~どうしたの~?早くしないとすこやんが年をとりすぎて還暦になっちゃうよ??」 すこやん「アラサーだよ!っていくらなんでも60はひどすぎるよね?!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ― 一方 ― 優希「ふ~やっぱりあのスライダーは最高だじぇ!」 優希「時間もあるしもう一回行くじぇ~♪」 優希「ってあれ?」 優希「階段に看板がかかってるじぇ…」 優希「なになに…『本日のスライダーは終了致しました。またのお越しをお待ちしております』」 優希「そうか…部長で最後だったんだじぇ~…」 優希「まあ、仕方ないから、一旦皆のところに戻るじぇ!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ―スライダー最上階― 京太郎「(くっそー…俺たち以外になんで誰もいないんだ?!)」 京太郎「(おかしいだろ…閉館時間は5時だぞ?!まだ3時にもなってないのに…)」 久「(…須賀君何考えてるのかしら…ちょっと悩んでるような顔してるわね…)」 三尋木「(ま~ホントは仕事サボるために看板かけたんだけどねい~なんか面白そうだったから一石二鳥かなー)」 すこやん「(まだかなあ…)」ワクワク ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ― 一方 ― 優希「おーいみんなー!」 和「ふわあ…あ、優希、スライダーはどうしたんですか?部長と須賀君は?」 優希「それがかくかくしかじかで…」 和「にわかはならんよ、というわけですね」 和「なるほど、じゃあ部長たちが帰ってくるまでのんびりしましょうか」 咲「zzz…」 まこ「ぐー…がー…」 優希「二人ともぐっすり寝てるじぇ…」 和「なんか二人を見てると私も眠くなってきちゃって…」 和「優希も少し寝ませんか?」 優希「うーん…私はいいじぇ!他の場所を探検してくるじぇ!!」 和「そうですか…じゃあ…おやすみ、なさい…」 和「…zzz…」 優希「あっ…あっと言う間に寝ちゃったじぇ…」 優希「一人で探検してもたぶんつまらないじぇ……うむ…こうなったら…」 優希「私もねるじぇ!!」 優希「…zz…zz」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ―スライダー最上階― 京太郎「(う…仕方ない…やるしかないよな…まずえと…部長に近づかないと…手をつかめばばいいのか…?)」 京太郎「(それで…顔を近づけるために軽く腰を…)」グッ 久「(あっ…須賀君に手首つかまれちゃった…けっこう須賀君力あるのね…)」 久「(…反対の手で腰を…なんかこれ、無理やりせまられてるみたいだわ…)」 久「(というか…須賀君…顔近い…)」 久「(こうして見ると須賀君ってホント綺麗な顔してるわよね…)」 久「(まつ毛も長くて…適度に筋肉もあって…頼りになって…)」 久「(……って私は何を考えてるの?!相手は後輩なのよ?!しかも意味不明な状況なうえにフリだし!)」 京太郎「部長…いきますよ?」 久「う、うん…」 三尋木「ん~?」 すこやん「どうかしたんですか?三尋木プロ?」 三尋木「いや~彼女のことを部長って呼んでるからさあ~どうしたのかなって」ニヤニヤ 京太郎「(やべ!?付き合ってないってばれたか!?)」 すこやん「まあ、普通のカップルって名前で呼び合う…んだよね…うん(そんなことも分からない私って…)」グスッ 京太郎「…部長ごめんなさい。今だけ名前で呼びますね」ヒソヒソ 久「え、ちょ、ちょっといきなり…」ヒソヒソ 京太郎「久先輩…」 久「っ!」 京太郎「キス…していいですか…?」グイッ 久「(え?なになに?なんなの?なんでこんなに須賀君乗り気なの?もしかして…私とキスしたいとか…?)」 久「(いつのまにか腰にあった手が首まで移動してるし…須賀君なんか手慣れてるみたいな…)」 久「(うう…須賀君本気すぎるわよ…ドキドキしてきちゃったじゃない…)」 すこやん「…//」ドキドキ 京太郎「(よし、あと一歩でキスの『フリ』が完成するぞ…)」 京太郎「(けどちょっと雰囲気なさすぎかな…?)」 京太郎「(これじゃまた三尋木プロに突っ込まれるかも…)」 京太郎「(それに部長もなぜか緊張しちゃってるみたいだから、少しリラックスしてもらう意味もこめて…よし…)」 京太郎「久先輩…可愛いですよ…」 久「ふえっ?」 京太郎「だから…可愛いって言ってるんです」 久「ちょっと須賀君?!急にどうしたの!?」ヒソヒソ 京太郎「先輩の髪…綺麗ですね…それにとってもいい匂いがする…」 久「あ、あの…//」 京太郎「肌も綺麗で…咬み付きたくなる…」 久「ちょ…(何言ってるの須賀君?!なんでそんな恥ずかしいこと言うの?!)」カアーッ 京太郎「久先輩は…俺とキスするのいやですか…?」 久「べっ別に嫌とかじゃ…」 久「(って何言ってるの!私!ああでも嫌って答えたらだめなのよね…それに実際に嫌じゃないような…ってまた何言ってるの私!)」 京太郎「じゃあ、キスします…」 久「(~!ちょ、ちょ、ちょっと!顔、近すぎよ!!ってそりゃキスだから当たり前なんだろうけど!)」ドキドキ 久「(このまま須賀君にキスされちゃうの?え?フリはどうしたの?)」 京太郎「(部長…顔真っ赤にして…あたふたして…なんだこれ…ギャップが…可愛すぎるだろ…)」 久「(あ…ダメ!キスされちゃう…!)」チュッ 久「(ってあれ?)」 京太郎「終わりましたよ部長…」ヒソヒソ 京太郎「鼻と鼻をぶつけるだけでしたけど…(あやうく本当にキスするところだった…部長の体エロすぎるんだよな…)」ヒソヒソ 京太郎「たぶんうまくいったと思います…」ヒソヒソ 久「」 三尋木「ん~なかなかすごいちゅーだったねい、ねえ、小鍛冶プロ?」 すこやん「ええ…///最近の高校生はこんなに情熱的なキスをするんですね…//」 すこやん「いつか…私も…」ボソボソ 三尋木「ん~じゃあ私仕事に戻るから、小鍛冶プロは帰っていいよ~」 すこやん「やっと帰れるんですね。まあ…いいもの見れたので許します」 すこやん「お二人とも私のわがままに答えてくださってありがとうございました」 すこやん「じゃあ、三尋木プロ、あとは任せましたね、では」 三尋木「任せて~」 三尋木「ん~じゃあ私も仕事を終わらせて帰るとしようかねい~」 三尋木「って言っても君ら二人を滑らせるだけだけどねい~どっちが先に滑んの~?」 京太郎「あ、俺からでお願いします」 三尋木「ほい、一応説明しとくねーなんかこれはボディースライダーってやつらしくて」 三尋木「背中付けて足はスライダー側に向けて滑るらしいよ~まあ、別に言わんでも分かるよねえ」 三尋木「けっこう長いらしいから楽しんできてねい~」ドーン 京太郎「うわっ!(この人に今思いっきり押されたぞ…)」ヒューン 三尋木「さて…いつまで放心してる気だい~そこの部長さん~?」 久「…よく言いますね、けしかけたのは三尋木プロじゃないですか」 三尋木「まあ~?確かにけしかけたのは私だけど?」 三尋木「なんかその割には部長さんまんざらでもなかったような顔してたけどねい」ニヤニヤ 久「なっ」カアッ 三尋木「本当にキスしてもらえなくて残念だったかい~?」ニヤニヤ 久「っ!」 三尋木「あの男が好きならさっさととっちゃわないとだめだよ~なかなかよさそうな男だったしねい~」 久「!ええ、でも三尋木プロには関係ない話だと思います」 久「(このスライダーは結構長いから…須賀君が下に着くまでもうしばらくかかるわね…)」 久「(このプロとはあまり一緒にいたくないからすぐにでもスライダーに乗ってしまいたいけど……仕方ないわよね…)」 久「(…ていうかこのプールのトラブルが多いのってまさかこの人のせいなんじゃ…ってそれはないか)」 三尋木「あれ~なんか私とはあんまり一緒にいたくないって顔してるねい~」 久「いえ…三尋木プロの気のせいじゃないですか?」ニコッ 三尋木「ふむふむ。じゃあ望み通りにしてあげるよ~」ドンッ 久「えっ…」ヒュー ―スライダー進行中 久― 久「(三尋木プロに私はスライダーの中に…まあ結果オーライよね…)」フウ 久「(あのままあそこにいたらなんだか気が狂いそうだったわ…)」 久「(…もう、なんなのよもう!このイライラは!)」 久「(とりあえず、今はのんびりこのスライダーを降りましょう)」 久「(………なんなのよ、もう…)」 久「(ていうかまこの言うとおりになっちゃったわね…)」 久「(須賀君にも迷惑かけたわね…下に着いたら、ちゃんと謝らないとね)」 ―スライダー進行中 京太郎― 京太郎「っていうかこのスライダー長いなースピードもあるし…ボリュームたっぷりで最高だぜ!」 京太郎「ホント、今日皆を誘ってよかったな…」 京太郎「(咲の新しい一面を知れたし…和に少し信用してもらえたみたいだし)」 京太郎「(優希は…あんま変わらないか。でももともと仲よかったしな)」 京太郎「(それに部長の悩みも聞けたし…あんなに完璧そうな部長でも悩みがあるって知ってびっくりだったな…)」 京太郎「…というか、さっきはとんでもないことに巻き込まれたな…」 京太郎「きっと俺なんかにせまられて…部長はいやだったんだろうな…」 京太郎「なんか落ち込んできたぞ…」ズーン 京太郎「下に着いて、部長が来たらすぐに謝ろう…」 京太郎「はあ…」 ―スライダー進行中 久― 久「だいぶ進んだわね…ってまだ半分も行ってないのね」 久「ホント何回乗ってもこのスライダーは最高だわ、水が冷たくて気持ちいいし」 久「…それにしてもなんか水の量がさっきより少ないような気がするわね…」 久「あの係員二人にはクレームつけてやるわ!絶対よ!」 ― 一方 ― 和「ふわ~ぁ…よく、寝ましたね…」 和「他の皆はまだ寝てるみたいですね…」 和「あれ?優希も寝てる…結局探検には行かなかったんですね…」 和「…」フワア 和「もうひと眠りしましょうか…」 和「(そういえば…部長と須賀君は…遅いですね…)」 和「(まあ、大丈夫ですよね。今まであの人に任せてダメだったことはありませんし…)」 まこ「…や、やめるんじゃ…それは…わしのわかめじゃ…」グーガー 和「(染谷先輩…一体どんな夢を見てるんでしょうか…)」 和「(………)」 和「zzzz」 ―スライダー最上階― 三尋木「ん~これで私の仕事は終わったねい~感謝しなよー福与アナウンサー!小鍛冶プロー!」 三尋木「それにしても…」 三尋木「さっきのあの子可愛かったな~恋する乙女ってやっぱいいよねえ~」 三尋木「というか~あんまり一緒にいたくないって顔してるとか言ったけどー」 三尋木「それは私も同じなんだよねー」 三尋木「だってあの子なんかすっごい寂しそうだったもんねい~」 三尋木「あんなのといたらこっちも精神すり減っちゃうよ~」 三尋木「だからつい無理やりスライダーに落としちゃったけど~…」 三尋木「まあ、ぶつかることはないよはずだよねえ、十分な間隔はあったし~知らんけど」 三尋木「…ってあれ?なんか…スライダーの水…止まってね?」 三尋木「……」 三尋木「いや、知らんし。」 三尋木「ん~一応直してみるかー」 三尋木「ここをこうやって…ん~?これをひねったらいいのかいー?」 バキッ 三尋木「……」 三尋木「分っかんねー!すべてが分っかんねー!」 三尋木「わ、私は知らんし。」 三尋木「ん~さっさと退散するよータイムカードは事前に盗んどいた小鍛冶プロのを入れて~」 三尋木「これであの時間に係員やってたのは小鍛冶プロだよねい~」 三尋木「よし、じゃあ帰りますか~」 ―スライダー進行中 久― 久「ちょっと…なんだか水が凄い減ってきてる気がするんだけど…」 久「どういうことなの!?まさか三尋木プロの仕業とか?」 久「(んーまあいくらあの人でもそれはないか…常識はずれな人だけどさすがに犯罪まがいのことはしないはず…)」 久「(まあ高校生カップルにキスを強要したりスライダーに人を突き落としたり、犯罪スレスレな気がするけど…)」 久「(まあ、ということは…やっぱりこのプール故障が本当に多いのね…)」 久「(一回ニュースで取り上げられたんなら直しなさいよ!何考えてんの?このプールの経営者は?!)」 ―スライダー進行中 京太郎― 京太郎「おい…なんだかさっきより水が減ってないか…」 京太郎「おい…まさかニュースでもやってたけど…スライダーの水が止まったとか?」 京太郎「…さっきも流れるプールの流れが止まったしな…十分ありうるぞおい…」 京太郎「このままじゃ平らな所にいったら止まっちまうぞ…」 ― 一方 ― 優希「んーーん、よく寝たじぇ…」 優希「んー…」 優希「皆まだぐっすり寝てるじぇ…」 優希「私が言うのもなんだけど、よくこんな場所で寝れるじぇ…」 優希「そう言えば京太郎と部長がいないじぇ…」 優希「スライダーはもうとっくに終わってるはずだし…二人で遊びに行ったのかもしれないじぇ…」 優希「ふわー…」 優希「なんかまた眠たくなってきたじぇ…」 和「んー…そんな約束できません…」スースー 優希「のどちゃん、寝言かい?」 優希「どんな夢見てるんだじぇ…」 優希「……寝るじぇ」 優希「…zz…zzz」 ―スライダー停止中 久― 久「ちょっと…完全に水止まったわよ…」 久「いまは下りだから、なんとか進んでるけど…さすがにスピードは落ちるわね」 久「っていうか…須賀君もどこかで止まってたりするのかしら?」 久「…何考えてるの?須賀君が別にどこで止まってようが関係ないでしょ?」 久「ただ…私は部長として心配なだけで…」 久「…」 ―スライダー停止中 京太郎― 京太郎「おい…完全に平らなとこにきちまったぞ…」 京太郎「水も止まったし…やっぱりこのプール管理がずさんなんだな…」 京太郎「でも、俺がまだ下に着いてないから、まだ部長は外にいるはず…」 京太郎「だから部長がきっとなんとかしてくれるよな。それまで自分で進まないと…」 京太郎「全然進まねえ…ていうかこれ停止してるよな…?」 京太郎「マジかよ…一体いつになったら復旧するんだ?」 ― 一方 ― 咲「うーん…よく寝たなあ…」 咲「まだ少し眠いや…」フワー 咲「しばらくプールに入ってなかったから、すっかり体が乾いちゃったよ…」 咲「ん…そういえば京ちゃんと部長はどこに行ったんだろ?」 咲「あ…思いだした…あのスライダーで私怖くなって…」ブルブル 咲「まだあの二人スライダーにいるのかな…?」 優希「むーやめてくれ…タコスをいじめるのはやめてほしいじぇ…」スピースピー 咲「優希ちゃん…寝言かな?タコスって…食べ物だよね?夢の中では人になってるのかな?」 咲「どんな夢なんだろ…」 咲「まあ、いっか…」 咲「もう少し寝よう…」 咲「………」 咲「……」スースー ―スライダー停止中 久― 久「…」 久「とにかく今はさっさとここを出ることね」 久「三尋木プロがきちんと対処してくれるとは思えないし…」 久「……」 久「よし、かなりの下りになったわ。滑り台の要領で一気に進めるわ!」 久「せーの」ズルッ 久「…!って須賀君?!」 久「ちょ、ちょ、ちょ、と、止まってー!」ジタバタ ―スライダー停止中 京太郎― 京太郎「とりあえず……のんびり進むか……」 京太郎「ん?」 「と、止まってー!!」 京太郎「え?部長の声?どうしてだ?」 京太郎「って!え?!部長?」 京太郎「(ちょ、部長がものすごい勢いでこっちに来る…ってそんなこと考えてる間に…!)」 京太郎、久「「(ぶつかる…!!!!)」」 ガンッ! ― 一方 ― まこ「んん~!よく寝たのう…しっかし、皆よく眠っとるのお…」 まこ「(まあ…午前中たっぷり遊んだけんの…それに昨日は買い物にもいったらしいからの…)」 まこ「(疲れても仕方ないかのう…)」 まこ「そういえば部長はどこにおるんじゃ?京太郎とまだスライダーいっとるんか?」 まこ「…まさか本当にトラブルに巻き込まれとったりしての…」ハハ まこ「(まあ、さすがにないじゃろ…)」 咲「んーお姉ちゃん、私のプリン食べないでよ~…ううっ…」スースー まこ「寝言か…?」 まこ「(そういえば咲は姉に会いに行くために全国目指しとるって言っとったの…)」 まこ「(…わしにとっては麻雀は生きていく上での手段じゃったが…)」 まこ「(こうして麻雀でお互い分かりあおうとする人もいるんじゃの…)」 まこ「(…頑張ってな、咲。わしも精一杯フォローする)」 まこ「それにしても…咲はどんな夢見とるんじゃ…インターハイチャンピオンのイメージが崩れるのお…」 ―スライダー内― 久「(…あれから下りを思い切り進んだ私は平らなところで停滞してた須賀君に直撃した)」 久「(どうやら、私の足が須賀君の脳天にクリーンヒットしたみたいで…)」 久「(須賀君を気絶させてしまった…いくら揺らしても起きないわ…ごめんなさい須賀君)」 久「(しかも…ぶつかったときの衝撃で腰に巻いてたパレオが…向こうに飛んで行ってしまったわ…)」 久「…」 久「い、今のこの状況を整理しましょう」 久「あ、ありのままに起こったことを…い、いま…」 久「なんて言ってる場合じゃないわ…」 久「…」 久「(わ、私の、パレオに、須賀君が思いっきり顔をうずめてる…)」 久「(足をこんなに開くなんて…恥ずかしすぎるわ…うう)」カアッ 久「(し、しかも…パレオはさっき流されちゃったから…)」 久「(ちょ、直接…って水着はあるけど…でも恥ずかしい…)」 久「(しかももともと狭いスライダーなのに思いっきりぶつかったから…ほとんど身動きがとれないわ…)」 久「(どうしよう…!)」 ― 一方 ― 三尋木「今頃あの部長さんはうまくやってるかねい~」 三尋木「そういやあのスライダー直ったかなー?」 三尋木「ま、知らんけど」 三尋木「(そう言えば看板外すのも係員の交代をお願いするのも忘れてたねえー)」 三尋木「……」 三尋木「うーん、暇だから小鍛冶プロまたいじって遊ぶかな~♪」 ピポパ 三尋木「……」 三尋木「あ、小鍛冶プロ~?今暇かい?」 すこやん「ええ…福与プロに頼まれたお仕事も終わったので今は家でのんびりしてるけど……」 三尋木「りょーかーい!んじゃ今から家に行くから待っててねい~♪」 すこやん「え?!ちょ、ちょっと三尋木プロ!?」 ツーッツーッツーッ すこやん「もう…こーこちゃんも三尋木プロも皆勝手だよね…」 すこやん「ってあの人なんで私の家知ってるの!?」 ―スライダー内― 久「(…須賀君起きないわね…起きなくていいんだけど…)」 久「(っていうか早くこの姿勢をなんとかしたいわ…だってこの姿勢…)」 久「(いやいや!言わないけどね!でも須賀君の息の熱が…下半身に…集まって…)」 久「(うう…お願いだから須賀君起きないでよ…!)」 久「……」 久「はあ…」 久「それにしても本当にまこの言う通りになちゃったわね…」 久「いつも通り冷静に対処する…か…」 久「こんな状況でできるわけないじゃない…ていうか動けないし…」ハア 久「それにしても暑くなってきたわね…ってっ??!!!」 久「(須賀君が寝がえり打とうとして…顔動かしてる…)」 久「(やだ…動かないで…お願い…)」 久「(そんなに動いたら…)」 久「ちょ…(う、動きすぎよ……なんなの!?なんなの!?これじゃまるで私須賀君に…)」 久「(…されてるみたいじゃない…)」 久「~~~~!!!」カアッ 久「(なし!今のはなしよ!あり得ない!そんなオカルトありえません!)」 京太郎「ん…」 久「(やばっ…須賀君まさか…起きた…?)」 京太郎「ぶ…ちょう…」 久「な、なにかしら?」 京太郎「俺たちが…いっしょに…います…よ…」 久「…寝言?」 久「(っていうか気絶してる時も寝言って起こりうるの?寝言って名称もおかしいかしら…)」 久「(っていうか…ほとんど私のせいで気絶させられたようなものなのに…)」 久「(私のこと…気遣ってくれてる…?なんて…)」 久「須賀君…」ドキッ 久「(えっ…?何ドキッって…)」 久「(…きっと何かの思い違い…怒気、そうねきっと怒気のことだわ)」 久「(こんな狭い場所に、こ、こんな体勢で閉じ込められたら、そりゃ怒りたくもなるわよ!)」 久「(……)」 久「(須賀君…髪の毛サラサラ…)」 久「(肌も…綺麗よね…筋肉もちょうどいい具合についてるし…)」 久「(さっきは緊張してて気がつかなかったけど…なんだか甘いかおりがするわ…何かつけてるのかしら…)」 久「(言うまでもないんだけど…須賀君ってカッコいいわね…)」 久「(いっつも皆からの扱いはひどいから…って私がそれをいっちゃだめよね)」 久「(そのせいであんまり考えてなかったけど…)」 久「(綺麗な顔してるわ…)」 久「(こんなに須賀君が気になるなんて…馬鹿みたい!って誰よ、今の)」 久「」ドキドキ 久「(なんか急に胸が苦しくなってきたわ…この狭い空間で暑いのもあるんでしょうけど…)」 久「(!また、須賀君が動いて…)」 久「(うう…あ、当たってるわ…//)」 久「(す、須賀君の顔が私の…私の…わ、…)」 久「(ううっ…//)」 久「(言えないわ!女の子の口からそんな…)」 久「(さっき何ってナニに決まってるじゃないとか言おうとしてたって?知らないわよ!そんなの!)」 久「(や…んっ…ちょ、動きすぎ…)」 久「(す、すがく…)」 京太郎「ん…」 久「(…起きちゃった?)」 京太郎「ぶちょう…」 久「っ」 久「(……むり…)」 久「(…もう…むり…)」 久「(体が暑くなって…頭がぽーっとして…下半身に凄い熱が集まって…)」 久「(須賀君がそこを刺激して…)」 久「(きっと…今私の下の水着、凄いことになってるわ…は、恥ずかしくて言えないけど…)」カアッ 久「(仕方ない、わよね?)」 久「(こんな状況想定外なのよ…)」 久「(ごめん須賀君、少し…だけ…)」 ギュッ ― 一方 ― ピンポーン! すこやん「はーい!今開けるからちょっと」 ガチャ 三尋木「おう~小鍛冶プロー来たよ~」 すこやん「え?!なんで今開いたの!?鍵しまってたよね?!」 三尋木「もう~また小鍛冶・アラフォー・プロは細かいんだから~」 すこやん「いやいや限度があるよね?!っていうか何その変なミドルネームは!?」 三尋木「いや~小鍛冶プロにも二つ名がほしいと思ってねい~今いろんなところでこの名前広めてるんだよ~?」 すこやん「金輪際やめて!それにアラサーだよ!!って何度言わせるの??」ハアハア 三尋木「もう~そんなに怒ったら疲れちゃうぜ~すこやん~?」 三尋木「分かったよーこれからは小鍛冶・アラサー・プロで広めとくからさあ~」 すこやん「それもなんかやだ!ていうかその名前にするメリットはあるの?!」 三尋木「ふ~やっと落ち着いたかい~小鍛冶プロ~?」 すこやん「まったく…ホントに誰のせいだと思ってるか分かってるの…」ブツブツ すこやん「みんなして私をいじめるんだから…」ブツブツ 三尋木「いや~ごめんごめん。機嫌なおしてよ~すこやん~」 すこやん「…すこやんでも小鍛冶プロでもいいけど、呼び方統一してくれないかな?」 すこやん「なんか変な違和感があるから…」 三尋木「ん~じゃあすこやんで~これでいいかい?」 すこやん「まあ、いいよ…」 すこやん「あ、遅くなりましたけど、バイトお疲れさまです。わざわざ代わっていただいて、ありがとうございいました」 三尋木「お~い?私とすこやんの仲だろ~?気にすんなって!バイト代は全部もらっとくからさ!」 すこやん「なんですか、私たちの仲って…ってがめつい!?お金もちなのになんでそんなにがめついの?! ―スライダー内― 久「(とりあえず…須賀君の首に手をまわして抱きついてしまったわ……)」 久「(そんなつもりはなかったのよ…)」 久「(…でも温かい…)」 久「(実際はすごく暑いわ、この狭い空間で水が止まっちゃったから…)」 久「(でも須賀君に抱きついてると…なんか…ポカポカする…)」 久「(……)」 久「(今気がついたんだけど…)」 久「(須賀君に抱きつくためには体勢からして首に抱きつくしかなかったんだけど…)」 久「(これって…須賀君の顔を自分で押しつけてることになるわよね…)」カアッ 久「(わ、私ただの変態じゃない!)」 久「(い、いやでも須賀君が寝がえりを打たないように自制できるから、さっきより安定するわよね…)」 久「(…)」 久「(あんまり考えたくなかったんだけど…)」 久「(水着がべとべとして気持悪いわ…)」 久「(でもそれ以上に…)」 久「(刺激が足りないって思ってるなんて…)」 久「(私、ついに痴女になり下がったのかしら…うう…)」 久「(私彼氏なんていたことなし、自分でしたこともないけど、知識ではさすがに知ってるわ…)」 久「(…体が疼いて…)」 久「(須賀君のことを考えるだけで胸がドキドキして…)」 久「(その度に須賀君の顔を自分に押しつけたくなる…)」 久「(う…//ホントにどうしちゃったの私…)」カアーッ 久「(……)」 久「(……一回だけ)」 ― 小鍛冶家 ― 三尋木「いや~でもカップルのちゅーはあつかったねえい~」 すこやん「そ、そうですね…//多少強引でしたが、いいものが見れたかな」 三尋木「でしょ~私はもっと褒められてもいいと思うぜ~?」ニヤニヤ すこやん「三尋木プロってホントこーこちゃんかって思う時あるよ…」 三尋木「ん~?それってどういう意味だい~?」ニヤニヤ すこやん「まさにそういうとこだよ…」ハア 三尋木「あはは~ね~それよりさー聞いてくれよーすこやんー」 すこやん「どうしたんですか?」 三尋木「実はさ~あのあと、すこやんとバイト代わったあとなんだけど~」 すこやん「そのあとどうしたんですか?」 三尋木「いや~なんかスライダーの水が止まっちゃってさあー」 すこやん「ああ…そういえばあのプール頻繁にトラブルが起こるって有名らしいですね…」 三尋木「へ~まあ知らんけど。それで大変だったんだよ~」 すこやん「それで、どう対処したんですか?」 三尋木「へ?」 すこやん「だから、壊れたんでしょ?どう対処したの?」 三尋木「ん~とりあえず水を流すためにそこらへんのポンプ適当にいじったよ~」 すこやん「適当って…それで直ったの?」 三尋木「実はそこなんだよねいーなんか知らんけど、ポンプが壊れちゃってね~」 すこやん「…え?(何か嫌な予感が…)」 すこやん「えっと…じゃあ責任者の人とか呼んで直してもらったとか…ですか?」 三尋木「んー」 すこやん「え?」 三尋木「いや、知らんけど」 すこやん「はい?」 三尋木「んーまだ分かんねー」 すこやん「ちょっと…真面目に…」 三尋木「いや、知らんし。」 すこやん「いい加減に…」 三尋木「分っかんねー!すべてが分っかんねー!」 すこやん「…三尋木プロ?」ゴゴゴゴゴゴ 三尋木「あはは~ごめんごめん。まあ最後の二人だったから、たぶん大丈夫だってー」 すこやん「…ならいいですけど…でもたぶんそれあとでばれて三尋木プロのお給料カットですよ?」 三尋木「んーたぶんそれは大丈夫だぜい~」 すこやん「?どうしてですか?」 三尋木「だってすこやんのタイムカードで帰ったし~?」 すこやん「え?」 すこやん「聞き間違いだと思うのでもう一回聞きますけど…」 すこやん「…タイムカードがなんですか?」 三尋木「だから~すこやんのタイムカード借りたんだよ~」 すこやん「」 すこやん「」 三尋木「?」 三尋木「おーい?」 三尋木「小鍛冶プロー?」 三尋木「…」 三尋木「アラフォープロ」ボソッ すこやん「アラサーだよ!って」 すこやん「何してくれてるの??!!」 すこやん「は、早く連絡しないと…」 三尋木「おいおい~そんなにお給料がほしいのかい~」 すこやん「」イラッ 三尋木「じょ、冗談だってばーあはは…」 すこやん「はい、もしもし…先ほど福与さんの代理でバイトに入った小鍛冶ですが…はい」 すこやん「実は…はい…はい。本当に申し訳ありませんでした!」 すこやん「…ふう」 すこやん「さて…これでたぶん大丈夫だね…水も流れるようになるはずだよね…」 三尋木「お、おー!さすが小鍛冶プロ~!手際いいねえ~あ、あはは…」 すこやん「…三尋木プロ?これから暇ですか?ちょっと一局打ちませんか?」ゴゴゴゴ 三尋木「おや~私だっていつまでも負けてないよお~?」 三尋木「いいぜーやってやろうじゃないかー」ゴゴゴゴ ―スライダー内― 久「(…一回だけ…)」 久「(一回だけ…)」 久「(いっか…って何言ってるの私!)」 久「(何!?この暑さでついに頭がやられたの?!)」 久「もう!しっかりしなさいよ!私!」グッ 久「…てあれ?」 ザーーーーー 久「あ…水が…」 久「…あ、あら?」 ―帰り 長野駅― 優希「今日は楽しかったじぇー!」 京太郎「おう!途中からの記憶がまったくないんだが…でもすげえ楽しかった!」 和「そうですね、とても楽しかったです。途中からほとんど寝てたきもしますけど…」 和「(須賀君とも仲良くなれましたし…いい一日でした)」 咲「そうだね…スライダーは怖かったけど、楽しかったよ!」 咲「(それに京ちゃんに水着褒めてもらえただけで…私には十分だよ…//)」 久「(何かしらこの脱力感…熱していた鉄が一気に冷えたみたいな…)」 久「(もう一回って何よ!…ああ恥ずかしい…)」 まこ「部長?どうしたんじゃ?」 久「ん、い、いや、なんでもないわよ」 久「(まあ、それでも…今日は楽しかったわね…頼りになる人も見つけたしね)」 久「(…また、須賀君に頼っても…いいわよね)」 久「須賀君、今日は皆のために企画を立ててくれてありがとうね!」 咲「本当にありがとうね、京ちゃん。これからもよろしくね」 和「須賀君、今日はありがとうございました。須賀君の想いに報いるために、頑張りますね」 優希「京太郎ー!今日は楽しかったじょー!一応礼を言っておくじぇありがとうなー! まこ「今日一日でだいぶリラックスできたのう。京太郎、ありがとうな」 京太郎「…みんなが喜んでくれて、俺嬉しいです!」 京太郎「全国に行ってもまた皆の役に立てるように頑張ります!」 京太郎「皆で全国優勝目指して頑張りましょう!」 久「ふふ…じゃあさっそく景気づけに今からご飯食べに行きましょうか」 久「もちろん、須賀君のおごりでね」ニコッ 京太郎「そ、そんな~勘弁してくださいよ~部長…」 ―完―